西武グループにおける「造園・緑地事業専門会社」として全国に事業展開する西武造園株式会社は、設計・施工・維持管理・運営までワンストップなサービスを提供し、“人”と“みどり”のより豊かなまちづくりを目指しています。地域交流や活性化の場づくりへの寄与貢献のため、ノウハウを活かした環境教育プログラムやワークショップの企画・運営を、全国各地で実施しています。
2021年12月4日(土)埼玉県飯能市の「飯能・西武の森」にて、植樹と環境教育が体験できる無料イベント「森づくりの植樹&地球誕生46億年を歩こう」へ当社所属インストラクターを派遣し、プログラムの企画・運営協力を行いましたので当日の様子をご報告します。
主催:公益財団法人ほほえみの森財団(http://www.hohoeminomori.or.jp/)
協力:西武造園株式会社(https://www.seibu-la.co.jp/)
- 会場となる「ほほえみの丘」を目指して森を進む
西武グループの社有地を活用した森づくりの取り組みとして、「飯能・西武の森」では地域の方々とともに様々な森づくり活動を進めており、本イベントもその一環として開催されました。
快晴に恵まれた当日、参加者はスタート地点である飯能市観光案内所に集合。奥武蔵自然歩道をハイキングしながら、飯能・西武の森の中に設けられた憩いの場である「ほほえみの丘」へ向かいます。
集合場所から会場までは約15分ほどの道のりで、小学生の参加者も楽しめるコースとなっています。
- 西武造園所属のインストラクターが行う環境教育プログラム『46億年・地球の道』
「ほほえみの丘」では、作家・倉本聰氏が塾長を務める「富良野自然塾」にて研修・教育を受けた、西武造園所属のインストラクターが、普段は国営昭和記念公園で実施している「富良野自然塾東京校」の特別出張版を実施いたしました。
『46億年・地球の道』は、地球が誕生してから46億年の歴史を、460mの距離に置き換えて辿るプログラムです。今回のイベントでは、特別に「ほほえみの丘」にコースを設定し、インストラクターの解説と共に歴史を紐解きながらコースを歩きます。
真っ赤に溶けたマグマの地球から、どのように生き物が住める環境になっていったのか、インストラクターによる臨場感ある説明が続きます。途中には、地球に関するクイズも!皆さん手を挙げて楽しみながら参加いただきました。
- 未来の森づくりのために、ヤマザクラの植樹体験
環境教育プログラム『46億年・地球の道』で、地球の歴史や環境問題について学んだ後、未来の森づくりのための植樹体験をしていただきます。
「ほほえみの丘」は、奥武蔵自然歩道の四季折々の花を楽しむためにつくられた憩いの丘です。広場の周りには、飯能の固有種である「ハンノウツツジ」が植栽されているほか、外周部の斜面には、高木「コブシ」「イタヤカエデ」「イロハモミジ」と、低木「アセビ」「クロモジ」「ミツバツツジ」「ヤマツツジ」「ヤブデマリ」など、小鳥が喜ぶ樹木を植栽しています。
今回は、ほほえみの丘にも自生している「ヤマザクラ」を植樹しました。
今はまだ小さな苗木ですが、成長すると平均10〜25メートル程度の、とても大きな樹高へと育ちます。江戸時代後期にソメイヨシノが開発されて明治時代以降に主流になるまでは、花見の対象と言えば主にヤマザクラであり、古来日本人に最もなじみが深かったサクラです。そのため、和歌にも数多く詠まれています。開花と同時期に若葉も展開される点が特徴です。
西武造園スタッフのレクチャーを聞きながら、参加者の皆さんと共に1本1本丁寧にヤマザクラの苗木を植樹していきます。
立派に育つまでは数十年という年月がかかりますが、将来に「ほほえみの丘」を訪れてくださった方々が、春に淡いピンク色のヤマザクラの花をお楽しみいただけるよう、これからも森づくりの活動を通じて見守り続けます。
- 参加者の声
・インストラクターのお姉さんのジェスチャーが分かりやすかった。酸素をつくるのに菌が働いていたのを初めて知った。酸素がないと生きていけないので、木を大事にしたい。(小学生)
・小さな苗木でも、太陽に向かって南側に伸びていて生命力を感じました。成長後の姿を見に、また訪れたいです。(30代女性)
- イベント開催概要
「森づくりの植樹&地球誕生46億年を歩こう」in飯能・西武の森 ほほえみの丘
【開催日】2021年12月4日(土)
【実施時間】10:40~12:00
【会場】飯能・西武の森 ほほえみの丘(埼玉県飯能市飯能1130番地)
【参加費】無料
主催:公益財団法人ほほえみの森財団
協力:西武造園株式会社
- 「飯能・西武の森」とは
飯能駅より徒歩約20分の市街地に隣接する面積約130haの森です。
野球のバットの材料となる「アオダモ」の植樹や、定期的な間伐など、地域の方々とともに森づくりに取り組んでいます。また、環境教育やエコツアーの場としても活用されており、約77haは公益財団法人都市緑化機構が実施する「社会・環境貢献緑地評価システム(SEGES・シージェス)」の5段階評価における最高位である「Superlative Stage(スパラティブ ステージ)」に認定され、2017年9月には、同機構による「みどりの社会貢献賞」を受賞しています。
西武造園株式会社も「アオダモ」や「ハンノウツツジ」などの植樹活動や体験プログラムの開催に定期的に携わっています。
所在地:埼玉県飯能市飯能1130番地
面積:約130ha(メットライフドーム30個分)
アクセス:西武池袋線「飯能」駅より徒歩約20分
- 西武造園株式会社が運営する環境教育プログラム「富良野自然塾東京校」
「富良野自然塾東京校」とは、北海道富良野市において作家倉本聰氏が塾長を務める「富良野自然塾」のコンセプトをそのまま国営昭和記念公園で実施する環境教育プログラムです。公園内に設置されたコースを歩きながら、地球や自然の大切さを学べる内容となっています。
同コンセプトの自然塾は、他に今治・京都・北九州・福島で実施されており、「富良野自然塾東京校」は2014年に首都圏で初めて開校しました。
富良野自然塾東京校のご紹介:
https://www.seibu-la.co.jp/technology/furanoshizenjuku.html
- 西武造園の環境教育プログラムについて
豊富な実績やノウハウ、専門的な知見などを活かし、社会のニーズやトレンドにあわせた多様なイベントやプログラムを企画立案し、様々な場所で展開しています。
地域課題やニーズなどをヒアリングして行う地域・社会の課題を解決するプログラムやコミュニティの場づくりや、みつばちを通じたオリジナルの環境教育プログラム「はち育®」、自然環境・地域環境の保全への貢献・サポートなど、当社に所属するインストラクターが場所や年齢、目的などご要望にあわせてプログラム内容を組み立てる出張講座も可能ですので、ご要望の場合はお問い合わせください。
- 会社概要 ~人とみどりの環境創造サービス企業~
西武グループでは、グループの経営理念である「グループビジョン」に基づき、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを「サステナビリティアクション」と呼び、積極的に推進しています。
西武グループにおける「造園・緑地事業専門会社」として全国的に事業展開する西武造園株式会社は、楽しく体験できる環境教育イベントなどの開催を通じて、環境について多くの方に考えていただく機会づくりのほか、地域活性化等への寄与貢献、西武グループの持続可能な社会の実現に向けた取り組み「サステナビリティアクション」を推進してまいります。
商号:西武造園株式会社
代表者:取締役社長 大嶋 聡
本店:東京都豊島区南池袋1丁目16番15号
本社:東京都豊島区長崎5丁目1番34号 東長崎西武ビル2階
資本金:3億6千万円
※西武グループのサステナビリティアクションついて詳しくは下記WEBサイトをご覧ください。
https://www.seibuholdings.co.jp/sustainability/
- お問い合わせ先
西武造園株式会社
所在地:171-0051 東京都豊島区長崎5-1-34
TEL:03-4531-3600
FAX:03-4531-3610
https://www.seibu-la.co.jp/