〜新型コロナワクチン受け入れのための大型保冷庫を支援〜
感染症で命を落とす子どもたちを救うため、1994年より継続して開発途上国への子どもワクチン支援を行う、「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(以下JCV)は、2021年12月に総額1億1,641万7,060円のワクチンおよび関連機器等を途上国に贈りました。
各支援国へ5歳未満児向けのワクチンや接種関連機器の支援を行う中、新型コロナワクチンの受け入れのため保冷設備増強が必要となったミャンマーへは、ウォークイン保冷庫4基(総額約444万円)などのコールドチェーン機器を中心に支援しました。
ウォークイン保冷庫は、2022年に完成予定の2カ所のワクチン保冷施設に設置され、約33万人の子どもと妊婦に接種されるワクチンと、新型コロナワクチンの保管に活用されます。JCVの最初の常時支援国として、1996年から継続支援しているミャンマー国内は、今年2月に発生した軍事クーデターに揺れていますが、だからこそ支援を必要としています。子どもたちのちいさな命を守るため、JCVはできる限り活動を続けて参ります。
- 【2021年 支援総額:1億1,641万7,060円】
支援国 | 金額 | 内容 |
ミャンマー | 3,640万2,003円 | ■コールドチェーンなど:
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ラオス | 2,993万6,115円 | ■ワクチン:
■コールドチェーンなど:
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ブータン | 2,504万2,942円 | ■ワクチン:
■コールドチェーンなど:
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バヌアツ | 2,503万6,000円 | ■ワクチン:
■コールドチェーンなど:
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- 【新型コロナウイルスの感染拡大で再認識された感染症の脅威とワクチンの必要性】
昨年から、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、多くの人々の命を奪い、今も感染拡大が続いています。経済や医療の発展により、先進国では身近でなくなった感染症の恐ろしさが、あらためて浮き彫りになりました。そして、その感染症の脅威は、途上国においては日常の脅威として、日々、多くの子どもたちの命と笑顔を奪い続けています。
世界中の人々の健康や生命を脅かし、社会全体に深刻な影響を及ぼす感染症に国境はなく、ワクチン接種が抑止力のひとつです。特に、医療が行き届かない国では、感染症を予防するワクチンが、子どもたちの命を守るために大きな効果を発揮しますが、自国でワクチンを賄えない多くの国の子どもたちが、支援を必要としています。支援活動へのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
- 【団体概要】
団体名: | 認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会 |
代表: | 理事長 剱持 睦子 (創設者 細川 佳代子(細川護煕元首相夫人、現会長)) |
所在地: | 東京都港区三田4-1-9 三田ヒルサイドビル8F |
設立: | 1994年1月29日 |
事業内容: | 1日4,000人と言われるワクチンが無いために感染症で命を落とす子どもを救い未来を守るため途上国へワクチンや関連機器を支援する「子どもワクチン支援活動」を行う国際支援団体。 1994年の創設から28年間で、1人分20円のポリオワクチン換算で、1億人を超える子どもたちにワクチンを届けてきました。 |
URL: | https://www.jcv-jp.org |