自販機で伝統ある「鹿せんべい」を発売!パッケージにはお米を活用した紙「kome-kami」を使用し伝統を表現

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明治23年創業の老舗紙屋 株式会社ペーパル(本社:奈良市池田町)は、一般財団法人奈良県ビジターズビューロー(本部:奈良市池之町)、ダイドードリンコ株式会社(本社:大阪市北区)などと共同で、鹿せんべいを販売する「I LOVE シカ 自動販売機」を2022年10月24日設置します。鹿せんべいのパッケージには、捨てられるはずだったお米を混ぜた紙素材「kome-kami」を使った紙箱を使用します。江戸時代までは紙に米を混ぜる文化があったと言われていますが、この伝統的で新しい紙素材「kome-kami」で江戸時代から続く鹿せんべいを包むことで、本取り組みの伝統と革新の融合を表現しました。

●本取り組みの3つのポイント

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・10月24日、奈良の鹿せんべいが自販機で発売開始
・箱の素材にkome-kamiを使用することで、伝統的な鹿せんべいを自販機で扱う本取り組みの伝統と革新の融合を表現
「シカに優しくありたい」という想いを込めて、パッケージをデザイン

●「シカに優しくありたい」という想いを込めたパッケージ

自販機で買える鹿せんべいは、シカを想い、プラスチックではなくしっかりとしたナチュラルな風合いの紙箱に包んで販売します。また、シカが安心して鹿せんべいを貰えるようにデザインしています。パッケージの上面には奈良の鹿愛護団体の、国の天然記念物「奈良のシカ」保護啓発ポスターコンクールより抜粋した小学生の作品が描かれています。また、外側にはシカとの接し方について解説しています。シカとのふれあいに慣れていない方も、優しい気持ちで正しくシカと触れ合ってもらうことを願っています。

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●パッケージは、「持ち帰り」を前提に設計

パッケージは、あえてしっかりとした紙箱にしました。箱をゴミとするのではなく、お土産として持って帰ってお使いいただくことで、鹿にも環境にも優しいパッケージでありたいからです。内側には奈良の名所が描かれていますので、買って来たお土産を詰めてギフトボックスとして配るも良し、持ち帰って小物入れとして使うも良し、様々な方法で活用いただけます。

自販機で伝統ある「鹿せんべい」を発売!パッケージにはお米を活用した紙「kome-kami」を使用し伝統を表現のサブ画像3_お土産を詰め・小物入れるシーンお土産を詰め・小物入れるシーン

詳しくは以下の鹿せんべいパッケージの特設ページをご覧ください。
https://foodlosspaper.com/shika-kami

●kome-kamiは鹿が安心する街づくりを応援します

kome-kamiは素材の売上の1%をフードバンクにに寄付することでフードロス削減に貢献していますが、今回はさらに1%分を奈良の鹿愛護会に寄付します。皆がだいすきなシカが安心して暮らせる街づくりが広がることを応援します。

●本自販機の設置場所

鹿せんべいの有人販売が行われていない時間帯でも販売を可能にすることで、観光客がシカに鹿せんべい以外の食べ物を与えることを防止し、シカを守ります。設置場所は以下の2ヶ所となります。
・鹿苑(ろくえん) 所在地:奈良県奈良市春日野町160-1
・春日大社 国宝殿前 所在地:奈良県奈良市春日野町160

●鹿せんべいの歴史

鹿せんべいの起源は諸説ありますが、江戸時代には既に売られていたようです。寛政3年(1791年)に出版された『大和名所図会』には春日の茶屋が描かれていますが、茶屋にたくさんのシカが集まり、大人から子供まで鹿せんべいらしきものを与えてシカとたわむれている様子が描かれています。

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●株式会社ペーパルについて

1890年(明治23年)に奈良で創業して以来、132年に渡り紙の販売を通じて紙文化を支えています。2008年にFSC®/COCを取得して以来、「紙」という循環可能な素材を社会に提供し、脱プラスチックを視野に入れた素材の啓発活動を行うことで、SDGsへの取り組みを推進しています。SDGsの取り組みをさらに拡大させるため、2020年4月より、フードロス問題の解決を目指すための素材「フードロスペーパー」の開発を行うプロジェクトを行っており、これまで「kome-kami」や「クラフトビールペーパー」、「momi-kami コートボール紙」、「vegi-kami にんじん」を開発。本プロジェクトでは「kome-kami」をパッケージに活用しました。
【会社概要】    

自販機で伝統ある「鹿せんべい」を発売!パッケージにはお米を活用した紙「kome-kami」を使用し伝統を表現のサブ画像5_株式会社ペーパル本社株式会社ペーパル本社

会社名    :株式会社ペーパル

所在地    :奈良県奈良市池田町76-7

代表者    :矢田 武博
資本金    :3,000万円
創業      :1890年(明治23年)
事業内容  :紙や紙製品の開発・販売
WEBサイト : http://www.pepal.co.jp/
【URL】  製品サイト:https://foodlosspaper.com/shika-kami

 

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