シード・アーリー期の世界に羽ばたく日本の技術系スタートアップを発掘「J-TECH STARTUP 2021」認定企業6社が決定

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認定式及びトークカンファレンス「第6回J-TECH STARTUP SUMMIT」 を2022年2月22日(火)に開催

国内最大級の技術系スタートアップの支援組織『TEP』(正式名称:一般社団法人TX アントレプレナーパートナーズ、代表理事:國土 晋吾)は、日本を代表するシード・アーリー期の技術系スタートアップを表彰する、「J-TECH STARTUP 2021」(ジェイテック スタートアップ2021)の認定企業6社が決まったことをお知らせします。

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「J-TECH STARTUP 2021」認定企業は、ベンチャーキャピタル(以下、VC)等からの出資前の企業を対象とした「シード枠」で3社、VC等から出資を受け、資本金3億円以下の「アーリー枠」から3社を選出しました。選出にあたっては、一般公募および支援組織等からの推薦を含めご応募いただいた企業の中から、書類審査、オンライン面談の審査を経て、「事業の革新性」「経済的な発展」「社会的影響力」「事業の実行力」の面から審査を行いました。

2022年2月22日(火)には「第6回J-TECH STARTUP SUMMIT」イベントを開催し、認定企業には公開プレゼンをしていただき、認定証を授与いたします。さらに本年は、昨年より共催として参画している一般社団法人日本能率協会(以下、日本能率協会)との共同企画として、大手企業とスタートアップの協業によるイノベーションをテーマとしたパネルディスカッションや、その他特別企画も予定しています。パネルディスカッションでは、技術系スタートアップ特有の課題や醍醐味、大手企業との協業への道のりなど、スタートアップと大手企業双方の観点から語っていただきます。

さらに日本能率協会が企画運営するイノベーション創出のための情報サイト「JMA GARAGE」(https://jma-garage.com/co-creation/tep/)にて、歴年のJ-TECH STARTUP認定企業の紹介に並び、本年の認定企業についても記事化が決定しており、J-TECH STARTUP認定企業と日本能率協会の会員企業との事業共創に繋げていく予定です。

イベントでは、これまで12年に渡りシード・アーリー期の技術系スタートアップ支援に取り組んできたTEPが選出した、日本を代表する技術系スタートアップのプレゼンをまとめて聞いて頂ける貴重な機会となりますので、技術系スタートアップの方や、起業を志す研究者の方はもちろん、有望な投資先・提携先を探したい大手企業や投資機関の方にもおすすめです。お時間がある方はぜひご参加ください。
チケットの申し込みはこちら:https://j-tech20220222.peatix.com/
 

  • J-TECH STARTUP 2021認定企業 

【シード枠】ベンチャーキャピタル等からの出資前の企業を対象。起業予定者を含む
株式会社AiCAN

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「すべての子どもたちが安全な世界に変える」SDGs16.2に掲げられる児童虐待。児童虐待対応は「不完全不確実な情報しかない中で、迅速・適切に判断することが求められる」難易度の高い仕事です。AiCANは、児童福祉のドメイン知識とデータ解析スキルを持つプロ集団です。現場の課題設定の伴走、業務記録作成アプリの提供、アプリから蓄積したデータのAI解析とユーザーへのフィードバックによる意思決定支援を通じて、ワンストップで業務改善をサポートします。人とデジタルの力を融合することを通じて、子どもの安全に貢献します。
https://www.aican-inc.com/

株式会社MinD in a Device

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意識に関する長年の研究成果に基づき、中長期的に人間の意識をデバイス(機械・コンピュータ)に移植することを目指す大学発スタートアップ企業です。実現に向けた第一歩目として、意識の源であると考える「生成モデル」を進化・深化させ、ヒトの認識機構を模す次世代AI「MinDエンジン」によってAIの真の力を超短期で解放するとともに、多くの産業に眠る知識・知恵の結晶化を目指します。
http://mindinadevice.com/

株式会社Soilook

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人の目には見えない成分情報の世界を見るカメラシステムの開発を行っています。2020年7月には製品の第一号機となる漏洩ガス検知カメラ(LIR-SGI_001)を作製し、成分情報を2次元で可視化する漏洩ガスの多成分同時判定システムSpectroGI(Spectroscopic Gas Imaging)による計測サービスをしながら研究開発と事業化を進めています。SpectroGIの技術と各企業の専門技術を掛け合わせた新たな装置・サービスの創出を目指した共同研究開発にも積極的に取り組んでいます。
https://soilook.com/

【アーリー枠】VC等から出資を受け、資本金3億円以下の企業が対象
株式会社アルガルバイオ

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東京大学での20年以上にわたる藻類研究資産をベースとして2018年3月に設立。企業との共同開発および自社開発の両輪で事業を成長させるビジネスモデルを推進。幅広い用途において藻類で社会貢献ができるよう、多種多様な藻類ライブラリーを保持。更に最適なスクリーニング・育種技術、そして培養技術を技術基盤とし、あらゆる顧客・市場のニーズ・シーズに対するソリューションを提供する「藻類のプラットフォーム」の構築を目指しています。
https://algalbio.co.jp/

株式会社エマルションフローテクノロジーズ

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原子力研究から生まれた革新的な溶媒抽出技術「エマルションフロー」を活用した日本原子力研究開発機構発のスタートアップ企業です。エマルションフローは、低コスト、高効率、かつ高純度にレアメタルを分離抽出できる技術であり、それを用いたレアメタルリサイクルの水平リサイクルの実現により、脱炭素社会の実現に不可欠なレアメタル資源の将来にわたる安定供給を目指しています。
https://emulsion-flow.tech

株式会社マテリアルイノベーションつくば

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株式会社マテリアルイノベーションつくばは、物質・材料研究機構の研究成果を社会に還元することを目指して2017年に創業した物質・材料研究機構認定ベンチャーです。
独自のグラフェン複合材料の製造・販売、グラフェン複合材料を電極として用いたグラフェンスーパーキャパシタの製造・販売を目指して研究開発を進めています。小型で高エネルギー密度のグラフェンスーパーキャパシタで、蓄電デバイスを刷新します。
https://www.mitsukuba.com/
 

  • 「第6回J-TECH STARTUP SUMMIT」について

技術をビジネスのコアコンピタンスとした事業でグローバルな成長が期待されるスタートアップを「J-TECH STARTUP 2021」として認定し、認定書授与とともに認定企業のプレゼンや大手企業とのトークセッションが行われる「第6回J-TECH STARTUP SUMMIT」を2022年2月22日(火)に開催いたします。

■「第6回J-TECH STARTUP SUMMIT」開催概要
・開催日 2022年2月22日(火)14:00~17:30(予定)
・URL  https://j-tech20220222.peatix.com/
・形式  オンライン開催、または、オンライン/会場のハイブリッド開催(※日程が近くなり次第告知予定)
・主催  一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ、
・共催  一般社団法人日本能率協会
・後援  関係省庁・国立研究機関等を予定

■プログラム
14:00 開会挨拶
14:10 J-TECH STARTUP 2021認定企業プレゼン(シード枠)
    株式会社AiCAN
    株式会社MinD in a Device
    株式会社Soilook
14:40 J-TECH STARTUP 2021認定企業プレゼン(アーリー枠)
    株式会社アルガルバイオ
    株式会社エマルションフローテクノロジーズ
    株式会社マテリアルイノベーションつくば
15:10 オープン・イノベーション事例紹介
15:35 パネルディスカッション
17:00 認定書授与式

■パネルディスカッション 登壇者一部
近田 高志氏 一般社団法人日本能率協会 KAIKA研究所 所長

一橋大学商学部卒業。北海道拓殖銀行を経て、1999年に日本能率協会(JMA)入職。
次世代経営者やリーダー育成プログラムの企画・開発を担当したほか、企業経営や人材育成、組織開発に関する調査・研究プロジェクト従事。2014年7月から2年間、経済産業省産業人材政策室に出向。2018年4月から現職。

國土 晋吾 一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ 代表理事
インテルジャパンに入社し、半導体開発やテスト、ASSP の製品企画、マルチメディア事業の推進などに従事。1997年にNuCORE Technology社を米国シリコンバレーで共同創業し、同社副社長兼日本法人代表に就任。同社をMediaTek社に買収後、メディアテックジャパン執行役員。新規事業開発に従事して中長期戦略・事業計画を策定。2012年よりNS マテリアルズ取締役を務める。2009年にTEP(一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ)に参画。2014年にTEP 代表理事に就任。
 

 

  • 「J-TECH STARTUP」創設の趣旨

インターネットを使ったSNSやECサイト、ゲームなど様々なサービスが、我々に多くの利便性や新たな価値を生み出しています。それらを実現するアプリケーションは、比較的短期間で製品開発が可能で、日本でも成功例や支援方法が確立されつつあります。一方、それらを支え基幹技術である高速通信やAIエンジン、CPU/GPU 技術などに代表されるDeep Tech(コア技術)は、裏方的で理解が難しく、製品化までに時間と人的リソースが多くかかります。そのため、事業化リスクが高く投資等のサポート体制は十分とは言えません。

しかし、基幹技術である Deep Techなくしてアプリケーションは成り立ちません。

アプリケーションと Deep Techは車の両輪であり、相互の発展によって真の価値や利便性を社会にもたらす事が出来ます。このようなことから、シリコンバレーでは、サービス系技術を提供する会社への集中的な投資から、AI、IoT、バイオ、宇宙、エネルギーなどのDeep Tech への投資が積極的に行われています。

「J-TECH STARTUP SUMMIT」は、Deep Tech スタートアップを「J-TECH STARTUP」として認定、紹介を行なうことで、Deep Techスタートアップに焦点を当て、重要性を注目し、スタートアップのサポート体制を確立するために必要なことを議論していきます。そして本イベントを通じて、スタートアップと大企業や支援組織とのネットワーキングを行い、技術系スタートアップ成長のためのエコシステム構築を目指します。

■主催
一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)(https://www.tepweb.jp/
TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)は、日本のトップレベルの技術をビジネス化し普及させることを目的とする技術系スタートアップ企業の支援組織です。コア技術を持ち、そのビジネス化を目指すリアルテック・スタートアップ企業を中心に、起業・経営経験が豊富なエンジェル投資家、専門的アドバイスが可能なメンター、スタートアップ起業との連携を望む大手企業らを会員として組成しています。現在は、大学や研究機関、地域行政、そして海外の同様のスタートアップコミュニティにもネットワークを広げており、世界でも有数の技術系スタートアップ企業のエコシステムとなっています。

■共催
一般社団法人日本能率協会(https://www.jma.or.jp/

日本能率協会は「経営革新の推進機関」として1942年に設立しました。産業界の健全な発展を先導すべく、現在から将来にわたる経営課題や社会課題について、産業界と共に考え、革新の方向を探っています。現在、「人材育成・組織開発」「ものづくり支援」「産業振興」「ISO審査・第三者認証」の4事業によって、あらゆる経営課題解決を支援しています。重点活動としては「KAIKA」「アジア共・進化」の2テーマを掲げ、新たな領域に挑戦しています。長年取り組んできたマネジメントに関する調査・研究と約1,350社・団体からなる会員ネットワークをベースに、常に高品質で実践的なサービス提供を行っています。

 

 

 

 

 

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