2021年11月27日(土) 10時00分〜15時00分 【場所:かごしま環境未来館】
鹿児島市の豊かな環境を未来へひきつぐための環境学習施設「かごしま環境未来館」で、SDGs課題14「海の豊かさを守ろう」をテーマに、プログラミングによる社会課題解決の可能性について学びました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
- イベント概要
・開催概要:「プログラミングで海のSDGs!」イベント(SDGs × プログラミングワークショップ)
・日程:2021年11月27日(土)10時00分〜15時00分
・開催場所:かごしま環境未来館(〒890-0041 ⿅児島市城⻄⼆丁⽬1-5)
・参加人数:38名
・共催:一般社団法人 イエロー ピン プロジェクト、かごしま環境未来館
・後援:環境省、総務省、鹿児島市教育委員会
・協力:リトルスタジオインク株式会社
- プログラミングを通じて学ぶ海のSDGs!
「SDGs × プログラミングワークショップ」はプログラミングを通して“海を守ることの大切さ”を再認識しながらSDGsについて、自ら考え、学び、行動するきっかけになればという思いで構成したワークショップです。
2種類ともにMakeCodeというブロックプログラミング環境を使って、micro:bitを動かします。
①海洋プラスチックごみ調査
自分でプログラムした海洋プラスチックごみの調査船をmicro:bitで動かします。
プログラミングだけでなく、どうしてこのような調査が必要なのか、調査結果から何がわかるのかについても考えます。鹿児島市におけるごみ削減の取組や、地域のごみ分別・リサイクル活動についても紹介しました。また、会場となったかごしま環境未来館では海洋プラスチックごみが海の生き物たちに与えている影響の展示などがあり、参加者はより深く学習することができました。
②プログラミングでサステナブル漁業体験
自分でプログラムした、「サステナブル漁船」をmicro:bitで動かします。
いつまでも漁業を続けることができ、みんながいつまでも魚を食べられるために、どんな漁業が考えられるのか、今、できることは何かを一緒に考えます。鹿児島ではプログラミング(ICT)を活かしたサステナブルな漁業(養殖業)が実践されていて、参加者のみなさんにとっても驚きのようでした。
海の恵みの未来を一緒に考えながら、楽しくプログラミング体験ができました!
- かごしま環境未来館で初の試みだった「プログラミングSDGs講座」
2時間のワークショップ、「プログラミング」と「海のSDGs」どちらにも興味を持って最後までしっかり参加してくれました。プログラミングの要素を取り入れたワークショップは、かごしま環境未来館でも初の試みで、子ども達と保護者の方にとっても、新鮮さのある体験になりました。
初めてプログラミングを経験した参加者も多く「もっとプログラミングをやりたい」「夏休みの自由研究でmicro:bitを使いたい」といった積極的な感想をたくさんいただきました。
海のSDGsについては、「海が汚くなっていると聞いて、自分にできることはやろうと思った」「海にごみは捨てない、リサイクルする」「海の豊かさを守る活動に協力しようと思った」など、海の状況と世界の海を守る活動を聞いたことによって自分にできることから行動しよう!という気持ちが入った感想をいただきました。今日学んだことを自分事としてとらえ、海が抱える課題を考える良い機会になりました。
団体概要
<法人概要>
法人名称:一般社団法人 イエロー ピン プロジェクト
本社所在地:東京都渋谷区猿楽町29-10ヒルサイドテラスC-21
電話番号:03-5784-4651
代表理事:柴本 猛 日本ビクター(株)元理事・元CTO(最高技術責任者)
理事:
奈良橋陽子 作詞家・演出家・映画監督・キャスティングディレクター
木村文彦 東京大学名誉教授
古川タク 日本アニメーション協会会長、アニメーション作家・イラストレーター
勝浦範子 國學院大學栃木短期大学特任教授
設立:2007年9月3日
URL:https://programming.or.jp/umip
活動コンセプト:
イエロー ピン プロジェクトは、
子供のことを、ほんとうに考えている、
本物のおとなたちのプロジェクトです。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/