主にキッチン用品の製造・販売を行うKULASIFUL(東京都千代田区)は、小学校の夏休みの自由研究テーマ決めに苦労したかどうかの意識調査を実施し、92%が「苦労した」と回答した結果を受け、廃棄ホタテ貝殻で科学・SDGsを楽しく学べる、小学生のお子様を持つパパ・ママにもおすすめな実験を公開します。
目次
■小学校の自由研究のテーマ決め「苦労した」が92%!
「小学校の夏休みの自由研究テーマ決めに苦労したかどうか」に対する意識調査では、「苦労した」と答えた方が92%、「苦労しなかった」と答えた方が8%という結果になりました。
夏休みの自由研究は、普段学校で得ることができない学びを得る機会です。一方でお子様がテーマを決められず、困っているという保護者も多いです。科学やSDGsは身を以て体験することで理解が深まり、お子様の興味・関心に繋がります。 そこで、弊社では科学・SDGsという2つの分野を学ぶことができ、親子で一緒に楽しむことができる自由研究テーマを公開いたします。
■テーマ① 朝顔の色水の色を変える実験
朝顔には「アントシアニン」と呼ばれる色素が含まれ、この色素が酸性に反応すると赤色に、アルカリ性に反応すると青色に変わります。家にもある物だけで簡単に実験ができますので、おすすめです。
用意するもの
- 朝顔 5〜6個
- コップやビン 2個(透明なものがおすすめ)
- キッチンペーパー
- 酸性の物質(クエン酸パウダー、レモン、お酢など)
- アルカリ性の物質(セスキ炭酸ソーダ、ホタテ焼成カルシウムパウダーなど)
- ボールやお鍋
- 水
手順
- 水を張ったボール・お鍋に朝顔を入れ、手でよく揉みましょう。
- 水が朝顔の色で染まったら、キッチンペーパーで越しながらコップ・ビンなど2つの容器に色水を移します。(3つに分けると、後ほど元々の色水とも比較できます)
- 1つのコップに酸性の物質を1gほど入れると、色が赤系統の色になります。
- もう1つのコップにアルカリ性の物質を1gほど入れると、色が青系統の色になります。
- 2つのコップで色の違いが出たら成功です!
■テーマ② アルカリ性のホタテパウダー水に野菜のつけ置きで不純物除去実験
野菜の表面には農薬、野菜自体が出すワックス、土ぼこり、細菌などが沢山ついています。これらの物質はアルカリ性の水溶液につけることで除去が可能です。
アルカリ性はタンパク質などを溶かす性質があり、古い角質層や遊離脂肪酸の剥離、除菌効果があるため、野菜をつけ置きすることで野菜表面の不純物を取り除くことができるのです。
用意するもの
- 野菜や果物 2〜3個
- 水 1L(野菜・果物が浸かるくらいの量)
- ボウルやお鍋
- アルカリ性の粉末(強アルカリ性のホタテ焼成カルシウムパウダーがおすすめ)
手順
- 水を張ったボウル、お鍋にアルカリ性の粉末を溶かします。
- 1に野菜や果物を入れて10分ほど待ちます。
- 水の表面に膜のようなものが張ってくるのが視認できれば成功です。
■廃棄ホタテ貝殻で科学とSDGsを体感しよう!
毎年20万トンも廃棄されるホタテ貝殻を再利用して、粉末にしたホタテパウダーは、水に溶かすとph12程度の強アルカリ性水溶液となり、農薬剥離・不純物除去に効果的です。
買ってきた野菜・果物をホタテパウダーを溶かした水につけ置きするだけでも、不純物が除去される現象を目で見ることができますので、親子でも簡単にアルカリ性の効果を体感できます。
ホタテパウダーは廃棄ホタテを使っているためSDGsの観点にも適合しています。また、不純物を取り除くことで、野菜の酸化が抑えられ、長持ちするようになります。家庭からの食品ロスは年間261万トンにものぼり、気づかない間に生鮮品が悪くなってしまうことが原因の1つです。ホタテパウダーで食品ロスをなくすことからも、SDGsの素晴らしさを学ぶことができます。
【ホタテパウダー の詳細ページ】
https://kulasiful.com/blogs/shellcy/introduction
■事業概要
メーカー名:KULASIFUL
所在地:東京都千代田区神田須田町2丁目2番5号
代表者:小澤 智之
電話番号:03-6811-6990
URL:https://kulasiful.com