●鉄道・運輸機構(JRTT)とユーグレナ社は、「包括連携に関する基本合意書」に基づき、2021年11月に次世代バイオディーゼル燃料の内航船での活用に関する技術調査を行い、その結果をとりまとめた。
●本技術調査により、船舶の燃料(軽油)の一部として「サステオ」を使用しても、特段の問題を生じなかったことが確認された。
●本技術調査により、船舶の燃料(軽油)の一部として「サステオ」を使用しても、特段の問題を生じなかったことが確認された。
JRTTとユーグレナ社は、昨年7月にユーグレナ社と締結した「包括連携に関する基本合意書」に基づき、同年11月に次世代バイオディーゼル燃料(以下「サステオ」という。)を用いた観光型高速クルーザー「SEA SPICA」による内航船での活用に関する技術調査を実施しました。その報告書を、本日、JRTTウェブページにて公開しましたのでお知らせします。
(報告書公開ページ) https://www.jrtt.go.jp/ship/technology/report.html
JRTTとユーグレナ社は、瀬戸内海汽船株式会社及び西日本旅客鉄道株式会社と連携の下、観光型高速クルーザー「SEA SPICA」の燃料(軽油)の一部としてユーグレナ社の製造・販売する次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を給油し、速力、燃費、エンジンの排気温度等に係るデータを試験航行において計測しました。
これらデータと「サステオ」を導入する前のデータを比較・検証したところ、特段の問題を生じなかったことが確認できました。
これに続き、JRTTとユーグレナ社は、昨年12月から、A重油を使用する船舶用ディーゼルエンジンでの「サステオ」の混焼試験等に係る技術調査にも着手しており、今後、報告書を公開予定です。
これからも引き続き、内航船舶におけるバイオ燃料の利用可能性の検討を進めて参ります。