福浦漁業協同組合、東京大学とブルーカーボンに関する共同研究開始のお知らせ

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伊藤忠エネクス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:岡田 賢二、以下「当社」)は、福浦漁業協同組合(所在地:神奈川県湯河原町、代表理事組合長:鳥海 憲治、以下「福浦漁協」)ならびに国立大学法人東京大学(所在地:東京都文京区、総長:藤井 輝夫、以下「東京大学」)と共同で、ブルーカーボンに関する共同研究を開始いたしましたので、お知らせいたします。

ブルーカーボン※①とは海洋生態系に取り込まれた炭素のことで、海藻や海草、湿地、干潟などのブルーカーボン生態系はCO2を吸収し有機物として隔離・貯留するメカニズムを持つことから、地球温暖化対策に貢献する吸収源として世界的に注目されています。当該研究は気候変動緩和に向けた具体策としてCO2の吸収・貯留化と海洋生態系の回復・保全に貢献するだけでなく、漁業や地域の活性化にもつながる新たな取組みです。まずは今月より福浦漁協ならびに東京大学と協働して湯河原町吉浜沖に3種のワカメを植え付けて育成し、CO2吸収・貯留の定量化を目指します。以後段階的にブルーカーボンを拡大し、それに伴い吸収・貯留されるCO2を、国土交通大臣認可法人である「ジャパンブルーエコノミー技術研究組合」が発行する「Jブルークレジット※②」として認証を受けることを目指し、環境付加価値の創造を図っていきたいと考えております。

<研究概要>
■目  的:海藻類養殖によるCO2吸収・貯留ならびに定量化測定とJブルークレジット創出に向けた研究
■実施場所:湯河原町吉浜沖
■実施時期:2022年12月養殖開始
■第一段階:3種のワカメを養殖した場合のCO2吸収・貯留およびその定量化を計画

福浦漁業協同組合、東京大学とブルーカーボンに関する共同研究開始のお知らせのサブ画像1_ワカメ養殖予定地である湯河原町吉浜沖ワカメ養殖予定地である湯河原町吉浜沖

 

 

 

福浦漁業協同組合、東京大学とブルーカーボンに関する共同研究開始のお知らせのサブ画像2_左から、東京大学大学院 佐々木淳教授(新領域創成科学研究科 社会文化環境学専攻)、 福浦漁協 鳥海憲治代表理事組合長、 当社 執行役員 西村邦夫経営企画部長左から、東京大学大学院 佐々木淳教授(新領域創成科学研究科 社会文化環境学専攻)、 福浦漁協 鳥海憲治代表理事組合長、 当社 執行役員 西村邦夫経営企画部長

当社グループは、社会とくらしのパートナーとして事業を通じてサステナビリティ課題を解決し、SDGs(国連の持続可能な開発目標)の達成に貢献してまいります。
■伊藤忠エネクスグループのサステナビリティ https://www.itcenex.com/ja/csr/policy/

<ご参考:関係者の概要と当該共同研究における主な役割>
■福浦漁業協同組合
所在地:神奈川県足柄下郡湯河原町福浦495
代表者:代表理事組合長 鳥海 憲治
役割:海藻の養殖・育成・水揚げ など

■国立大学法人 東京大学
所在地:東京都文京区本郷七丁目3-1
代表者:総長 藤井 輝夫
役割:海藻によるCO2吸収・貯留効果の定量評価方法の助言、藻類養殖効率化ならびにJブルークレジットの実装化に伴う課題抽出と解決に向けた研究 など

■伊藤忠エネクス株式会社
所在地:東京都千代田区霞が関三丁目2番5号霞が関ビルディング
代表者:代表取締役社長 岡田 賢二
役 割:プロジェクトの総合企画立案、藻類によるCO2吸収・貯蔵効果の計測・モニタリング、Jブルークレジット創出に向けた研究・手続き など

<注記>
※①ブルーカーボンとは
(国土交通省) https://www.mlit.go.jp/kowan/kowan_tk6_000069.html

※②Jブルークレジットとは
国土交通大臣認可法人である「ジャパンブルーエコノミー技術研究組合」 https://www.blueeconomy.jp/ が発行するCO2吸収量クレジットです。企業等のクレジット購入者は、削減努力だけでは減らせない温室効果ガスの排出量を、購入したクレジットでオフセット(埋め合わせ)をする事ができます。

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