TBM、石灰石を主原料とする「LIMEX Sheet」80μmが、プロサッカークラブ「いわきFC」の2021パートナーブック「WALK WITH」に採用

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100%再生可能エネルギーで製造された水と森林資源を守る薄型冊子

株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:山﨑敦義、以下TBM)は、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するプロサッカークラブ「いわきFC」の2021パートナーブック「WALK WITH」に、石灰石を主原料とする「LIMEX Sheet(ライメックスシート)」80μm(白色ソフト)が採用されたことをお知らせいたします。

LIMEX Sheet 80μmは、経済産業省の補助金が採択され、2021年に竣工した多賀城工場にて製造されています。LIMEX Sheetは普通紙と比較し、製造時に必要とされる水使用量を大幅に削減でき、製品の原料に木材パルプを使用しない為、森林資源の保全にも貢献できます。
いわきFCは、試合後のごみ拾いやエコステーションの設置などの環境に配慮した活動を実践しており、この度、パートナーブックの制作にあたり、LIMEX Sheetの環境性能を高く評価いただき採用に至りました。今後TBMは、環境配慮型の製品であるLIMEX Sheetの販売を強化し、パートナー企業と共にLIMEX製品の回収及びマテリアルリサイクルを推進して参ります。

LIMEX Sheet詳細:https://tb-m.com/limex/products/

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■ 背景
通常、紙を生産するには、その製造時に水資源と紙の原料に森林資源を必要とします。一方、2050年までに世界人口の51%が高い水リスク*1に陥る可能性が予想され、2015年以降毎年約10万平方キロメートル*2の天然林が失われるなど、水と森林資源に対する企業の対応が求められています。2021年11月に開催されたCOP26(第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議)では、「森林と土地利用に関するグラスゴー首脳宣言」が発表され、日本を含む100カ国以上(世界の森林の86%を占める)が2030年までに森林破壊を無くすという目標に合意しました。
*1 WWF “Water Risk Scenarios”(2020)
*2 FAO “Global Forest Resources Assessment 2020” (2020)

■ LIMEX Sheet 80μmの特徴
LIMEX Sheetは、溶融状態の複合体であるLIMEX(炭酸カルシウム等無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材)をTダイから押出し、シート状に成形したのち、延伸加工によってシート内部に白さや軽さを生み出す空孔構造を形成しながら製造します。LIMEX Sheetは、実質「100%再生可能エネルギー」「CO2排出係数ゼロ」の電力を使用している白石工場と多賀城工場で製造されており、普通紙の製造時に必要とされる水資源をほぼ使用せず、製品の原料に木材パルプを使用しないため、環境意識の高さを企業姿勢として示したい企業の統合報告書やカタログ、販促POPやポスターとして多業種で数多く採用されています。

特徴 1 水や森林資源、石油由来プラスチックの使用量削減に貢献
LIMEX Sheet 80μmは普通紙と比較し、製造時に必要とされる水資源をほぼ使用せず、製品の原料に木材パルプを使用しないため、森林資源の保全にも貢献できます。また、PPやPETシートと比較し、CO2を含む温室効果ガスと石油由来プラスチック使用量を削減することが可能です。

特徴 2 価格安定性と価格優位性
主原料である石灰石は国内自給率が100%で地球上に非常に豊富に存在する資源のため、価格の変動(ボラティリティ)が少なく、安定した価格での提供が可能です。LIMEX Sheet 80μm は、PPやPETシートと比較し、安価な価格で提供が可能です。また、耐久性や耐水性を付加した紙やカタログ等の印刷物に使用されるアート紙やコート紙等と比べても価格的な競争力を有しています。

特徴 3 優れた耐久性と耐水性
LIMEX Sheet 80μmは紙と比較し、耐久性と耐水性に優れているため、ラミネート加工等を必要とせず、それらの機能が求められる野外で利用するポスターや、繰り返し使用するメニュー表等の利用に適しています。

特徴 4 高級感のある上質な質感
LIMEX Sheet 80μmは、マットで上質な質感が特徴です。鮮明に印刷も可能です。高級感が求められるカタログやカレンダー、折箱等の利用に適しています。

特徴 5 リサイクル性能、容易に多様な再資源化が可能
他のLIMEX Sheetと同様にLIMEX Sheet 80μmは、製造過程で生じる端材や使用済みのLIMEX Sheet80μm製品を回収し、再資源化するマテリアルリサイクルが可能です。今後、既存のリサイクル設備や今秋竣工予定の横須賀リサイクルプラントをLIMEXの資源循環のプラットフォームとして活用して、文具や日用品、物流・建築資材等、多様な射出成形品の再生利用の普及に取り組んで参ります。

■ LIMEX(ライメックス)とは https://tb-m.com/limex/about
LIMEXは、炭酸カルシウムなど無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材です。LIMEXは6,000以上の企業や自治体にて採用されており、世界40ヶ国以上で特許を取得、COPやG20の国際会議で紹介される他、日本の優れた技術として、UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォームに登録されています。プラスチックや紙の代替製品を製造する際に使用する石油や水や森林資源など枯渇リスクの高い資源の保全に貢献することが可能です。また、ライフサイクルアセスメント(LCA)という科学的分析手法を用いて、製品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄に至るまでのライフサイクルにおける環境影響を算定し、素材開発に活用しています。

<リサイクルについて>
LIMEXは、無機成分を主成分とする無機・有機複合マテリアルのJSA規格(JSA-S1008)の対象素材であり、LIMEXの主要構成素材である無機物と熱可塑性樹脂を分離することなく再生利用が可能である為、単一素材で設計された製品と同様、再資源化が可能です。これまでに事業者や消費者、自治体と連携し、既存のリサイクル設備を活用したLIMEXのマテリアルリサイクルの取り組みを数多く実施しています。

<石灰石について>
LIMEXの主原料である石灰石は、資源輸入国である日本においても自給率100%、地球上に非常に豊富に存在する資源です。石灰石は石油由来プラスチックと比較して、原材料調達段階のCO2排出量を約50分の1に抑えることができ、焼却時のCO2排出量を約58%削減できます。

■ 株式会社TBM
代表取締役CEO :山﨑 敦義
本社 :東京都千代田区有楽町1-2-2 15F
設立 :2011 年
資本金 : 234億2,993万円(資本準備金含む)/ 2021年7月時点
事業内容 :環境配慮型の素材開発及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
URL :https://tb-m.com/ 

  • 2013年      経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択
  • 2014年      国内特許を取得し、現在、日中米欧を含む30か国以上で登録。その他100件以上の特許出願を実施
  • 2015年      宮城県白石市に年産 6,000 トンの LIMEX を製造する第一プラントを建設
  • 2015年      経済産業省の「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金(製造業等立地支援事業)」に採択
  • 2016年      米国シリコンバレーの「Plug and Play」で初の 『世の中に最も社会的影響を与える企業ソーシャルインパクトアワード』を受賞
  • 2018年      COP24(第24回国連気候変動枠組条約締約国会議)に日本政府代表団として参加
  • 2019年      軽井沢で開催された「G20イノベーション展」に出展。G20大阪サミット2019の会場での運営品としてLIMEX製品が採用
  • 2019年      中国・河南省、モンゴルでのLIMEX事業化に向けた基本合意を締結
  • 2019年      代表取締役 CEOの山﨑敦義が、「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2019 ジャパン」Exceptional Growth 部門「大賞」を受賞
  • 2020年      使用済みプラスチックなどの再生材料を50%以上含む素材「CirculeX(サーキュレックス)」を発表
  • 2020年      100%再生可能エネルギーの電力を LIMEX の生産拠点に導入
  • 2020年   BtoC 向けの EC 事業「ZAIMA」を開始
  • 2021年  宮城県多賀城市に年間23,000 トンの LIMEXを製造する第二プラントを建設
  • 2021年  韓国財閥のSKグループと135億円の資本業務提携を合意
  • 2021年  神奈川県横須賀市で国内最大級のリサイクルプラントのプロジェクトを始動

*本リリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
*本リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

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