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紙製の名刺と同価格帯で提供、不要となったLIMEX名刺はリサイクルへ
株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:山﨑敦義、以下TBM)の石灰石を主原料とする「LIMEX(ライメックス)名刺」が、Sansan株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:寺田親弘、以下Sansan)の名刺作成サービス「Sansan名刺メーカー」にて取り扱いが開始します。
LIMEX名刺は紙で作られた名刺と比較し、1箱(100枚)で約10リットルの水を守ることができます。また、耐久性と耐水性に優れており、紙の場合、断面に露出した繊維によって手切れや指切れが起きやすいのに対し、LIMEX Sheetは生じにくいといった機能性も兼ね備えています。さらに、異動や肩書変更などで不要となったLIMEX名刺は、TBMが運用する従業員参加型の資源循環サービス「MaaR for buisness(マール・フォー・ビジネス)」を通じて回収・再資源化できるため、枯渇リスクのある資源保全に加え、循環型社会の実現にも貢献できます。
Sansanは、Sansan名刺メーカーを利用するユーザー企業の約8割が、再生紙や森林認証を取得した環境に配慮した素材を選択していることを受け、ユーザーにさらに幅広い選択肢を用意するべく、LIMEXをラインアップに加えました。ユーザーはLIMEX名刺を使用することで、名刺自体から自社のサステナビリティへの取り組みを分かりやすく伝えることができ、紙製と同価格帯で導入できるため、コストはそのままで資源保全に貢献できます。
Sansan名刺メーカーのサービスサイト:https://sansan-meishi-maker.com
MaaR for buisnessのサービスサイト:https://tb-m.com/lp/maar_for-business2203/
■ LIMEX名刺(LIMEX Sheet)の特長
LIMEX名刺は、2017年度グッドデザイン賞の受賞作品の中でも、特筆して優れた100件に選ばれ、その環境性能だけでなく、製造時に宮城県の被災地に新しい雇用を生んでいる点も評価され、「グッドデザイン特別賞[ものづくり](主催:公益財団法人日本デザイン振興会)」を受賞しています。さらに、世界三大デザイン賞のひとつである「レッドドット・デザイン賞 プロダクト・デザイン2018」も受賞しており、約4,500以上の企業や団体に導入されています。また、LIMEX Sheetを製造している白石工場と多賀城工場は、実質「100%再生可能エネルギー」「CO2排出係数ゼロ」の電力を使用しています。
特長 1 水や森林資源の使用量を削減
LIMEX Sheetは紙と比較し、原料に木材パルプを一切使用せず、製造時に必要とされる水使用量を大幅に削減できるため、枯渇リスクのある天然資源の保全に貢献できます。
特長 2 優れた耐久性と耐水性
LIMEX Sheetは紙と比較し、耐久性と耐水性に優れています。また、紙の場合、断面に露出した繊維によって手切れや指切れが起きやすいのに対し、LIMEX Sheetは生じにくいといった機能性も兼ね備えています。
特長 3 上質な質感と高い色の再現性
LIMEX Sheetは、高級感のあるマットで上質な質感が特徴です。色の再現性にも優れているため、企業ロゴやブランドカラーもガイドライン通りに印刷することができます。
■ LIMEX(ライメックス)とは
LIMEXは、炭酸カルシウムなどの無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材です※。主原料が石灰石であるため、プラスチックや紙の代替製品を製造する際に使用する石油や水や森林資源など、枯渇リスクの高い資源の保全に貢献することができます。その環境性能については、製品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄に至るまでの製品のライフサイクルにおける環境影響を科学的に分析するライフサイクルアセスメント(LCA)という手法を用いて算定し、素材開発に活用しています。
すでに8,000以上の企業や自治体等にて採用されており、世界40カ国以上で特許を取得、COPやG20などの国際会議で紹介される他、日本の優れた技術として、UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォーム「STePP」 に登録されています。
※一般社団法人日本規格協会が発行するJSA規格では「無機成分を主成分とする無機・有機複合マテリアル(JSA-S1008)」と定義されています。
<石灰石について>
LIMEXの主原料である石灰石は地球上に豊富に存在し、資源輸入国である日本においても自給自足が可能な資源です。そのため原油価格の変動に左右される石油由来プラスチックなどと比較して、安定した価格での原料調達が可能であり、供給面においても安定性を有しています。さらに、石灰石は石油由来プラスチックと比較して、原材料調達段階のCO2排出量を約50分の1に抑えることができ、焼却時のCO2排出量を約58%削減できます。
<リサイクルについて>
LIMEXは、主要構成素材である無機物と熱可塑性樹脂を分離することなく再生利用することができるため、単一素材で設計された製品と同様、再資源化の可能性が担保されています。これまでに事業者や消費者、自治体と連携し、既存のリサイクル設備を活用したLIMEXのマテリアルリサイクルの取り組みを数多く実施しています。
※LIMEX Sheet製品は、古紙回収には混ぜないでください。事業系廃棄物として処分する場合は、産業廃棄物として処理してください。家庭系廃棄物として処分する場合は、可燃としてお住まいの自治体のルールに従いご対応ください。
■ Sansan名刺メーカーとは
Sansan名刺メーカーは、働き方に応じて、紙の名刺とオンライン名刺を使い分けられるようになる、新しい名刺作成サービスです。紙の名刺については小ロットの発注にも対応し、必要なときに必要な分だけ名刺を作成することができるため、名刺の作成・発注業務や管理業務を効率化します。また、オンライン名刺の作成にも対応し、デジタル化やペーパーレス化の推進にも貢献します。企業が導入している社内インフラサービス上で名刺の発注・更新の申請から承認までの業務をワンストップで行えるようにすることで、管理部門をはじめ、全社的に企業の働き方をアップデートします。
■ 株式会社TBM
代表取締役CEO :山﨑 敦義
本社 :東京都千代田区有楽町1-2-2 15F
設立 :2011 年
資本金 : 234億2,993万円(資本準備金含む)/ 2021年7月時点
事業内容 :環境配慮型の素材開発及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
URL :https://tb-m.com/
- 2013年 経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択
- 2014年 国内特許を取得し、現在、日中米欧を含む40カ国以上で登録。その他100件以上の特許出願を実施
- 2015年 宮城県白石市に第一プラントを建設(LIMEX生産容量:6,000トン/年)
- 2015年 経済産業省の「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金(製造業等立地支援事業)」に採択
- 2016年 米国シリコンバレーの「Plug and Play」で初の 『世の中に最も社会的影響を与える企業ソーシャルインパクトアワード』を受賞
- 2018年 COP24(第24回国連気候変動枠組条約締約国会議)に日本政府代表団として参加
- 2019年 軽井沢で開催された「G20イノベーション展」に出展。G20大阪サミット2019の会場での運営品としてLIMEX製品が採用
- 2019年 中国・河南省、モンゴルでのLIMEX事業化に向けた基本合意を締結
- 2019年 代表取締役 CEOの山﨑敦義が、「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2019 ジャパン」
Exceptional Growth 部門「大賞」を受賞 - 2020年 使用済みプラスチック等の再生材料を50%以上含む素材「CirculeX(サーキュレックス)」を発表
- 2020年 100%再生可能エネルギーの電力を LIMEX の生産拠点に導入
- 2020年 BtoC 向けの EC 事業「ZAIMA(ザイマ)」を開始
- 2020年 宮城県多賀城市に第二プラントを建設(LIMEX生産容量:23,000トン/年)
- 2021年 韓国財閥のSKグループと135億円の資本業務提携を合意
- 2021年 神奈川県横須賀市で国内最大級のリサイクルプラントのプロジェクトを始動
- 2021年 自社製造拠点で使用する全電力を実質100%再生可能エネルギーへ転換
*本リリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
*本リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。