トラッキング現象による火災は前年比3割増「世界文化遺産 平等院」を電気火災から守る

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トラッキング現象による火災は前年比3割増「世界文化遺産 平等院」を電気火災から守るのメイン画像

受配電設備メーカーの河村電器産業株式会社(本社:愛知県瀬戸市 社長:水野一隆)は、貴重な文化財を火災から守るべく、電気火災を未然に防ぐ「プレトラックコンセント」を2022年10月25日に世界文化遺産である平等院(京都府宇治市)に寄進いたしました。

▼背景
 日本での火災件数が減少傾向にあるなか、電気設備機器火災は近年増加しています。東京消防庁によると※、2021年度中の火災件数は1399件で前年に比べ、236件増加しており、全火災件数に占める電気設備機器火災の割合は35.6%を占めています。特に、トラッキング現象による電気火災は、122件で前年と比べ27件増加し、最近5年間で最も多くなっています。
 電気火災を世の中からなくしたいと考え弊社は、独自開発の検出回路でトラッキング火災を防ぐ「プレトラックコンセント」を2006年に開発しました。また、2014年から各地の寺社仏閣や重要文化財などの木造建築を電気火災から守るため、コンセントの設置を進めています。
▼設置の経緯
 今回、有識者からのご紹介があり、京都府宇治市にある世界文化遺産である平等院に「プレトラックコンセント」25個を寄進いたしました。参拝者の目に着く場所などはよりデザイン性を追求した「プレトラックコンセント スクエア」を採用しました。

 

 

 

トラッキング現象による火災は前年比3割増「世界文化遺産 平等院」を電気火災から守るのサブ画像1_鳳凰堂鳳凰堂

トラッキング現象による火災は前年比3割増「世界文化遺産 平等院」を電気火災から守るのサブ画像2_寄進した「プレトラックコンセント スクエア」寄進した「プレトラックコンセント スクエア」

 

 

【設置箇所】
鳳凰堂 尾廊、
浄土院 御堂・広間、
寺務所、守衛室

【設置日】
2022年10月27日

 1月26日は、当時の文化財保護委員会(現在の文化庁)と国家消防本部(現在の消防庁)が「文化財防火デー」と定めています。文化財を火災,震災その他の災害から守るとともに、国民一般の文化財愛護に関する意識の高揚を図るため昭和30年に制定されました。
 今後も当社は重要文化財や歴史的価値のある建物・施設などへの「プレトラックコンセント」の設置を推進しながら、配線器具からの電気火災の防止にむけた活動をしていきます。

※東京消防庁 公式WEBサイト 『令和4年版 火災の実態』より

 

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