■食器が廃棄されることなく使い続けられる世の中を実現する
お客さまの手に触れる機会が最も多い取り皿にまでこだわることができている飲食店はどれくらいあるでしょうか。メインの食器にはこだわっても、枚数が多く必要でコストがかけにくい取り皿にまで手が回らない、という店舗も多いのではないでしょうか。
また、大量生産・大量消費・大量廃棄型の経済システムが限界を迎えるなか、資源を使い捨てることなく使い続ける「サーキュラ―エコノミー」(循環経済)の考え方が、世界で注目を集めています。
現状の食器業界では、上質な食器づくりに欠かせない土や石などの天然資源の枯渇が進んでいますが、レストランやホテルの現場ではお皿は消耗品として認識され、割れることを前提に強度よりも導入コストを優先した結果、廃棄量が増えてしまうケースがあります。私たち食器メーカーとしても、耐久性が高く割れにくいお皿を作れば作るほど、再び新しいお皿を買って頂けなくなるというジレンマがありました。
そこで、100年以上にわたり食器づくりに取り組んできたニッコーが、お客さまの悩みを解決しながら次の100年も持続可能な形で事業を続けていくために、新たに食器のサブスクリプションサービス「sarasub」をはじめました。
■飲食店の食器調達を支援する、食器のサブスクサービス「sarasub」
sarasubは、取り皿に特化した食器のサブスクリプションサービスです。
飲食店の皆さまにとっては、取り皿を購入するのではなく毎月定額でレンタルすることで、初期コストを抑えながらニッコーの上質な取り皿を使用できることがメリットです。お食事をされるお客さまの一番近くにある取り皿をグレードアップさせることで、お客さまの満足度向上にもつながります。また、これまで欠けや割れで廃棄せざるを得なかった食器をニッコーに返却することで、産業廃棄物にかかっていたコストも削減できます。
一方、ニッコーは、食器の所有権はニッコーが持ち続けることで、リニア型のシステムが抱えていたジレンマを解消し、ニッコーが従来から取り組んできた食器の耐久性向上に向けた取り組みをさらに加速させることができるようになります。契約満了後に食器は回収され、できる限りリユース(再利用)・リペア(修理)・リファービッシュ(再製造)を行い、使えなくなってしまったお皿もリサイクルすることで、食器の循環を目指します。
■サービス概要
軽さ・薄さ・丈夫さを兼ね備えた、主力の取り皿5種類からお好きな食器を毎月定額でご利用いただけます。
・契約期間:2年プラン、3年プラン~
・枚数:50枚~
・種類:エクスクイジット・ウユン・フラッシュ・インフィニティ・オリエンタル
どのシリーズも、お料理のジャンルを問わずお使いいただけます。
【sarasub】https://www.table-source.jp/nikko-circular-lab/sarasub/
詳細については、お問い合わせいただけましたら、担当者より商品をお見せしながらご説明いたします。
■導入の3つのメリット
1. ブランディング強化
契約終了後にお戻しいただいたお皿は、傷がない場合はリユースし、傷がある場合はリペアして再利用することで、取り皿の廃棄を削減します。食器のサステナビリティにまで取り組んでいることをお客さまにお伝えすることで、サステナブルなブランディングを強化し、更なるロイヤルティの向上が期待できます。
2. 初期費用・スペースを削減
サブスクリプションでのご利用により取り皿の購入にかかる初期費用を抑えることができます。また、スタッキング性にこだわったニッコーのお皿は、コンパクトに収納することが可能です。取り皿にかかるコストやスペースを削減し、メイン料理のお皿をグレードアップすることで、更なる顧客体験の向上に繋がります。
3. お客さまの満足度向上
取り皿は必要な枚数が多くコストをかけにくいため、こだわりきれないといった現状があります。一方で、取り皿はお客さまの手に触れる機会が多いため、取り皿を上質なお皿に変えることで、最大限に料理の魅力を引き立たせ、お客さまの満足度を大きく向上させることが期待できます。
■ニッコー株式会社について
ニッコー株式会社は、1908年に創業した陶磁器メーカーです。一流ホテル、一流レストラン、有名百貨店などで多数ご採用いただいております。最高の品質と品位を提供するため、原料加工から最終工程に至るまで、石川県の自社工場で一貫して製造を行なっています。大規模な製造量を誇る洋食器メーカーでは日本で唯一の存在です。現在、陶磁器の他、浄化槽や高級システムバスなどの住設環境機器や、機能性セラミック商品など幅広い商品を開発・製造しています。
【ニッコー株式会社 ウェブサイト】 https://www.nikko-company.co.jp
【sarasub】https://www.table-source.jp/nikko-circular-lab/sarasub/