サービス開始から約1年半で大きな伸び
■学童保育など放課後現場を無料で支援
放課後児童クラブ(学童保育)は、補助金が保育園より非常に少ないだけでなく、児童40人に対して支援員が2人程度と少なく負荷が高いために、慢性的な人手不足という悩みを抱えています。そうした現場では、「子どもが安心・安全に過ごせない」「楽しく過ごす仕組みが充実していない」といった、保護者のみならず、施設や支援員側も改善を求めている切実な課題があります。
「すき!がみつかる 放課後たのしーと」は、そうした社会課題を解決するため、朝日新聞社が立ち上げた事業です。国立大学法人東京学芸大学(学長:國分充)、NPO法人東京学芸大こども未来研究所(理事長:大谷忠)と朝日新聞社が共同研究した結果をもとに、通称「たのしーと」というあそびのプリントを開発し、それをサイトで無料配信しています。「たのしーと」は小学校1~3年生が同時に取り組める複学年対応の内容で、プリントごとに大人向けガイドがついており、準備方法や指導ポイントを分かりやすく解説。言葉、数・図形、工作、ぬりえ、体あそびなど、さまざまなジャンルがそろっています。また、サイトではバーチャル動物園「いきもの目線」などの動画や、「支援員のお悩み相談室」「子どもと一緒におやつクッキング」といったコラムやレシピも掲載しています。
■利用児童数に裏打ちされた高い満足度
2020年12月に厚生労働省から発表された、全国の放課後児童クラブの登録児童数は、約131万人です。児童数50万人という数字は、全国の学童に通う児童のうち、2~3人に1人が、「たのしーと」を使っていることになります。
また、2020年に実施した「登録会員(学童など放課後の子どもの預かり施設)」へのアンケート調査では、利用者の90パーセント以上の方から「満足」という回答を得ており、高い満足度が、さらなる利用児童数の増加につながる結果となっています。
■協賛企業「放課後キッズサポーター」も続々決定
「放課後たのしーと」は、「学童支援を通じて、放課後の子どもたちと子育て家庭を応援する」というサービスコンセプトや理念にご賛同いただいたサポーター企業・団体の皆様に、「放課後キッズサポーター」としてご支援いただいています。
放課後キッズサポーターには下記の2種類があります。
<プロジェクト型サポーター>
「放課後たのしーと」のサイトで配信するあそびのプログラムや教材を一緒に企画・開発します。
例1 )ライオン株式会社「キレイキレイ」:正しい手洗い習慣を身につける「キレイキレイ大作戦」たのしーと 利用実績2万人以上(2021年7月末時点)
例2)トヨタ自動車株式会社:「トヨタ環境こどもプログラム(トンボ篇)」冊子配布数 1万5000部(2021年7月末時点)、トヨタ社員による出張教室実施、オリジナルたのしーと提供ほか
<支援サポーター>
「放課後たのしーと」の取り組みに対し、活動連携などの支援をしていただきます。
企業例)株式会社ダスキン、ソシオークホールディングス株式会社ほか
■社会課題解決型事業をSDGs の取り組みとして
これらの実績をもとに、「すき!がみつかる 放課後たのしーと」では、今後も社会インフラともいえる学童保育の現場を支援するため、さらなるサービスの拡充に努めていきます。
この事業はSDGsの三つのゴール「8:働きがいも経済成長も」「4:質の高い教育をみんなに」「17:パートナーシップで目標を達成しよう」に根差した取り組みでもあります。
この事業に協賛いただける「放課後キッズサポーター」企業を引き続き募集中です。
放課後キッズサポーターの詳細はこちら↓
https://houkago.asahi.com/information/project/kids_supporter.html
「すき!がみつかる 放課後たのしーと」のサイトはこちら↓
https://houkago.asahi.com/