レコテック、資源循環プラットフォーム”POOL”の事業拡大に向けた第三者割当増資を実施

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 レコテック株式会社(取締役社長:野崎 衛、以下「レコテック」)はこの度、三井住友信託銀行株式会社(取締役社長:大山一也、以下「三井住友信託銀行」)を引受先として第三者割当増資を実施し、資源循環プラットフォーム”POOL”(以下「POOL」)の事業拡大を目指します。

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  • 三井住友信託銀行 フェロー役員 インパクトエクイティ投資部長 穴繁康 様からのコメント

 深刻化する資源問題だけでなく脱炭素の文脈からも、我が国はサーキュラーエコノミーに向けた動きを加速させていく必要があると考えています。廃棄物の可視化により、これまで埋立・焼却されてきたごみを資源として活用可能にするレコテック社のPOOLシステムはサーキュラーエコノミー移行に向け最も重要な要素の1つであると考えており、プラスチックだけでなく様々な資源への活用も期待しております。当社は本出資を通じPOOLシステムを活用した資源循環の拡大をサポートし、サーキュラーエコノミーへの移行による環境・経済・社会の価値創出に貢献していきます。

 

  •  資源循環プラットフォーム”POOL”について

 “POOL”は、製造業者が自社製品に活用するために必要な、トレーサビリティなどの情報を提供する資源循環プラットフォームです。ごみの発生から、運搬、リサイクルのすべての過程で、スマホやタブレットで簡単に情報連携することで、リサイクル材を活用する上で欠かせない「どこから」、「どのようなプロセス」を経てリサイクルしたかのトレーサビリティ情報とスコープ3カテゴリ1・5・12のCO2排出量情報を提供します。

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 2021年11月にリリースし、都内の商業施設から廃棄されるプラスチックをメインのターゲット資源として導入・拡大を進めてきたPOOL PROJECT TOKYO は、同月に東京都革新的技術・リサイクルモデル推進プロジェクトにも採択されました。”POOL”を活用して各拠点から回収された資源をリサイクルし、国産PCR*¹材100%であることが証明されたPOOL樹脂の更なる普及に取り組んでいます。

 プラスチックの大量消費都市から、大量供給都市へ移行させるため、1日2万トン以上*²の使い捨てられているプラスチックをPCR材として継続して製造業者に供給する、資源循環サプライチェーンのデザインを可能します。

*1 : ポストコンシューマーリサイクル。家庭から排出される材料、または製品のエンドユーザとしての商業施設、工業施設及び各種施設から本来の目的のためにはもはや使用できなくなった製品として発生する材料。これには、流通経路から戻される材料を含む。
*2:WWFジャパンWEBサイト「海洋プラスチック問題について」、Neufeld,L.,et al.(2016)

 

  • 今後の展望

 この度の三井住友信託銀行との連携により、以下の3点に注力して取り組みます。

1. ”POOL”の導入拠点拡大に向けた機能改善

 資源循環を実現する上で欠かせない、サプライチェーン上の各ステークホルダーにとって、より簡単に使いやすくするために、UI/UXの改善に取り組みます。

2. PCR材の普及に向けた事業の全国拡大

 2024年までに年間2万トン以上のPCR材の循環・供給に向けて、各ステークホルダーの連携を強め、資源の回収保管、リサイクル拠点を全国に展開します。

3. 取り扱い資源の種類の拡大

 プラスチック資源のみならず、有機物や鉄や非鉄・貴金属など、ありとあらゆる資源の循環のデザインに向けて取り組みます。

【企業情報】
レコテック株式会社
・代表                 |野崎 衛
・設立                 |2007年5月
・事業内容          |資源循環プラットフォーム事業、環境コンサルティング、環境機器・プラント導入支援
・URL             |https://www.recotech.co.jp/
・お問い合わせ    |[email protected]  (担当:大村)

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