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大企業のWeb3参入、農業NFT、モスバーガーのメタバース店舗が関心を集める
株式会社トドオナダ(代表取締役社長 松本泰行)は、2022年9月1日〜9月30日までのWeb3・NFT・メタバースに関するウェブニュースについて調査・分析いたしました。
3,000以上のWEBメディアをモニタリングできるPR効果測定サービス「Qlipper」(https://qlipper.jp/)のデータに基づいた調査結果です。
- Web3・NFT・メタバースの記事推移
※見出しに各ワードを含む記事
- 「Web3」トレンドワードランキング
※単純な記事数ではなく、時間軸なども踏まえてAIが判断
大手企業の新規参入が続くWeb3
Web3領域のビジネスを推進するグループ横断組織「web3 club」を発足した電通グループ、子会社を通じたWeb3事業への参入を発表したグリー、HISが出資した観光特化型デジタル通貨を発行する株式会社ルーラなど、大企業のWeb3事業参入に関わるニュースが強い1ヶ月でした。
電通グループや博報堂との協業で記事が多いAstar
4位の「Asta」は、Stake Technologiesが開発するパブリックブロックチェーン「Astar Network」のことです。同社はCEOの渡辺創太氏が上記の「web3 club」でアドバイザーを務めるほか、博報堂とも新会社設立を明らかにするなどの話題が続きました。
DAO発足でランクインのKAMITSUBAKI
5位と6位にまたがるかたちでランクインしたのが「KAMITSUBAKI」です。株式会社THINKRが、運営するクリエイティブレーベル「KAMITSUBAKI STUDIO」から「KAMITSUBAKI DAO」の発足を発表しました。2位のワード「DAO」でも、ファンディングで協業するFiNANCiEとともに上位に来ています。
YGGはジョイントベンチャー設立、東京ゲームショウの話題
9位の「YGG」は、ブロックチェーンゲームギルド「YGG Japan」のニュースを反映しています。KryptoGO Co., Ltd および Infinity Ventures Crypto(IVC)とのジョイントベンチャー設立や、アバターサービスを提供するココネ株式会社がトークセッションに参加する「東京ゲームショウ2022」のブースなどの情報発信がありました。
- 「NFT」トレンドワードランキング
プラットフォームやマーケットプレイスの企業発表が多かった「アート」
1位の「アート」では、NFTアート作品を展示・売買できるオンラインスペース構想を発表した株式会社ANDARTと、これに伴う協業を発表したブロックチェーンインフラ開発を行う株式会社Gincoのプレスリリースに存在感があります。また、株式会社VAIABLEがNFTアートのマーケットプレイス「VAI!アート」のベータ版サービス提供開始を発表したり、ストレイムアートアンドカルチャー株式会社がアート・NFT分散型保有プラットフォーム「STRAYM」のWeb3プラットフォームへのアップデートに向けたロードマップを発表するなど、NFTアートのプラットフォームやマーケットプレイスのサービスに関する企業発表・プレスリリースが強い話題でした。
シャインマスカット・トマトNFT発売の「農業」
6位の「農業」は、「農業×ブロックチェーン」を掲げる株式会社農情人「Metagri研究所」のプレスリリースが集中したことでランクインしました。数量限定の「シャインマスカットNFT」や「トマトNFT」の発売などを発表し、これは2位の「Meta」でも関連ワードを席巻しています。
ふるさと納税返礼NFT、流通総額、新キャラと積極的な情報発信の「CNP」
「CNP」は、株式会社バケットが販売するNFT「CryptoNinja Partners」の略称です。ふるさと納税の返礼品として自治体向けのNFT発行、CNPが発売4ヶ月で流通総額4,000ETH(日本円で約8億円)を突破したこと、それに伴う新キャラクター「ヤーマ」などを発表しています。
「Coincheck」は新コレクション・サービスを発表
「Coincheck」は、NFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」でのNFTコレクション「Moonbirds」と、ブロックチェーンネーミングサービス「Ethereum Name Service」(ENS)の取り扱いを発表しました。どちらについても解説記事が書かれていて、注目のほどが窺われます。
- 「メタバース」トレンドワードランキング
「SDGs」関連イベントが相次いだ9月
3位の「バーチャル」で関連ワードとして「SDGs」があるのは、NPO法人バーチャルライツを中心に、国連総会に合わせた「METAVERSE SDGs WEEK」や内閣府「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」メタバース分科会の勉強会が開催されたことによります。また、株式会社日本旅行がメタバースプラットフォーム「GAIA TOWN」でSDGs啓蒙イベント「GO!SDGs」を開いたことも影響しました。
仮想店舗が大きな話題の「モスバーガー」
「モスバーガー」は新商品「月見フォカッチャ」の発売に合わせて、仮想店舗「モスバーガー ON THE MOON」をメタバース上の「月面空間」にオープンしました。メタバース上の店内厨房で商品づくりを体験できるなど、テクノロジー、グルメ、ネットニュース、テレビと幅広い分野のメディアで話題となりました。
「メタバース 黒ひげ危機一発」の強いインパクト
7位と8位は、メタバースプラットフォーム「cluster」にオープンした「メタバース 黒ひげ危機一発」の話題です。東京ゲームショウ2022で体験可能であると紹介されたり、そのユニークさから企画担当者を取材した記事が出たりとメディアの関心を呼びました。
大企業の協力もあり注目の東大「メタバース工学部」開設
10位の「工学部」は9月23日開設の東京大学「メタバース工学部」の話題です。DX人材の育成に向けてソニーグループ、リクルート、三菱電機などが協力し、設立の式典もメタバース上で行われたと、とくにテレビと新聞が取り上げています。
■「モスバーガー」の推移
【記事数】
【仮想PV】
記事数はプレスリリースがあった9月6日、仮想PVは『マイナビニュース』から『Yahoo!ニュース』への転載記事が高かった16日にピークとなっています。
■調査概要
調査期間:2022年9月1日〜9月30日
(Qlipperの記事確認日時)
調査機関:自社調査
調査対象:見出しに「Web3(3.0)」「NFT」「メタバース」の語を含む記事。
調査方法:Qlipperが調査期間中に収集した国内主要ニュースサイトのウェブニュースの内、調査対象の記事数、仮想PV数を集計。
※仮想PV:国内3,000媒体以上のWEBメディアをモニタリングしているQlipperが、取得したサイト構造を基に独自エンジンで記事のページビューを予測・算出しています。(特許第7098122号)
■Qlipperについて
Qlipper(URL: https://qlipper.jp/)は、広報業務を支援するPR効果測定サービスです。
Webモニタリング、SNSモニタリング、PR分析、業務自動化によって、PR調査のコストダウンを行います。
正確かつ大量のデータをリアルタイムで簡単に得られます。
競合比較やベンチマーキングによる目標設定に活用可能です。
無料トライアルを用意しており、弊社コンサルタントが専任でサービス初期設定と最適化を支援します。
カスタマイズされたデータを簡単に確認でき、PR活動の分析と改善にご活用いただいています。
【株式会社トドオナダ】
https://todo-o-nada.com/
代表取締役社長:松本泰行
〒108-0073 東京都港区三田3-13-16 三田43MTビル2F
会社設立日:2020年1月20日
資本金:580万円
【プレスリリースに関するお問い合わせ】
株式会社トドオナダ
Qlipper運営事務局
担当:遠藤
Email:[email protected]