券面デザインに起用したのは「unico」(福島県郡山市)に在籍する作家・土屋康一氏が描いた「無題(葉っぱ)」です。さらに、カード素材には、大日本印刷株式会社(代表取締役社長:北島 義斉、以下「大日本印刷」)が提供するリサイクルプラスチック材を採用しており、1枚あたり最大約8.3グラムのCO2削減につながります。このようなアート作品の起用を通じて障害のある作家の自立を後押しし、CO2削減にも貢献するカードは、国内メガバンクでの発行としてはみずほ銀行が初めてです。本取り組みを通じて、みずほ銀行とヘラルボニーは、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
土屋康一さんの作品「無題(葉っぱ)」を起用した「みずほビジネスデビット」の新カード券面
■当カードの実現に至った経緯と背景
本取り組みは、「異彩を、放て。」をミッションに、日本全国の主に知的障害のある作家とアートのライセンス契約を結び、福祉領域の拡張を見据えた多様な事業を展開するヘラルボニーの取り組みにみずほ銀行が共鳴し、実現したものです。
「みずほビジネスデビット」というビジネスパーソンが日々の経済活動で利用する媒体に、障害のある作家が描いたアートを起用することで、持続可能な社会の実現に向けた社会的な機運を一層高めていくことを目的としています。また、当カードの展開を通じて、障害の有無を問わず誰もが個性や才能を発揮し、それに対し正当な経済的対価が還元される社会の実現をめざします。
■みずほビジネスデビットについて
1.カード発行主体:みずほ銀行
2.名称:「みずほビジネスデビット」
3.年会費:無料
4.提携ブランド:Visa
みずほビジネスデビットは、みずほ銀行に普通預金口座をお持ちの法人・個人事業主・任意団体のお客さまがお申込みいただけるデビットカードです。様々なビジネスシーンで発生する経費の支払いを、みずほビジネスデビットで行うことで、役職員個人による経費の立替払いやその後の精算業務を削減・合理化することが可能です。
※サービスの詳細はホームページにてご確認ください
https://www.mizuhobank.co.jp/corporate/ebservice/payment/businessdebit/index.htm
■みずほビジネスデビットのカードデザインについて
SDGs券面 オリジナル券面
みずほビジネスデビットのカードデザインは、今回リリースしたSDGs券面と、みずほ銀行のブランドカラーであるコズミックブルー(青色)を基調としたオリジナル券面の2種類です。みずほビジネスデビット新規ご契約時、および既契約における追加カード発行時に、カード券面を選択していくただくことが可能です。
■起用作品・作家紹介
作品名:「無題(葉っぱ)」
板、アクリル絵の具、クレヨン / 650×910×10mm
作家:土屋 康一(Koichi Tsuchiya)
在籍:unico/はじまりの美術館(福島県郡山市)
1975年生まれ。栃木県出身。2004年、郡山市の地域生活サポートセンターへの通所をきっかけに絵を描くことをはじめる。代表的な作品は、「はっぱ」と題される串に団子が刺さったような形状の作品群と、「はな」と題される画面全体を複数色で塗り分ける作品群に大別される。双方とも鮮やかな色彩が共通しており、植物の優しいイメージと相まって、愛好者も多い。近年では新築家屋のふすまや、美容室や児童施設の壁面も作画し、好評を得ている。
■株式会社みずほ銀行概要
会 社 名:株式会社みずほ銀行/Mizuho Bank, Ltd.
所 在 地:東京都千代田区大手町1丁目5番5号(大手町タワー)
東京都千代田区丸の内1丁目3番3号(みずほ丸の内タワー)
設 立:2013年7月1日
代 表 者:取締役頭取 藤原 弘治
公式サイト:mizuhobank.co.jp
■株式会社ヘラルボニー概要
「異彩を、 放て。」をミッションに、福祉を起点に新たな文化を創ることを目指す福祉実験ユニット。日本全国の主に知的障害のある作家とアートライセンス契約を結び、2,000点以上のアートデータを軸に作品をプロダクト化するアートライフブランド「HERALBOY」、建設現場の仮囲いに作品を転用する「全日本仮囲いアートミュージアム」など、福祉領域の拡張を見据えた多様な事業を展開。社名「ヘラルボニー」は、知的障害がある両代表の兄・松田翔太が7歳の頃に⾃由帳に記した謎の言葉。「ヘラルボニー」には「一見意味がないと思われるものを世の中に新しい価値として創出したい」という意味を込めている。
会 社 名:株式会社ヘラルボニー / HERALBONY Co.,Ltd.
所 在 地:岩手県盛岡市開運橋通2-38
代 表 者:代表取締役社長 松田 崇弥、代表取締役副社長 松田 文登
公式サイト:https://www.heralbony.jp ・ https://www.heralbony.com
~「障害」という表記について~
「障害」という言葉については多様な価値観があり、それぞれの考えを否定する意図はないことを前提としたうえで、ヘラルボニーでは「障害」という表記で統一しています。「害」という漢字をあえて用いて表現する理由は、社会側に障害物があるという考え方に基づいているためです。
今般のニュースリリースでは、ヘラルボニーの考えに基づき、「障害」と表記させていただいております。