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千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト
国⽴⼤学法⼈千葉⼤学の環境ISO学⽣委員会(以下、学⽣委員会)と株式会社京葉銀⾏(以下、京葉銀⾏)は、2017年度より協同でecoプロジェクトを実施しており、SDGs達成に向けた取り組みを⾏っています。その一環として、10月30日(日)に千葉大学西千葉キャンパスにて、地域のこどもたちを対象に、ゲームや工作でSDGsを学ぶ「こどもエコまつり」を開催しました。
- イベント概要
「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」の本年度の企画の1つとして、学生委員会が提案して実現しました。牛乳パックやTシャツ、ペットボトルキャップ、化粧品など、身近なものを用いた作品づくりやゲームを通して、こどもたちのエコ意識を育むとともに、SDGsに関するパネル展示等を通じて、保護者の方にはSDGsへの貢献意識を高めてもらおうというイベントです。
このイベントは2023年3月31日に創立80周年を迎える京葉銀行の記念事業の一つで、特別企画として千葉ジェッツの協力のもと、U12・U15・U18のユースチームのメンバーが参加して、ドリブルやシュートといったバスケットボールに関するゲームも行いました。
日程:2022年10月30日(日)10:00~16:00
場所:千葉大学西千葉キャンパス 楓ホール
参加費:無料
主催:千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト
企画運営:千葉大学環境ISO学生委員会
協力:千葉ジェッツユースチーム
- 150名以上が来場、8種類のゲームや工作の体験を実施
当日は親子連れを中心に150名以上が来場し、スタンプラリーをしながら、8つのブースを回って楽しんでいただきました。2人のこどもを連れた女性は「コロナでこういうイベントが減っていたので、今日は楽しみにしていました。いろいろ体験できてこども達も楽しそうでした」と話していました。
◆コスメでぬりえ
株式会社モーンガータ提供のSminkArtのmagic waterを使用し、使わなくなったコスメを絵の具に変えて、ぬりえを体験するコーナー。学生が作成したフェアトレードに関するぬりえ絵本を使い、こどもにもわかりやすくフェアトレードを紹介しました。こどもたちは好きな色の化粧品(アイシャドウなどの粉末状のもの)をパレットにかきだして、magic waterを入れた水筆ペンを使って溶かして、思い思いの色に塗って楽しんでいました。
・フェアトレードの絵本についての詳細 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000643.000015177.html
◆竹とんぼづくり
千葉県内でも大きな問題となっている放置竹林における竹害について知ってもらおうという意図で、放置竹林の竹を使った竹とんぼづくりを行いました。小刀で竹を削り、竹串の軸をはめて、好きな色に塗って楽しみました。竹とんぼを作った後には、「竹のおはなし」という紙芝居を上演して、竹害について知っていただきました。
◆さかなつりごみ分別ゲーム
釣り竿でごみを拾い、もえるごみ、カン、ビン、ペットボトルなどに分別するゲームです。「このゴミは燃えるかな?」「もえる!」というやりとりをしながら、小さいこどもも一生懸命取り組んでいました。
◆牛乳パックで紙づくり
牛乳パックを細かくちぎってミキサーにかけ、水に溶かして紙すきをすることで、はがきサイズの紙にリサイクルする体験です。こどもたちは、すいた紙の上に、好きな色の小さな折り紙などを載せて、自分だけのハガキを作っていました。楽しくてもう一度やりたいというこどももいてにぎわっていました。
◆Tシャツでバッグづくり
来場者に着なくなったTシャツを持ってきていただき、裁ちばさみで裁断して結ぶだけで、バッグへリメイクする体験です。「作るのは難しかった」と言いながら、できあがったバッグにさっそく物を詰めている子や、「今着てるTシャツも着られなくなったらバッグにする!」とお気に入りのTシャツを指さす子もいました。
Tシャツを持って来られなかった人には先日開催した古着市「CHIBA'S BAZAAR」で売れ残ったTシャツを提供して体験してもらうことができました。
・古着市について https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000646.000015177.html
◆ストローハットづくり
ペットボトルキャップに紐をぐるぐると巻きつけることで、小さな可愛い帽子をつくるリユース体験です。お人形にちょうどよいサイズの帽子ができて、こどもたちは大事そうに持ち帰っていました。一緒に来たお母さんも「これは可愛いですね。ぬいぐるみにぴったりです」と話していました。
◆シューティングチャレンジ
千葉ジェッツのユースチームの選手たちがお手本を見せてくれて、バスケットボールのミニゴールにシュートするゲームです。見事入ったら抽選でトップチーム選手のサイン等の豪華賞品が当たるという企画でした。シュートが入った時にはとても盛り上がりました。
◆ドリブル分別ゲーム
千葉ジェッツのユースチームの協力で、ドリブルをしながらごみを正しい分別ボックスに入れるゲームを行いました。ジェッツメンバーと対戦することもできました。まだドリブルが上手にできないこどもも、ユースチームメンバーの励ましを受けて、一生懸命ボールを追いかけていました。
- 保護者向けの展示スペース
◆SDGsについて紹介するパネルの展示
学生委員会に所属する1年生約180名がグループワーク等を行い作成した、13枚のSDGsについて紹介するパネルを会場内に展示しました。地域の皆さまにわかりやすくSDGsについて説明して、SDGsの達成に向けた取り組みを実践するきっかけにしていただくために、学生が調べて学んだことをまとめたものです。
・展示パネルの作成について https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000644.000015177.html
◆プラスチックストロー削減に向けた取り組みの展示
学生委員会がこれまでに行ってきたプラスチックごみ削減の取り組みに関するパネルを展示しました。その中でも、学生委員会の提案で千葉大学生協で使用するプラスチックストローを米ストローに変更した企画については、実際に検証に使用した、紙ストローや竹ストローと並べて米ストローを展示して、来場者に触って比較してもらいました。
・米ストローの導入に関する詳細 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000597.000015177.html
◆海の保全に関する取り組みの展示
学生委員会が行っている海の保全に関する取り組みのパネルを展示しました。今年10月に株式会社パソナグループと実施したビーチクリーン活動で作成した海ごみアート作品も展示しました。
- 担当した学生のコメント 教育学部2年 菊元真紀
身近なエコはたくさんありますが、リサイクルステーションのように「このあとどうなるのか」がイメージしにくいものが多いように思います。今回のこどもエコまつりでは、その漠然とした「エコ」をより身近なものと思ってもらうことを意識して企画しました。例えば、紙すき体験では、紙と同じくパルプから作られている牛乳パックを用いて自分だけの紙を作ることで、牛乳パックという身近なものが姿を変える瞬間を子どもたちに実感してもらえたのではないかと思います。会場ではエコに関する話を驚きながら聞いてくれたり、作ったものを嬉しそうに見せてくれたりする子が多く、また、保護者の方に実施したアンケートでも「子どもが楽しそうにしていて良かった」「楽しみながらエコの勉強ができた」という感想をいただきました。楽しんでいただけたようで大変うれしく思います。今回のイベントのように体験しながら学ぶことで、エコの話を堅苦しい勉強としてではなく、もっと体温のあるものと感じてくれていたら幸いです。
- 「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」について
千葉大学と京葉銀行は2012年に包括連携協定を結んでおり、千葉大学で環境活動を主体的に担っている環境ISO学生委員会と京葉銀行が協同で、2017年から「ecoプロジェクト~7色の虹を千葉から未来へ」を実施しています。本プロジェクトでは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、まずは「地域の環境負荷削減と環境意識向上に貢献したい」という想いで、京葉銀行の行員や取引先企業、地域住民、千葉大学の学生などを含めた千葉県内の多くの方々を対象に、環境意識の啓発活動を実践しています。
公式サイト https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/
本年度のプロジェクトキックオフリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000599.000015177.html
昨年度のプロジェクト報告リリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000585.000015177.html
- 本件に関するお問い合わせ
国立大学法人千葉大学 環境ISO事務局 TEL:043-290-3572
京葉銀行 経営企画部 広報グループ TEL:043-306-8065