第10回環境省グッドライフアワード ~「保育園×農業」でどろんこ会グループが作る持続可能な循環型社会~ 実行委員会特別賞サステナブルデザイン賞を受賞!

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どろんこ会グループ(本社:東京都渋谷区 理事長:安永愛香/代表取締役:高堀雄一郎)は、環境省が主催し、環境と社会を良くする取り組みを表彰する「第10回グッドライフアワード」にて、「実行委員会特別賞 サステナブルデザイン賞」を受賞いたしました。「保育x農業で創った持続可能な循環型社会~保育園の給食米自給自足で南魚沼の農業技術と棚田を守る!~」という取り組みを評価いただきました。

【応募内容】保育x農業で実現した持続可能な循環型社会

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どろんこ会グループでは「にんげん力。育てます。」の子育て理念のもと、ヤギや鶏などの生き物の世話、畑仕事、銭湯の日、商店街ツアー、田植え・稲刈りなど、10よりも100の「ホンモノの経験」ができる環境を用意し、子どもが自ら選び、思考し、行動する力を育む保育を実践しています。

保育活動の一環として米の生産・収穫の労働を知るために、創業当時の1998年から南魚沼市で田植え・稲刈り体験ツアーを実施してきました。その中で棚田の後継者不足の問題を聞き、2013年、南魚沼の農業を守るために地元農家の方と共同で「株式会社南魚沼生産組合」を設立。減農薬の給食米生産による栽培技術伝承、棚田の放棄地対策、地域雇用創出等を実現し、保育×農業で南魚沼の持続可能な循環型社会づくりに取り組んでまいりました。

【取り組み評価】南魚沼の環境に貢献し、子どもの環境教育へとつなげる

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1.環境への貢献

耕作放棄地となりうる中山間地の棚田を引き継ぐことで、南魚沼の水源かん養、国土保全、生態系保全などに貢献。耕作面積0.6haからスタートし、2021年度には26ha、つまり東京ドーム約5.5個分の南魚沼の田んぼを守りました!

 

​2.   社会・経済への貢献
地元の新規就農者4名の雇用、首都圏の保育園児が参加する田植え・稲刈り体験ツアーで延べ約1200人が南魚沼を訪れることで、地元の民宿や観光地への経済的効果を実現。

3.   地域資源の活用
民宿の方のご協力のもと、もみ殻を燃料にして炊く南魚沼の伝統的かつエコな炊飯方法である「ぬか釜ごはん」を子どもたちが学ぶ機会を創出。

4.   普及・汎用性
家庭向け食育活動として保護者と参加できる親子体験ツアーの開催や南魚沼のファンを増やすための取り組みを実施。

5.   革新・ユニーク性
SDGs提唱以前より、給食米を園児自ら田植え・稲刈りを体験することで「身近な食」から「食の循環」「環境」への興味へとつなげる教育の機会の創出。

6.   継続性
法人内の保育士をはじめとする職員が「南魚沼田んぼ見守り隊」を結成し、定期的に農作業を手伝い、南魚沼の農業を支える関係人口を創出。

 

【今後の展望】人も食も仕事も循環し、0歳から人生を終えるその時まで、全ての人が「生きる力」をもって、よく生きられる社会をつくる

どろんこ会グループでは、障害の有無にかかわらず、全ての子どもが「混ざる」「自分で選択する、自己決定する」ことを大事にした保育・児童発達支援事業を運営してきました。2022年、健常者・障害者が共に働く未来を創るため、グループ内で調理や農業スタッフとして就職できるよう、就労支援事業を開始しました。また、この南魚沼での米作りと保育園での給食米の自給自足に続き、野菜の栽培と自給自足も目指しています。さらにその給食残渣や施設で飼育するヤギや鶏のふんを活用した有機肥料集合プラントを建設し、食の循環、循環型エコサイクルの事業も開始予定です。
どろんこ会グループ内の株式会社南魚沼生産組合および株式会社ゴーエスト代表取締役を務める高堀雄一郎は「子どもたちに『にんげん力』を育むために必要な体験を考える時、子どもたちに用意したい環境や体験は、生きることに直結する一次産業が多いことに気づきます。しかし一方で一次産業の多くが後継者不足などの大きな社会課題を抱えています。私たちは子育て支援を中心に、地域のために何ができるのかを広い視野で考え、挑戦する職員集団、そんな風土をもつ法人グループを目指しています。その思いが受賞につながりとてもうれしく思います」と語りました。

環境省「グッドライフアワード」について

 

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グッドライフアワードは、環境に優しい社会の実現を目指し、日本各地で実践されている「環境と社会によい暮らし」に関わる活動や取組を募集して紹介、表彰し、活動や社会を活性化するための情報交換などを支援していく環境省主催のプロジェクトです。 実行委員会特別賞とは、実行委員の専門分野などにかかわるテーマごとに、優れた取り組みを選んで表彰するものとなり、今回どろんこ会グループが受賞したサステナブルデザイン賞は、実行委員長の益田文和氏によりサステナブルな社会を実現するための新しい暮らし方、ライフスタイルをデザインし、実践する取り組みを表彰するものとなります。

第10回目となる今年度は、2022年6月10日に公募が始まり、総応募数229件の中から11の取り組みに対し、環境大臣賞として最優秀賞、優秀賞、各部門賞がそれぞれ決定されました。また、そのほかの優れた取り組みが実行委員会特別賞および10周年特別賞(36件)として選定されました。

環境省報道発表資料:https://www.env.go.jp/press/press_00825.html

どろんこ会グループについて

どろんこ会グループ(社会福祉法人どろんこ会、株式会社ゴーエスト、株式会社日本福祉総合研究所、株式会社南魚沼生産組合、株式会社Doronko Agri)は全国約150箇所に認可保育園、認証保育所、事業所内・院内保育所、学童保育室、地域子育て支援センター、児童発達支援センター、児童発達支援事業所、放課後等デイサービス、就労継続支援B型事業所などを運営。次代を担う子どもたちの「にんげん力」を育む体験型保育・自然保育を行う。幼児期の性教育や男性保育士比率の高さなど、各種メディアでもその取り組みが紹介されている。
1998年設立。職員数約2000人。利用者数約7000人(2022年11月現在)
HP:https://www.doronko.jp/   
Facebook:https://www.facebook.com/doronkokai/
Twitter:@doronko_offical    
Instagram:@doronko_official/
Youtube:https://youtu.be/d-SV7YuQmIM

プレスリリースは以下のリンクよりダウンロードいただけます。
https://prtimes.jp/a/?f=d41921-20221124-a0a49c3fed29b9c3af03c3243a219e52.pdf

 

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