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怖いモノなしの2人が、おなじみのあの口調でブツクサと憂国談義!?
解剖学者・養老孟司さん(84歳)と、生物学者・池田清彦さん(75歳)が、疾病、災害、AI化、戦争、長寿社会など、この国の難題を語り尽くした対談本『年寄りは本気だ はみ出し日本論』を、7月27日、新潮社より刊行いたします!
「日本には人命尊重という概念がない」「有事になると希望的観測で動く」「損切りができない」……この国を動かす「空気」の正体を語り尽くす。
「SDGsはスローガン」「AIの予測はだいたいはずれる」「カーナビは人間の感性をダメにする」……流行りものにも物申す。
ワクチンの今後から、2038年の大災害予想、戦争への態度、猫の長寿、AIが及ぼす影響まで、年を重ねた二人が本気で語った全8章のシン・ニホン論。二人がたどり着いた意外な結論とは……!?
■著者コメント
「自分の本なのに、読みかえしたらおもしろくて一気読みしてしまった」(養老孟司)
「「環境問題」の内容が変わってきている。人間の活動によってもたらされる厄災として、広義に捉えるなら、感染症や戦争も含まれる。旧知の養老さんと縦横無尽に語れて、楽しかった」(池田清彦)
■著者プロフィール
養老孟司(ようろう・たけし)
1937(昭和12)年、鎌倉生れ。解剖学者。東京大学医学部卒。東京大学名誉教授。1989(平成元)年『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。著書に『唯脳論』『バカの壁』『手入れという思想』『遺言。』『ヒトの壁』など多数。池田清彦との共著に『ほんとうの環境問題』『正義で地球は救えない』など。
池田清彦(いけだ・きよひこ)
1947(昭和22)年、東京生れ。生物学者。東京教育大学理学部卒業。東京都立大学大学院生物学専攻博士課程修了。山梨大学、早稲田大学名誉教授。構造主義生物学の地平から、多分野にわたって評論活動を行っている。著書に『構造主義生物学とは何か』『構造主義と進化論』『分類という思想』『新しい生物学の教科書』、近著に『SDGsの大嘘』などがある。
■目次
第一章 この国にはそもそも「モノサシ」がない
第二章 お金と頭は使いよう
第三章 A I化する人間
第四章 非戦闘的有事に備えよ
第五章 安全保障としての環境問題
第六章 環境問題と経済成長は表裏一体
第七章 流域思考とカーナビ思考
第八章 日本人の幸せって
■書籍データ
【タイトル】年寄りは本気だ はみ出し日本論
【著者名】養老孟司 池田清彦
【発売日】7月27日
【造本】新潮選書(四六変小/ソフトカバー)
【本体定価】1705円(税込)
【ISBN】978-4-10-603886-0
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/603886/