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2022年10月9日 一関市・川崎防災センター
いわて海ごみなくし隊実行委員会は、10月9日(日)に、一関市の北上川沿いにある川崎防災センターで「いわて海ごみなくし隊出前授業in北上川クリーン大作戦」を開催いたしました。この出前授業は、岩手県
、NPO法人 北上川サポート協会の協力で行なわれたもので、「いわて海ごみなくし隊」隊長を務める岩手県住みます芸人「アンダーエイジ」の2人がMCとして参加。船に乗っての北上川の清掃活動を皆で行った後、講師役の北上川サポート協会・金野和則事務局長と一緒に「川と海はつながっている!」をテーマに「河川をきれいにすることが海を守ることにつながる」環境授業を行ないました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
- イベント概要
・開催概要 北上川川岸を舟に乗って清掃活動を行なう「北上川クリーン大作戦」の会場で、
清掃活動を行ない、終了後に引き続き参加した人たちを対象に
「いわて海ごみなくし隊」隊長のアンダーエイジらが、環境学習出前授業を行いました。
・日 程 2022年10月9日(日) 8:40~12:00
・開催場所 一関市 川崎防災センター(一関市役所川崎支所となり)
一関市川崎町薄衣字如来地100-1
・参加人数 30人
・協力団体 岩手県生活環境部、NPO法人 北上川サポート協会
- 実際に北上川下流域の様子を見てみよう!~舟やボートに乗っての川岸の清掃活動
防災センターに集まった参加者たちは、開会行事のあと、さっそくライフジャケットを身に着け、国土交通省の河川調査船「ゆはず」をはじめ、舟やゴムボート、計6艘に分かれて乗り込みました。そして、約1時間半かけて北上川を約12Km上流域まで移動しながら、長い木製の棒を使った器具などを使って、川岸の木々の枝に引っかかっている農作業用のシートやビニール袋などのごみを回収しました。
- 「川と海はつながっている!」~海洋ごみ対策を学ぶ「出前環境授業」
北上川での清掃活動を終えた参加者は、回収したごみを集約した後、防災センターの研修室に移動し、一緒に清掃を行った「いわて海ごみなくし隊」隊長の岩手県住みます芸人アンダーエイジの進行で、出前授業に臨みました。講師を務めたのはNPO法人北上川サポート協会の金野和則事務局長。岩手県が「いわて海ごみなくし隊」と共同で制作した小学生向けの海洋ごみ対策啓発パンフレットを教材にしながら「海のごみの約8割は陸・街から流れ込んでいる」ことを説明し。さらに、北上川などの河川でさまざまなものが不法投棄されている現状について写真を見せながら説明しました。
そして、アンダーエイジの「身近なところから、みんなで心がけて、ごみを出さないようにして、きれいな海を守っていきましょう!」という呼びかけで授業が締めくくられました。
- 参加した子ども・保護者からの声
「上から見ているときれいに見える川岸も、舟から見るとたくさんのごみが引っかかっていて驚いた。」
「ペットボトルも浮かんで流れていた。このまま河口まで流れていって海にたまっていくのだと思うと、
何とかしなくては、と思った。」
<団体概要>
団体名称 :いわて海ごみなくし隊実行委員会
URL :https://iwate.uminohi.jp/ (いわて海ごみなくし隊)
活動内容 :海岸・河川の清掃活動、環境美化活動への支援・啓発
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/