世界に横たわる問題に向き合う子どもたちを応援! 小中高生が社会問題について考えるサマーキャンプ
認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(所在地:東京都世田谷区南烏山6-6-5-3F、代表:中島早苗)は、経済的・社会的に困難な状況にある家庭の子どもに対し、当団体が主催するキャンプなどの活動への参加費用を全額助成するスカラシップ生の申込受付を開始しました。本制度は、経済的・社会的に困難な状況にあっても、社会問題に関心を持ち、自分を変えたい!社会を変えたい!という想いを持った子どもを応援するため「大東建託グループみらい基金」の助成により実施いたします。自分を取り囲む社会の在り方について考え、自己効力感を育み、子どもたちが持続可能な社会の力強い担い手となることを目的としています。
詳細は
https://ftcj.org/freethechildrenprogram/japan/scholarship
- 参加費などを全額助成するスカラシップ制度
「子どもが『世界を変えられる』、そう信じられる社会に」をテーマに子どもたちの社会活動を支援するフリー・ザ・チルドレン・ジャパン(FTCJ)は、貧困、環境、戦争、差別など、現代社会に横たわるさまざまな社会問題について子どもたちが考え、子どもたち自身がそれを解決するためのアクションを起こすことを支援している認定NPO法人です。この度、「大東建託グループみらい基金」の助成により、経済的・社会的に困難を抱える子どもに対し、当団体が主催する有料プログラムへの参加費の全額助成支援を行なうスカラシップ生の募集を行います。社会問題に対する活動を通して、子どもたちの自己効力感を育み、心身の健やかな成長に資することを目的としています。
インターネットから必要書類を提出、書類審査、ヒアリング(面談)を経てスカラシップ生が決定されます。
- 今回の対象活動は夏休みのテイク・アクション・キャンプ
テイク・アクション・キャンプは、社会問題に取り組む子どもたちのために北米で開発されたリーダーシップ教育プログラムで、日本では2000年より毎年開催、これまで1000人以上の子どもたちが参加してきました。コロナ禍でのオンライン開催を経て、今年は3年ぶりに4日間の宿泊型で開催いたします。貧困問題や環境問題、紛争といった社会問題について学び、さまざまなアクティビティを通じて問題解決へのアクションを起こすために必要なスキルを身につけます。全国各地から小学5年から高校3年までの子どもたちが集まり、年齢を超えたグループで様々な活動を行います。社会問題についてさまざまな意見やアイデアに触れ、自分の世界を広げ、問題解決のために動く第一歩を踏み出します。
詳細:https://ftcj.org/we-movement/changemaker/takeactioncamp
- スカラシップ生 対象
・児童扶養手当受給世帯の子ども
・住民税非課税世帯の子ども
・就学援助を受けている世帯の子ども
・児童養護施設・里親などのもとで生活している子ども
・お子さんが4人以上いる世帯の子ども
・親が配偶者から暴力を受け何らかの措置を受けている子ども
・障害や病気を抱えている子ども
・その他の特別な事情がある子ども(外国にルーツのある子ども、災害等で被災した子どもなど)
- スカラシップ 応募条件
・上記の対象のいずれかに該当していること。
・『世界をより良いものにしていきたい!』という思いがあること。
・プログラムの対象年齢であること。
・全日程に参加できること。(やむを得ない事情を除き、原則として途中参加・早退は認められません)
・保護者または養護施設職員・里親の同意があること。
- スカラシップ応募のための書類
申請に必要となる「理由を証明できる書類」については以下のPDFファイルをご確認ください。
https://ftcj.org/wp/wp-content/uploads/2022/04/scholarship.pdf
- 現在申込受付中のスカラシップ対象プログラム
テイク・アクション・キャンプ2022夏
日程:2022年8月20日(土)~23日(火)(3泊4日)
場所:国立中央青少年交流の家(静岡県御殿場市)
金額:39,800円(スカラシップ生は全額助成)
詳細:https://ftcj.org/we-movement/changemaker/takeactioncamp
- お申込み・お問い合わせ
スカラシップ生へのお申込みとご質問等はこちらのフォームからお問合せください。
https://ftcj.org/freethechildrenprogram/japan/scholarship
- 申込締切
2022年7月10日(日)
- 参加者の感想(一部抜粋)
世界には数えきれないほどの社会問題があると改めて気づかされました。私は今まで「社会問題はそれぞれが他の問題と複雑に関わりあっているから、問題解決は難しいのではないか」と悲観的に感じることが多くありました。しかしグループディスカッションの時に、ある子が「複雑に連鎖しているけど、逆に考えれば、1つの問題を解決すればなくなる問題もあるのかもしれない」と言っていて、確かにそうだな、と思いました。この学びもこのアクションキャンプに参加したから得られたことです。いろんな人の意見を聞けて、様々な視点を得ることができました。
このプログラムでたくさんの学びを得ることがありました。特に感謝していることは、自信がついたことです。おうちdeアクションを通して自分も問題解決に貢献できると感じました。すでにアクションを起こしている同世代の子とも話せて、すごくインスパイアされました。ここで得た学びを忘れず、自分にできることを探してアクションを起こしていきたいと思います。このような機会をくださり本当にありがとうございました!
今までは周りの環境や考えばかりに左右されていて、自分の意見がありませんでした。自分の人生や自分の考え方を決めるのは「他人でも親でもなく自分自身だ」という考え方に変わりました。
- 保護者からの声(一部抜粋)
キャンプを機に子どもが自分の意見を言えるようになったように思います。問題を見つけたら何もしないのではなくその問題があったらそれに対して何か行動をしようとするようになりました。キャンプ前は学校に行けていなかったのですが、キャンプ後に子どもが先生や学校に対して考えを少しずつ話せるようになり、その後学校に行き始めるなどの変化がありました。
息子はじっとしていることが苦手なので、長時間のZOOMに不安でしたが、スタート時のスタッフの方々のフォローなどを見ていたら傍に居なくても大丈夫と思えたのでお任せしました。とても楽しそうに発言している声が聞こえてきたり、自分の想いを絵に描いてみたりとのびのびと参加している様子が伺えました。中身の濃いオンラインキャンプで、コロナ渦で外出できない中とても有意義な時間となりました。
- 助成
https://www.kentaku.co.jp/mirai/
- 認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンについて
詳しくは https://ftcj.org/about-us
1995年、貧困や搾取から子どもを解放することを目的に、カナダのクレイグ・キールバーガー(当時12歳)によって設立された、「Free The Children」のパートナー団体として1999年に日本で活動を始めました。
開発途上国での国際協力活動と並行し、日本の子どもや若者が国内外の問題に取り組み、変化を起こす「チェンジメーカー」になれるよう援助しています。現在、学校への出前授業・教材販売、貸出・フェアトレード商品販売・書き損じ葉書の回収・支援先の子ども達との文通プログラム・国内外でのワークキャンプなどを主な事業としており、活動内容は公民・英語教科書などの学校教材に掲載されています。