空き家所有者、地域、事業者、そして自治体を繋ぐマッチングプラットフォームを運営する空き家活用株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:和田 貴充)と延岡市、そして延岡市出身、元競泳選手・松田丈志氏が協力し、令和4年4月1日より始動した延岡市の空き家を利活用するプロジェクト「HYPHENATION in NOBEOKA(ハイフネーション イン ノベオカ)」(以下「HYPHENATION in NOBEOKA」)の途中経過をお知らせします。これまでに開催した2回の事業公募説明会へのエントリー数は延べ12件(法人含む、参加者15名)、現時点の公募内容は、飲食や宿泊施設、美容や福祉サービスなど多岐に渡ります。
残り10日を切りましたが、引き続き1次審査の募集を受付しており、事業公募エントリーは令和4年7月31日までです。公式ウェブサイトの応募フォームよりエントリーを受付しており、延岡市民はもちろん全国の事業者(個人・法人問わず)からのエントリーも可能です。
延岡・空き家利活用プロジェクト「HYPHENATION in NOBEOKA」公式ウェブサイト:
目次
https://seminar.aki-katsu.co.jp/hyphenation_in_nobeoka
- 2次審査を通過した事業者は9月に決定
延岡・空き家利活用プロジェクト「HYPHENATION in NOBEOKA」とは、空き家活用株式会社が令和3年8月より宮崎県延岡市(市長:読谷山洋司、以下延岡市)より業務委託を締結した事業「延岡市空き家利活用モデル業務」を推進するために立ち上げた事業公募プログラムです。これまで、延岡市、そして延岡市出身、元競泳選手・松田丈志氏の協力も得て、プロジェクトのキックオフ対談や、市民参加型イベントである空き家のDIY体験イベント等を実施。応募希望者向けの説明会も開催し、プロジェクトの魅力を伝え、参加を呼びかけています。
今後のスケジュールは、公募締め切り後の8月から9月にかけて、延岡市長や松田丈志氏をはじめとした審査員陣による審査を行い、延岡市民に愛されるこれからの延岡を作っていく上でふさわしい事業かという観点で選考を行ないます。最終2次審査を通過するのは1事業者(補欠あり)となりますが、審査の過程で、公庫や延岡市の創業支援制度等の説明、相談の機会、現役経営者によるメンタリング支援からアキカツ広報支援まで、手厚いサポートが受けられます。
- 延岡市長 読谷山洋司 コメント
「延岡と空き家、その可能性を発信したい」
全国で課題となっている空き家問題。ここ延岡でもその問題は深刻ですが、2021年2月に延岡市は空き家活用株式会社と連携協定を結び、新たな空き家対策に取り組み始めました。それが、延岡市出身のオリンピック・メダリスト・松田丈志氏にご協力いただく、この空き家活用モデルプロジェクトです。
空き家の問題というと、片付けや相続など手間がかかり大変、というイメージを持つ方が多いかと思います。
確かにそういった側面はありますが、実は空き家は可能性に満ちた場所です。延岡のみなさまの手で生まれ変わり、そして延岡のみなさまが望む形で利活用される、さらに新しい人生や新しい挑戦を育む場所になる。今回のプロジェクトを通して、「空き家を早く活かせば活かすほど良いことがある。」というご理解が広がることを念願しています。
延岡市長 読谷山洋司プロフィール
宮崎県延岡市出身。
昭和61年、東京大学経済学部を卒業し、同年自治省(現総務省)に入省。平成17年4月に愛媛県総務部長に就任。平成20年7月には内閣府及び内閣官房内閣参事官に就任し、緊急経済対策、企業再生支援機構法案、地方分権推進等を担当。平成22年には岡山市副市長に就任し、平成24年に総務省を退官。その後は、行政書士、株式会社アレーテライフイノベーション社長、一般財団法人延岡観光協会副会長、長崎県立大学経済学部教授などを歴任し、平成 30年2月、第27 代延岡市長に就任。令和4年2月からは、第28代延岡市長として2期目を迎える。
- 元競泳選手 松田丈志 コメント
「私が生まれ育った街、延岡。」
私は、ここ延岡で幼い頃から競泳の練習に励んできました。世界を舞台に挑戦するようになってからは、いつも延岡の皆さんの応援をエネルギーに変えて頑張っていました。そのエネルギーは私に誇りと困難に立ち向かう勇気を与えてくれたと思います。
かつては県内屈指の都市として発展し、賑わっていた延岡ですが、現在は人口減少や空き家の増加が進み多くの課題を抱えています。延岡で生まれ育ったけれど、進学や就職などのタイミングで県外へ移り住む人も多いのが現状です。今回延岡の空き家再生プロジェクトの一員としてお声がけをいただいたときに、私を育ててくれた延岡という街、そして私の競技人生を応援しサポート頂いた延岡の皆さんに恩返しできるプロジェクトにしたい!と思い参加を決めました。
今回のプロジェクトを通して「これまでの延岡」と「これからの延岡」をみなさんと共に考え、みんなで延岡の過去、現在、そして未来をつなぎ、延岡と自分自身の誇りを再確認し、延岡を盛り上げるプロジェクトを作り上げていきましょう。
松田丈志プロフィール
宮崎県延岡市出身。元競泳選手。
アテネ大会より4大会連続五輪出場。北京五輪200mバタフライ銅、ロンドン五輪200mバタフライ銅、400mメドレーリレー銀、リオデジャネイロ五輪800mフリーリレー銅とオリンピックで4つのメダルを獲得。宮崎県民栄誉賞、延岡市民栄誉賞などを受賞。
地元スイミングの練習環境に注目が集まり、ビニールハウス生まれのヒーローと称される。また、ロンドン五輪400mメドレーリレー後のインタビューで「康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない。」と発した言葉が2012年の新語流行語大賞のトップ10にノミネートされ話題に。
競技活動から引退後はJOCアスリート委員、日本水泳連盟アスリート委員、JADAアスリート委員、日本サーフィン連盟理事などを歴任し、スポーツの普及、改革に関わりながらスポーツジャーナリストとして執筆、講演、コメンテーターなど幅広いジャンルで活動している。
- 空き家の専門家、空き家活用株式会社代表・和田貴充について
1976年 大阪府生まれ20歳で父の事業を継承し、24歳で廃業。その後、不動産業界に飛び込み、建築、不動産に関わるあらゆる業務を経験した後、2010年に独立。『日本の空き家問題を解決したい』を背景に、2014年に空き家活用株式会社を設立。2017年1月より、自分達で調査員を派遣し空き家の実態調査を開始。2018年8月には第三者割当増資で6210万円を調達し空き家活用データシステム「AKIDAS(アキダス)」をリリース。2019年1月には本社を東京に移転。空き家所有者の課題に寄り添い、地域住人、事業者、そして自治体の方々を繋ぐ新しい取り組みとなる、空き家マッチングプラットフォーム「空き家活用ナビ」を構築。2021年11月より東京都世田谷区との協業により「せたがや空き家活用ナビ」をスタート、2022年6月には、全国の自治体向けに、空き家物件のクラウド管理から利活用斡旋までをパッケージした空き家対策サービス「アキカツ自治体サポート」(https://navi.aki-katsu.co.jp/municipalitysupport)の提供を開始した。
受賞歴(一部):
2017年9月/平成29年度「国土交通省地域の空き家・空き地等の利活用等に関するモデル事業者」に選定
2018年6月/平成30年度「国土交通省地域の空き家・空き地等の利活用等に関するモデル事業者」に選定
2018年11月/SDGsビジネスコンテストにて「優秀賞」を受賞
2019年2月/日本最大級のピッチイベント「未来2019」で、シェアリングサービス賞およびグッドパフォーマンス賞を受賞。
2019年3月/西武ホールディングスが主催するアクセレレータープログラム「Swing」の事業検討企業に選出
2019年7月/住吉区、空き家対策に協力する民間事業者を募集、第一号に空き家活用(株)のモデルが採用
2020年1月/内閣府オープンイノベーションチャレンジにて茨城県つくば市への提案が採択される
2020年9月/東京都「民間空き家対策東京モデル支援事業」に空き家活用(株)が提案した「リモートセンシングを活用した空き家調査の効率化に向けた先進事業」が採択される
2021年2月/宮崎県延岡市と「空き家活用モデル事業」に関する連携協定を締結
2021年4月/埼玉県・寄居町と「空き家活用モデル事業」に関する連携協定を締結
2021年10月/SDGs研究所主催第2回SDGsビジネスアワードで「SDGsソーシャルビジネス大賞」を受賞
2021年10月/大阪府泉南郡岬町と「空き家活用モデル事業」に関する連携協定を締結
2021年10月/茨城県常総市と「空き家活用モデル事業」に関する連携協定を締結
2021年10月/東京都世田谷区と「空き家活用マッチングシステム」に関する協定を締結
2021年11月/東京都世田谷区との協業によるマッチングプラットフォーム
「せたがや空き家活用ナビ」がスタート
https://seminar.aki-katsu.co.jp/setagayanaviuser
2022年4月/延岡・空き家利活用プロジェクト「HYPHENATION in NOBEOKA」にて事業者公募開始
https://seminar.aki-katsu.co.jp/hyphenation_in_nobeoka
2022年6月/「Smart City Osaka Pitch 2022」(大阪スマートシティパートナーズフォーラム)にて優秀賞を受賞
2022年7月/北海道・栗山町と「地域活性化起業人制度」に関する連携協定を締結
- 空き家活用株式会社概要
『我々の使命は「閉ざされた、そのドアをひらく」こと』
空き家には多くの問題を抱えています。オーナー不在の空き家、遠くに住むオーナーと連絡が取れない近隣住民の不満。時間が経過すれば防災の観点からも問題を生じ、その結果、自治体へも波及していきます。「手遅れになる前に、早期の対策を講じることが、オーナーのためだけでなく、地域全体のためでもあるのです」(空き家活用代表、和田貴充)と考えており、閉ざされた関係性ではなく、オーナー、地域、事業者、そして自治体との関係を「開き(ひらき)」、今こそ「つなぐ」役割を果たすことが必要です。2021年10月にリニューアルしたロゴはハイフンを意味します。我々が様々なハイフンとなって社会へ貢献していく考えです。
・名称 :空き家活用株式会社
・代表取締役社長:和田貴充
・本社所在地 :東京都港区北青山三丁目3番13号 共和五番館2F
・設立 :2014年8月
・資本金:131,990,000円
・従業員数:38名
・事業内容 :空き家の市場への再流通システムの構築、空き家所有者と空き家利用者を繋ぐポータルシステムの構築、運用、空き家に対する新しい利活用モデルの開発、提案
・コーポレートサイト:https://aki-katsu.co.jp/
・サービスサイト:
空き家活用データシステム「AKIDAS(アキダス)」:https://aki-katsu.co.jp/about-akidas/
アキカツマガジン:https://aki-katsu.co.jp/magazine/
空き家活用YouTube公式「ええやん 空き家やん ちゃんねる」(登録者数2.56万人)/6月現在:
https://www.youtube.com/channel/UCqA1A3alUlMhg8FkcnLZLgw/featured
空き家活用公式LINE:https://lin.ee/vEpG93U
「アキカツ自治体サポート」:https://navi.aki-katsu.co.jp/municipalitysupport
・営業所 :
名古屋営業所/愛知県名古屋市中村区名駅1-1-1 JPタワー名古屋21階 SPACESJPタワー名古屋
大阪営業所/大阪市北区中津3丁目10-4 第一西田ビル3階(Laugh Out 中津)
以上