千葉大生がフェアトレード啓発のための「ぬりえ絵本」と「リーフレット」を作成 

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千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト

国立大学法人千葉大学の環境ISO学生委員会(以下、学生委員会)と株式会社京葉銀行(以下、京葉銀行)は、2017年度より協同でecoプロジェクトを実施しており、SDGs達成に向けた取り組みを行っています。 その一環として、学生がフェアトレードの普及啓発のために、ぬりえ絵本とリーフレットを作成し、10月に実施されたイベントで活用しました。

  • フェアトレードとは

「フェアトレード」とは、「公平・公正な貿易」のことです。私たちが普段よく利用しているコーヒーやチョコレート、コットン製品、お茶、その他さまざまな製品の原材料の多くは発展途上国で生産されています。しかし、それらの国では、生産者に正当な対価が支払われなかったり、必要以上の農薬が使用され環境や健康に被害を及ぼしたりしています。そのような生産環境を改善するための取り組みが「フェアトレード」です。原料を適正な価格で継続的に購入することで、生産者の生活改善と自立を目指します。つまり、フェアトレード商品を選択することは、世界の誰かの生活を救うことに繋がるのです。
 

  • 作成したぬりえ絵本とリーフレットについて

フェアトレードを地域の方にわかりやすく伝え、フェアトレードの商品を選ぶ意識を高めたいという想いから、学生たちが「ぬりえ絵本」と「リーフレット」を作成しました。

【ぬりえ絵本】

フェアトレードを子ども達に知ってもらおうと、児童労働をメインに労働環境を改善するためのフェアトレードについて、クマがウサギにわかりやすく教えてあげるストーリーで絵本を作成しました。この絵本の絵は白抜きになっていて、色塗りができるようになっており、子ども達は色を塗りながら、絵の内容に興味を持ち、おうちの方と一緒にフェアトレードについて学べるようになっています。

千葉大生がフェアトレード啓発のための「ぬりえ絵本」と「リーフレット」を作成 のサブ画像1_絵本の表紙とページ例絵本の表紙とページ例

【リーフレット】

千葉大生がフェアトレード啓発のための「ぬりえ絵本」と「リーフレット」を作成 のサブ画像2_リーフレットの表紙リーフレットの表紙

一般の方向けにフェアトレードや国際フェアトレード認証について説明したリーフレット(全4ページ)を作成しました。この中で、フェアトレード商品を身近に感じてもらえるように、千葉市内のフェアトレードの取り組みを行っている団体の紹介をしています。千葉市国際交流課と京葉銀行の協力によりご紹介していただいた団体を学生が取材し、インタビュー形式でまとめています。そのほか、千葉市のフェアトレードに関するイベント・ショップの情報をマップにまとめました。
<リーフレット>
https://prtimes.jp/a/?f=d15177-20221021-5ec97792bddaa29795ff62db4c04607e.pdf
<紹介している団体>
・フェアトレードちば https://www.ftchiba.net/
・CHIBA FAIR TRADE CAFE&SHOP https://www.toke-asumigaokaplaza.jp/fair-trade-cafe%EF%BC%86shop/
・Murado(モラード)https://murado.jp/        
・PRIYO(プリヨ)https://priyo-handicrafts.com/
 

  • 活用方法について

作成したぬりえ絵本とリーフレットは、以下のイベントで使用しました。
絵本やリーフレットは千葉市を通じて、11月ごろから市役所や千葉中央コミュニティセンターに配架されるほか、1月にペリエ千葉で開催する「ちばフェアトレードマーケットinペリエ千葉」においても設置される予定です。
また、今年度中には、学生たちが絵本を使った動画を制作し、SNSを使った広報も行っていきます。

第2回「CHIBA SDGs Parklet Project」

イベント内でフェアトレード啓発ブースを設置し、ぬりえ絵本とリーフレットの配布を行いました。

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日程: 2022年10月28日(金)11:30~20:00
会場: 京葉銀行本店営業部前
主催:CHIBA SDGs Parklet Project 実行委員会
   株式会社京葉銀行、一般社団法人野菜がつくる未来のカタチ、 株式会社レプコ、塚本總業株式会社千葉支社
後援:千葉市、株式会社ベイエフエム
協力:千葉大学環境ISO学生委員会、NTT東日本千葉事業部 
イベント詳細:https://www.keiyobank.co.jp/news/2022/20221011foodloss.pdf

こどもエコまつり


使わなくなったコスメを絵の具に変える特殊な液体(株式会社モーンガータ提供のSminkArtのmagic water)を使ってお絵かきするコーナーにおいて、ぬりえ絵本を使用したほか、保護者の方にはリーフレットを配布しました。

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日程:2022年10月30日(日)10:00~16:00
会場:千葉大学西千葉キャンパス 楓ホール
主催:千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト
企画運営:千葉大学環境ISO学生委員会
協力:千葉ジェッツユースチーム
詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000624.000015177.html

千葉市フェアトレードタウン推進 児童向けフェアトレード基礎講座

学生がボランティア参加して、絵本とチラシを配布します。

日時:12月4日(日)13:30~16:30
会場:土気あすみが丘プラザ多目的室
対象:小学4年生~中学生(高校生も可)
定員:40名
主催:CHIBA FAIR TRADE CAFE&SHOP
 

  • 担当した学生のコメント

千葉大学環境ISO学生委員会 小藤 那奈子(文学部1年)

本企画は、1人でも多くの方にフェアトレードのことを知ってもらい、考えていただくきっかけを作ることが目標です。子どもたちにはぬりえ絵本で、保護者の方や地域の皆様にはリーフレットで、それぞれ啓発を行いました。リーフレットの作成にあたり、フェアトレードの取り組み団体へ行った取材では、各団体代表者様の熱い想いと共に、フェアトレードとの多様な向き合い方や、「消費する」ことの責任など、私たち学生自身、自らの生活について考えさせられるようなお話をいただき、大変刺激になりました。
今回作成した絵本とリーフレットは、皆様に分かりやすく伝えられるように工夫を凝らして作りました。1人でも多くの方に手に取っていただき、フェアトレードのことを心に留めておいていただけたら嬉しいです。
最後に、本企画は今回が初めての試みで、企画責任者の私としても不安が多くありましたが、たくさんの方に支えていただき、形にすることができました。ご支援いただいた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
 

  • 「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」について

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千葉大学と京葉銀行は2012年に包括連携協定を結んでおり、千葉大学で環境活動を主体的に担っている環境ISO学生委員会と京葉銀行が協同で、2017年から「ecoプロジェクト~7色の虹を千葉から未来へ」を実施しています。本プロジェクトでは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、まずは「地域の環境負荷削減と環境意識向上に貢献したい」という想いで、京葉銀行の行員や取引先企業、地域住民、千葉大学の学生などを含めた千葉県内の多くの方々を対象に、環境意識の啓発活動を実践しています。
公式サイト  https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/
 

  • 本件に関するお問い合わせ

​国立大学法人千葉大学 環境ISO事務局 TEL:043-290-3572
京葉銀行 経営企画部 広報グループ TEL:043-306-8065
 

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