主にキッチン用品の製造・販売を行うKULASIFUL(東京都千代田区)は、2022 年 10 月 9 日(日)に、茨城県のイオンモール水戸内原で行われる「IBARAKI CAMP in mitouchi」に出展が決定しましたのでご報告いたします。
目次
■排水溝は海の入り口。合成洗剤で河川の自浄力が下がることを知って
昨今のキャンプブームも影響し、キャンプ場を利用される方が増えています。特に夏休み・お盆の時期は1年の中でも繁忙期。キャンプマナーを知らないことが、環境破壊に繋がることもあります。例えば、昨夏には川でBBQの食器などを合成洗剤などで洗うなどの行為が取り沙汰されました。
合成洗剤の中には、油汚れを落とす「界面活性剤」という化学成分が含まれています。合成洗剤は殺菌力が強いため,自然界にいる良い菌まで殺してしまい、汚水を分解する微生物まで攻撃してしまうのです。家庭の場合は、下水道から下水の処理施設へ流れ、そこで汚水をキレイにしてから川や海へ戻っていきます。しかし、キャンプ場によっては下水道に繋がっていない場合もあり、川や沢に汚水がそのまま流れていってしまうこともあるのです。
私たちは「排水溝は海の入り口」を合言葉に、自分達が使う洗剤にまで責任を持って自然のことを考えていただきたい旨をお伝えしてきました。毎年約20万トン廃棄されるホタテの貝殻は、焼成させることで環境に優しい洗浄剤(以下、ホタテパウダー)として活用できます。今回のイベントでも、販売ブースの設置だけでなく、会場の炊事場にホタテパウダーを設置し、環境保護の意識を持っていただけるように取り組みます。
■「IBARAKI CAMP in mitouchi」とは(公式サイトより抜粋)
茨城のキャンプ情報サイト「いばらきキャンプ」がミトウチにやってくる!「たき火」体験やキャンピングカーの展示などミトウチで地元のキャンプを楽しもう!
【公式ページ】
https://mitouchihara-aeonmall.com/news/event/3610
■ホタテパウダー習慣でSDGsの取り組みに繋げる
2015年の国連サミットにて持続可能でよりよい世界を目指す国際目標としてSGDsが掲げられました。
廃棄されてきたホタテの貝殻を再利用することは、SDGsの17の目標のうち「飢餓をゼロに」「安全な水とトイレを世界中に」「つくる責任、 つかう責任」「陸の豊かさも守ろう」「海の豊かさを守ろう」「パートナーシップで目標を達成しよう」の実現に寄与することができます。
2021年、日本の水産物の輸出額1位はホタテ貝と発表されましたが、その一方で貝殻の廃棄量も膨大で、社会問題となっています。ホタテパウダーで貝殻が活用できれば、製造者や消費者の責任を果たせます。
また、貝殻埋立地では悪臭や地下汚染問題が生じています。貝殻の活用で、陸の豊かさを守ることもできるのです。他にも、普段使用している洗浄剤には界面活性剤が入っており、河川・海を汚染しています。普段の洗浄剤をホタテ貝由来に変えれば水質が改善し、川や海の豊かさを取り戻すことができます。
そして、陸・海の豊かさを取り戻せば、栄養のある食料のさらなる供給が可能となります。2021年には日本の年間食品輸出額が初めて1兆円を突破しました。ホタテパウダーが広まることで水産物や農産物などの食料をこれまで以上に生産・輸出できるはずです。これからも環境問題に取り組む皆様と密に連携し、国内外を問わずパートナーシップを築き上げていきたいと考えています。
このような思いから、弊社は夏休みやお盆のキャンプ繁忙期をきっかけにしてホタテパウダーを皆様に知っていただき、日常の習慣からSDGsの取り組みにつなげることを目指しています。
■ホタテパウダーにおける油汚れの洗浄効果
ホタテパウダーは水に溶かすと強アルカリ性の水溶液になり、酸性の油汚れの除去に最適です。キャンプで使用した調理器具などの汚れを落とす際にも高い効果を発揮します。
市販の洗剤には、地球環境や生態系に負担をかけてしまうものも少なくありません。一方、ホタテパウダーは天然成分100%で、水に溶けるとph12の強アルカリ水となります。アルカリは油汚れ・タンパク質の分解に効果的なので、排水管や河川をきれいにしながら自然に還ります。
■イベント概要(公式サイトより抜粋)
日 時 2022年10月8(土)~10日(月) 10:00~17:00 *KULASIFUL出展は9日のみ
会場 イオンモール水戸内原 1F メインコート・平面駐車場E
住所 〒319-0317 茨城県水戸市内原2丁目1番地
■事業概要
メーカー名:KULASIFUL
所在地:東京都千代田区神田須田町2丁目2番5号
代表者:小澤 智之
電話番号:03-6811-6990
URL:https://kulasiful.com