株式会社ぐるなび(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:杉原章郎 以下、ぐるなび)は、農林水産省「令和4年度全国ジビエプロモーション事業(ジビエフェア開催事業)」の事業実施主体として、国産の野生鳥獣肉(以下、ジビエ)等の消費拡大を促す「全国ジビエフェア」の開催に先立ち、10月24日(月)に都内で記者発表会を開催しました。
発表会では、タレントのLiLiCoさんをゲストに迎え、「サステナライフ×ジビ活」トークショーを実施しました。
スウェーデンではジビエが日常にあったというLiLiCoさん。 今まで様々なジビエ料理を食べてきたLiLiCoさんですが、人生初というジビエハンバーガーを食べて「日本のジビエ料理は進んでいる」「おいしい!」と、日本人の繊細な感性を活かしたメニューと、ジビエ独特の臭みがないことに驚いていました。またスウェーデンの別荘でも猪に荒らされるなど鳥獣被害問題も身近に感じており、ジビエを活用することが農家の方の力になることにも言及しました。
ジビエの魅力は「ジビエに関わる方の熱を感じること、人とのつながりを感じることができること」だとLiLiCoさん。ジビエはおいしいだけでなく、ジビ活がSDGsにもなる点をもっと伝えていきたい、「今年はジビ活元年ですね!」と熱い想いを語っていただきました。
- イベント内容 ご紹介
目次
藤河正英(農林水産省 農村振興局 鳥獣対策・農村環境課/課長)
今年で5年目となる「全国ジビエフェア」。野生鳥獣のマイナスを農村資源のプラスに変えるジビエの利用促進ですが、捕獲鳥獣のうち食肉として流通するのは約1割であり、今後増やすことが重要。ジビエの需要を増やすことが「日本の農業や農村の持続的な発展にもつながる」と、日本の未来にもつながるサステナブルな取り組みであると語りました。
宮川将人(くまもと農家ハンター/農家・猟師)
「地域と畑は自分たちで守る」若手農家が主体となり、地域全体で鳥獣対策に取り組む熊本県の有志団体。
IT技術を駆使した鳥獣対策に取り組み、ジビエの加工販売まで行う。「被害対策だけではマイナスをゼロに近づけるだけ。ジビエの活用は地方創生のチャンスとなる取り組み」だと語ります。日本のジビエ産業を世界一に!と願いを込めて活動の幅を広げています。
岡田修(株式会社 KURKKU FIELDS/シャルキュトリーシェフ)
シェフのこだわりが詰まった加工処理施設で絶品ジビエを生み出している千葉県木更津市の施設。フレンチシェフからジビエ製造・加工に転身した岡田さん。おいしいジビエを作るため、こだわり抜いた施設や処理方法でジビエを作っている。「ジビエとしてだけでなく、皮や骨などまで可能な限り有効活用する」と語りました。
篠塚知美(有限会社Stay Dream Project「君鶏」/取締役)
千葉県君津市にある居酒屋「君鶏」。君津市が力をいれる「君津ジビエ」を取り入れたメニューを地元の猟師や養蜂家と共に開発。「関東屈指のジビエ生産量を誇る同市の“君津ジビエ”の美味しさを地元の人にも知ってもらいたい」という想いから親しみやすいハンバーガーや担々麵を提供している。「捕獲鳥獣をシェフの腕で価値あるものに変えて、本当の意味で供養をしなければと考えています。」と語りました。
- 全国ジビエフェア ご紹介メニュー
発表会では、ご登壇の事業者のジビエメニューと、ぐるなび プレミアムミールキット初のジビエメニュー「柳家監修 特製味噌で食べる猪鍋」をご試食いただきました。
柳家監修 特製味噌で食べる猪鍋
『ミシュランガイド愛知・岐阜・三重 2019特別版』で二つ星に掲載された、知る人ぞ知るジビエの名店「柳家」の猪鍋がぐるなびプレミアムミールキットに登場。予約の取れない人気店の味をご家庭で手軽にジビエを楽しめます。※ぐるなび プレミアムミールキットにて12月より販売予定
くまもと農家ハンター「ジビエソーセージ」「ジビエスモークハム」、「ジビエカレー」
「え!?ジビエってこんなに美味しいの!」そんな驚きと感動をお届けするべく、【九州ジビエ】と冠して全国の皆様にお届けします。ジビエ初心者の方でもそのまま美味しく食べていただけるよう開発した商品です。※オンラインにて販売中
KURKKU FIELDS「鹿テリーヌ」、「猪ビアブルスト」
自社の解体処理施設にて迅速・丁寧に処理し、臭みの少ないジビエを使用。フレンチの技法と掛け合わせることでジビエ本来のうま味を引き出したシャルキュトリーに仕上げました。※店頭にて販売中
君鶏「君津ジビエハニーバーグ」、 「君式ジビエ担々麺」
シカと豚の合挽肉を使用したハンバーガーと担々麺。「ジビエを身近に感じてほしい」という思いを込めて開発したメニューは食べやすい味になるように調味料を工夫しており、誰でも気軽にジビエを楽しめます。※店頭にて販売中
- 全国ジビエフェア 概要
・開催期間 :2022年11月1日(火)~2023年2月28日(火)
・参加店舗数: 1030店 ※2022年10月20日時点。2023年2月末まで参加店舗は募集します。
・参加店舗 :ジビエ(国産のシカ肉・イノシシ肉)を取り扱う飲食店、惣菜店、宿泊事業者、ジビエ等(ペットフード、皮革製品等含む)を販売する小売店、ECサイト ※ジビエメニュー提供期間や商品販売期間などは店舗ごとに異なります。
・特設サイト:https://www.gibier-fair.jp/
・目的:農作物への鳥獣被害対策等のため鳥獣捕獲が増加する中、捕獲鳥獣を地域資源として利用し「マイナス」の存在から「プラス」の存在に変える取り組みが推進されています。「全国ジビエフェア」では、ジビエを生活の中にちょっと「プラス」することで、自分のため、他の誰かのため、社会のためにちょっと「プラス」になることなど、「プラスジビエ」をメインのコンセプトとして設定し、国産のジビエの魅力を伝え、ジビエをもっと知って・食べてもらうことを目的としています。
全国1030店(※)の飲食店や小売店等が参加。また、本年度より、ジビエ(食用)だけでなく、ペットフードや革製品等も対象としており、より幅広くジビエを楽しむことができます。※2022年10月20日時点
特設サイトでは、「おそとでジビ活」としてMAP上でジビエメニューを提供する飲食店等を検索できたり、「おうちでジビ活」としてジビエ等を販売するECサイトの紹介をしており、全国各地のジビエが食べられる・買えるお店の検索ができ、店舗選びに活用いただけます。また、季節に応じたテーマを設け、テーマに沿った様々なジビエの楽しみ方を提案していきます。さらに、各都道府県等で行われるジビエ関連イベント等、ジビエに関する情報を幅広く紹介していきます。