Milk.株式会社、最大6億円支給の「AMDAP 先端医療機器アクセラレーションプロジェクト」の研究支援対象に選出

0
430
Milk.株式会社、最大6億円支給の「AMDAP 先端医療機器アクセラレーションプロジェクト」の研究支援対象に選出のメイン画像

ハイパースペクトル領域から日本国内の先端医療機器産業を盛り上げる

ハイパースペクトルによる高精度がん診断システムを開発している医療系ベンチャー企業のMilk.株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:中矢大輝 、以下 Milk.)は、10月24日、先端医療機器に関する優れたビジネスプランを有するベンチャー・中小企業に対して、専門家との連携による支援や最大6億円の助成金が支給される東京都主催の「AMDAP 先端医療機器アクセラレーションプロジェクト」の採択事業者となったことをお知らせします。

Milk.株式会社、最大6億円支給の「AMDAP 先端医療機器アクセラレーションプロジェクト」の研究支援対象に選出のサブ画像1

 

  • 本プロジェクトの背景

Milk.株式会社、最大6億円支給の「AMDAP 先端医療機器アクセラレーションプロジェクト」の研究支援対象に選出のサブ画像2_(引用)JOMDDが示す世界の医療機器市場(*1)(引用)JOMDDが示す世界の医療機器市場(*1)

医療機器産業は、国内のみならず世界的にみても将来にわたり持続的な成長が見込まれています。

しかし、市場構造に目を向けてみると、診断機器は国内メーカーに一定の強みがあるとはいえ、金額ベースで半分を占め、より高い成長が予想される治療機器においては欧米を中心とした海外メーカーからの輸入比率が高く、我が国が得意とする信頼性の高いものづくりが生かされていません。一方、都内には臨床評価、法規制、医療保険制度に加えて、ビジネスや金融等の専門人材が集積しており、医療機器開発を行う上での高いポテンシャルが存在します。

それを受けて本プロジェクトにおいては、欧米メーカーに対して劣勢にある医療機器産業において、開発マインドの高いベンチャー・中小企業のビジネスプランに対し、都内に集積する各分野の専門家による指導・助言に加え、医療の発展に貢献する医療機器の開発・事業化に向けた集中支援が行われます。なお、最も優れたビジネスプランに対しては、治験費用を含めた研究開発補助(1期あたり最長3年・上限3億円・補助率2/3以内を最長2期まで(最長6年・最大6億円・補助率2/3以内)) が支給されます。
 

  • 「AMDAP 先端医療機器アクセラレーションプロジェクト」とは

先端医療機器に関する優れたビジネスプランを有するベンチャー・中小企業を募集し、最大3件の企業が採択されるプロジェクトです。

支援内容については以下の通りです。

1. ビジネスプランのブラッシュアップに関する支援

医療機器産業の業界事情や法規制に精通し関係機関に幅広いネットワークを有する人材(以下「カタライザー」という)が、採択された事業者ごとに1名配置されます。

担当カタライザーが中心となり、さらに各分野の専門家と連携することで、先端医療機器開発に向けた市場探索、資金調達、類似競合製品のクリアランス調査、製品デザイン・コンセプト設計、試作機開発、量産試作、非臨床試験、臨床評価、薬事戦略、知的財産戦略、販売・物流戦略、事業組織の構築などに関する専門的な助言をいただきます。

2. 補助金による支援

支援開始から1年6か月経過後(令和4年度採択の場合、令和6年3月頃)に、最も優れたビジネスプランを有する事業者が選定され、治験費用も対象となる補助金による開発支援が行われます。
※審査会において一定以上の評価を得たものに限る
 

Milk.株式会社、最大6億円支給の「AMDAP 先端医療機器アクセラレーションプロジェクト」の研究支援対象に選出のサブ画像3_開発支援に関するスケジュール開発支援に関するスケジュール

 

  • 支援体制

プロジェクトの指揮・統括を行う事業統括責任者の下、採択事業者ごとに伴走支援を行うカタライザーが配置されます。さらに、事業者が抱える課題の解決に必要な専門的知識・ノウハウを有する各分野の専門家による支援体制が構築されます。担当カタライザーは、事業内容に応じて事務局で選定されます。

これに加え、東京都医工連携HUB機構、公益財団法人東京都中小企業振興公社及び地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターとの連携による支援体制が構築されます。事務局運営は日本コンベンションサービス株式会社(運営受託事業者)により行われます。
 

Milk.株式会社、最大6億円支給の「AMDAP 先端医療機器アクセラレーションプロジェクト」の研究支援対象に選出のサブ画像4

 

  • 弊社の取り組みと展望

本プログラムでは、「ハイパースペクトル画像を活用した新たな病理診断支援システムの開発」というテーマで採択されました。

現在、日本の医療業界は下記の状況に直面しています。

1:がんの最終診断である病理診断を支える病理専門医の人数が、がん患者に対して圧倒的に不足している。
2:診断知見も個人に依存することから、育成以外の方法での対策が中⾧期的に求められる。

弊社では、これらの課題を解決するために、人の目を超えた高精度な分光情報を有するハイパースペクトルカメラで撮影したがん細胞画像を、AI で分析する病理診断支援システムを開発しております。

Milk.代表中矢のコメント

「Milk.株式会社の設立目的の一つはガンの原因究明です。私は、ハイパースペクトルカメラによって得られるがん細胞の光情報が、診断と治療の双方にとって革命的な変化をもたらすと考えています。今回、AMDAPによる支援対象に選んでいただいたことで、この開発をさらに加速することができます。世界中の臨床現場に1日でも早く私たちの製品を届けられるように今後も尽力してまいります」

(*1)JOMDD HP
https://jomdd.com/

AMDAP 先端医療機器アクセラレーションプロジェクト HP
https://amdap.tokyo/index.html

【会社情報】
社名:Milk.株式会社
設立:2019年12月17日
代表者:代表取締役 中矢大輝
事業内容:ハイパースペクトルによる高精度がん診断システムの開発
本社:東京都港区六本木4-8-1
URL:https://www.milk-med.com

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください