神戸市では、下水道資源の有効利用を図るため、下水汚泥からリンを回収する取組を行っています。回収したリンを活用して、園芸用肥料や水稲用肥料を製造し、JA兵庫六甲の協力のもと、市内の農家へ販売しています。今回、この農家向けに販売されている「こうべハーベスト」肥料を市民向けに「こうべSDGs肥料」としてリブランドし、一般販売を開始します。また、一般販売に先立ち、PRイベントを実施します。市民にSDGsの取組やその意義を知っていただき、自らSDGsに取り組むきっかけとしていただければと思います。
目次
1 規 格
1㎏(菜園・花壇約15㎡分)
2 希望小売価格
1,000円程度
3 開始時期
12月中旬ごろ
4 販売場所
JA直売所、市内ホームセンター
5 PRイベントの実施
「こうべSDGs肥料」のサンプル(200g)を市民に配布します。
① 実施場所 西神中央駅前
② 実施日 11月26日(土曜)
※以下のURLで販売場所、PRイベント等の詳細をお知らせします。
https://www.city.kobe.lg.jp/a99375/business/sangyoshinko/industry/kobenogyoujigyou/sdgs-hiryou.html
- 【参考】「こうべ再生リン」の取組
神戸市では、下水道資源の有効利用を図るため、下水汚泥からリンを回収する取組を行っています。回収されたリン酸マグネシウムアンモニウムを「こうべ再生リン」として肥料への活用を進めています。
「こうべ再生リン」に窒素やカリウム分を加えて使いやすい肥料とし、園芸用肥料や水稲用肥料を製造し、市内の農家へ販売しています。
① 園芸用「こうべハーベスト」
平成27年度から販売開始。野菜や果樹、花などの栽培に広く使え、神戸のブランド野菜「こうべ旬菜」等に使用されている。
今回一般販売を行う「こうべSDGs」肥料は、この園芸用「こうべハーベスト」と同一のもの。
② 水稲用「こうべハーベスト」
学校給食使用されている「きぬむすめ」という米用に開発されたもの。
令和2年1月から、水稲用「こうべハーベスト」で栽培されたお米が神戸市内の学校給食用に提供されている。