再エネ×教育で地方都市の課題を解決へ 全国初 教育事業を応援するPPAモデル

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8月から提供開始

 地方都市の課題を希望に変える街づくり会社、ヤマガタデザイン株式会社(本社:山形県鶴岡市 代表取締役:山中大介)(以下、当社)と建物の屋根上での太陽光発電事業で業界をリードする株式会社FD(本社:愛知県刈谷市 代表取締役:鈴木 政司 以下、FD)は、再エネ(太陽光)と教育を組み合わせた課題解決モデルの創出に向けて「街づくり包括連携協定」を7月27日に締結しました。

これに基づき、今年8月から、地域の子育て教育を応援したい企業の屋根に太陽光発電設備を設置し、①電気代削減 ②再エネ比率向上 ③教育応援の3つが同時に実現できる「ソライでんき PPA モデル※1」の提供を開始します。

教育事業を応援するために、PPAを活用する取り組みは全国で初めてです。※2

FDとの主な連携内容
1.再生可能エネルギーを通じた教育応援

 当社は、昨年8月より山形県内を中心に教育を応援する新電力プラン「ソライでんき」を提供して参りましたが、今回、FDとの連携で新たに「PPAモデル」の提供を開始します。これは、子どもたちの子育て教育環境の向上を応援したい企業の屋根に、FDが太陽光発電設備を無償で設置し、発電した再エネ電力を20年間、お得な単価で供給し、当社が売上の一部を教育還元に活用するものです。
 

再エネ×教育で地方都市の課題を解決へ 全国初 教育事業を応援するPPAモデルのサブ画像1

 再エネを購入するには通常、電気代に2、3割の追加料金を上乗せする必要がありますが、本PPAでは、電気代自体が安くなるうえ、初期投資や管理コストは一切かかりません。

 

日本の教育投資額は、公的支出の割合が低く、受益者である家庭が負担しているとの指摘がありますが、今回の取り組みによって、企業が教育を継続的に応援する仕組みが生まれます。具体的な教育応援では、既存のソライでんき同様に当社が運営する児童教育施設「キッズドームソライ」のコンテンツの充実化や外部講師の招聘などに活用するとともに、山形県内の高校生のデジタル人材育成プロジェクト「やまがたAI部」の活動をスポンサードするなど、地域内の教育事業のサポートにも活用します。

 

国も2050年のカーボンニュートラル達成を宣言し、グローバル企業を中心に取り組みが加速する中で、中小企業にとっては、コスト増に繋がりかねない再エネ導入はまだまだ進んでいないのが現状です。本取り組みによって、企業の再エネ普及とCSR活動を新たな仕組みでサポートしながら、教育環境の充実化に結びつけていきます。

ソライでんきのこれまでの実績
 2020年8月に、地域の教育を応援する電気として始まったソライでんきは、本日の時点で県内外の企業、医療機関、福祉施設、飲食店など180拠点と契約し、お客様の電気代の削減と子育て教育の充実のための投資を行っております。詳しくは、ソライでんきレポートをご覧ください。

2021年 7月のレポート https://www.sorai-denki.yamagata-design.com/report_

2.ソライプラチナサポーター就任
 全天候型の児童教育施設「キッズドームソライ」は、これからの時代を生きる子どもたちに必要なチカラを「遊び」をとおして育んでいくことを目的にした全天候型の児童教育施設で、年間8万5000人が訪れています。今後、FDは、ソライのプラチナサポーターとして、活動をスポンサードするとともに、子どもたちが楽しみながらクリーンな電気について学べるワークショップを連携して開催していきます。ワークショップは、ソライのほか、FDの本社がある愛知県でも実施予定です。

再エネ×教育で地方都市の課題を解決へ 全国初 教育事業を応援するPPAモデルのサブ画像2_キッズドームソライキッズドームソライ

再エネ×教育で地方都市の課題を解決へ 全国初 教育事業を応援するPPAモデルのサブ画像3_ソライのワークショップの様子ソライのワークショップの様子

再エネ×教育で地方都市の課題を解決へ 全国初 教育事業を応援するPPAモデルのサブ画像4_FDのこども電気教室の様子FDのこども電気教室の様子

          

 

今後について
 上記の項目は、現時点での合意事項であり、今後も、両社での取り組みを増やしていきます。

協定締結に際してのコメント
株式会社FD 代表取締役 鈴木 政司
当社はヤマガタデザインとタッグを組み、エネルギーと教育の分野での取り組みを開始できることを大変嬉しく思います。当社も、愛知県刈谷市内で地元の工業高校と連係して、小学生を対象とした「こども電気教室」を毎年開催し、微力ながら地域教育を支援して参りましたので、「再エネで地方都市の教育課題解決モデルを創出する」趣旨に賛同しました。再生可能エネルギーの活用の可能性を広げるため、「オフサイト自己託送」など様々なアイディアを発案・実行をしている弊社のノウハウを活かし、全国に波及できるモデルづくりに挑戦して参ります。

ヤマガタデザイン株式会社 代表取締役 山中 大介
国内有数のPPA事業者であるFDと連携し、山形県の地域課題解決に挑めること、大変光栄です。日本において地域課題は山積していますが、特に今回のエネルギー及び教育の分野は喫緊の課題です。地域企業が再エネを導入し、電気料金が地域の教育環境を育てる。両分野を融合したSORAIでんきPPAモデルの普及が、地域課題解決の一助となり、日本社会と子どもたちの未来を明るく照らすと確信しています。

参考資料
街づくり協定とは?
 全国の地方都市に共通する課題を解決するため、当社では、山形県庄内地方を「モデル地域」と位置づけ、当社の事業を基盤に大手企業や、ある分野のトップランナーとまちづくり包括連携協定を締結し、"社会実験や新たなビジネス創出などを通じた課題解決"を目指す取り組みをスタートさせており、これまで日産自動車グループ、TDKと協定締結し、連携事業を行っています。この度、当社とFDとは、特にエネルギーと教育の分野で取り組みを開始します。

FDとは
 電気設備会社として1999年に創業。電気工事業及び太陽光発電システムの企画・設計・施工・運営のワンストップソリューションを提供。ソニーの工場向けのオフサイト自己託送など、柔軟な発想と提案力で、国内で多数のPPA事業を手掛ける。
WEB https://www.for-delight.co.jp/

ヤマガタデザインとは
 ヤマガタデザインは、地方都市の課題を希望に変える街づくり会社として、山形県庄内地方を拠点に、観光、教育、人材、農業の4カテゴリーで8つの街づくり事業を展開。
WEB https://www.yamagata-design.com/projects

ソライでんきとは
 地域全体で子どもの教育環境を応援するために立ち上げた電力事業。庄内地域の企業に割安な新電力プランを販売し、得た収益をプランに応じて山形県内の教育的なプロジェクトに投資/寄付を行うことで、地域が教育参加する仕組みを作っている。キッズドームソライの運営費や、山形県内の『デジタル人材育成プロジェクト』を推進するやまがたAI部の運営費として活用するなど、山形県内の教育環境の充実化を推進していく。8月からは、太陽光の無償設置によって企業の電気代削減、再エネ比率を高めるPPAモデルも提供開始。
WEB https://www.sorai-denki.yamagata-design.com/

※1 PPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約)とは、PPA 事業者が施設の屋根等に太陽光発電設備を設置し、施設側は発電した電気を購入する契約のこと。第三者所有モデルとも呼ばれており、施設側は、初期費用の負担や設備の維持管理費不要で、再生可能エネルギーの電気を使用することができる。
※2 FD及び当社調べ

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