あしなが育英会の子どもたちが「国内留学」を体験

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あしなが育英会の子どもたちが「国内留学」を体験のメイン画像

経済的困難などで広がる体験格差、3日間の「国際交流」で支援

HelloWorld株式会社(ハローワールド、本社:沖縄県沖縄市、Co-CEO:野中 光・冨田 啓輔)は、一般財団法人あしなが育英会(所在地:東京都千代田区、会長:玉井 義臣)の提供する学習支援プログラムに参加する小中高校生に、国際交流の機会を無償で提供しました。はじめてとなる本取り組みは2023年1月7〜9日の3日間、小田急電鉄株式会社の後援を受け、東京で開催しました。

 

あしなが育英会の子どもたちが「国内留学」を体験のサブ画像1_新宿中央公園でのまちなかロゲイニング後の様子新宿中央公園でのまちなかロゲイニング後の様子

HelloWorldは「世界中に1ヵ国ずつ友達がいることをが当たり前の社会をつくる」をミッションに、日本に住む外国人のお宅にホームステイし気軽に留学体験ができる「まちなか留学」、外国人とまちを歩き英語でコミュニケーションをとりながらミッションを達成していく「まちなかロゲイニング」を提供しています。
質の高い英語学習・国際交流体験を広くあまねく提供し、子どもたちの視野を広げ、多様性への受容力のある子どもたちを育成することを目指しています。

近年、子どもの「体験格差」は深刻化しており、特に家庭の経済状況などを理由に「体験」の機会を得ることが難しい子どもたちは多くいます。今回は、コロナ禍もあいまってさらに特別な体験を得る機会が少くなっているあしなが育英会が支援する小中高校生に13名に、まちなか留学とまちなかロゲイニングの国際交流体験を無償提供しました。

国際交流体験や留学体験は、子どもたちの視野を広げるとともに、自分自身について深く考え、将来の夢や目標を深める機会にもなります。「すべての子ども達に留学体験を!」を目標に掲げるHelloWorldは、その実現に向け、所得などの問題で自費での参加が困難な子どもたちに無償の国際交流機会を提供していくことを通じて、社会的責任を果たしてまいります。
 

  • 当日の様子

■実施報告動画(2分21秒)

https://youtu.be/WkA53mQukWo
 

■1日目:まちなかロゲイニング

新宿中央公園にて、13名の子どもたちが4つのチームに分かれ、英語を話す外国人サポーターと一緒に目的物を探したり、クイズを解いたり、動画を撮ったりするミッションを解き、得点を競いました。

あしなが育英会の子どもたちが「国内留学」を体験のサブ画像2_ミッションシートを見て作戦会議をする参加者ミッションシートを見て作戦会議をする参加者

■2日目・3日目:まちなか留学


イギリス、ドイツ/フランス、トルコ/ミャンマー、インド出身の4組のホストファミリー宅で2日間のホームステイを体験しました。ホストファミリーと英語で対話しながら、その国の料理体験やアクティビティ体験を通して、生活や文化を学びました。

あしなが育英会の子どもたちが「国内留学」を体験のサブ画像3_イギリスの伝統的な料理を体験イギリスの伝統的な料理を体験

あしなが育英会の子どもたちが「国内留学」を体験のサブ画像4_インドの伝統衣装サリーを体験インドの伝統衣装サリーを体験

  • あしなが育英会様からのコメント

専務理事 岡崎 祐吉様

あしながの子どもたちはその多くが、親を亡くしたり障がいを持った家庭が多いです。特に母子家庭の子どもたちが多いのですが、コロナに関係なく、やっぱり新しい世界に飛び込むとか新しい経験をするということが極めて少ない状況にあります。

その上で、今回のHelloWorldの試みは、子どもたち自らが新しい人たち、それも日本以外の人たちに出会うことによって、彼らが自分自身の新しい世界を見つけたという意味で、今後あしなが育英会の子どもたちにとって新しい世界を切り開く非常に貴重なプログラムになるのではないかと思っています。

担当者 安川 憂様


最初は、英語ができるかというところをすごく不安に思っている子どもたちが多くいましたが、まちなか留学を体験して帰ってきたときには、英語ができたかどうかより、コミュニケーションが取れたなど英語以外のところでもいろんな体験ができたことに喜びを感じていました。怖がらなくていいんだということに子どもたちが気づけたんじゃないかと感じました。

13歳のプログラム参加者


英語がちょっと苦手でそんなに好きじゃなかったけど、会話することができて学んでいてよかったと思いました。
 

  • HelloWorld株式会社 Co-CEO 冨田 啓輔のコメント

あしなが育英会の方とお話しする中で、あしなが育英会の支援する子どもたちが、コロナ禍において家庭事情も相まって「特別な体験」を得ることが難しくなっていることを伺い、今回、無償にて「まちなか留学」「国際交流型まちなかロゲイニング」を実現することになりました。

最初は緊張していた子どもたちが、最後には笑顔になり、「もっと英語を話したい」「将来は海外で働きたい」など興奮しながら話してくれました。

「体験格差」という言葉が聞かれるようになった昨今、私たちは、質の高い経験を、あまねく全ての子どもたちに提供していくべく、色々なパートナーの方と取り組みながら進めて行きます。
「世界中に1か国ずつ友達がいることが当たり前の社会」、そんな社会を全ての子どもたちに実現していきます。
 

  • HelloWorldについて

HelloWorldは、沖縄で2020年に設立した教育系スタートアップです。Co-CEOの野中光が「沖縄に住んでいても地域の友人ができない」という在住外国人の話を聞き、海外留学をしたくても叶わない地域の子どもたちとの交流の機会を設けようと事業を開始しました。

現在は「まちなか留学」「まちなかロゲイニング」のほか、世界の学校をつなぐ英語学習・国際交流プラットフォーム「WorldClassroom」も33校・約15000人に導入し、17ヵ国とのオンライン交流の機会を提供しています。

活動の一環として「経済的に余裕がないが留学に行きたい」と願う学生が留学体験をできるよう「まちなか留学基金」を設立し、2023年4月にはこの基金を活用した第一期生がまちなか留学を体験します。SDGs開発目標4「質の高い教育をみんなに」の理念にもあるように、すべての子どもたちが生の異文化に触れ、外国人との交流を通して生きた英語を学ぶ機会を得ることができるようにと考えています。

会社名   :HelloWorld株式会社
拠点  :本社 沖縄県沖縄市中央1-7-8
     関東拠点 東京都中央区日本橋小伝馬町16-5 S-TOKYO
代表者   :代表取締役Co-CEO 野中 光、冨田 啓輔
設立      :2020年10月1日
事業内容:日本在住外国人との異文化交流・ホームビジット事業「まちなか留学」の運営
     世界の教室をつなぐ、オンライン学習&国際交流プラットフォーム「WorldClassroom」の開発・運営
会社HP :https://inc.hello-world.city/

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