異分野共創で災害に対して強靱な社会をつくるMIRAI BOSAI 2023

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目次

ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)、ESG投資、SDGs、の潮流を踏まえ、異分野共創により持続可能で安全な社会を実現する防災減災の国際連続ワークショップ

神戸大学 未来世紀都市学研究アライアンスの主催で、未来の防災をテーマに、国際連続ワークショップMIRAI BOSAI 2023を開催(リアル開催、同時配信あり)致します。

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3年目となる今年は、「技術の社会実装」をテーマに、最前線のスマート防災技術の展望、実装現場からの報告、医療からアプローチするまちづくりやエリアマネジメントの実践的取り組みについて取り上げ、産業界、行政、大学の分野の垣根を越えて議論致します。
本イベントは、研究機関、産業界、行政の各セクターが、自由にまたダイレクトに相互コミュニケーションを取る場を創出することで、日本の防災減災分野における技術と知の社会実装を加速させることを目的としています。

聴衆の対象としましては、企業内または自治体内の防災やESG等担当者、これらに関心が高い他分野担当者、また他分野研究者相当を想定しています。
本イベントは、防災減災分野の日本側研究機関と米国側研究機関(PEER)との国際連携協定に基づき開催されます。
※ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)とは・・・企業活動が環境・社会・経済に及ぼすインパクト (ポジティブな影響とネガティブな影響)を包括的に分析・評価し、当該活動の継続的な支援を目的とした融資・投資のこと。
※我々の略称であるMIRAIアライアンスのMIRAIとは・・・「Multidisciplinary Integration for Resilience And Innovation」の略からとりました。異分野共創により未来を切り拓く研究活動を行っています。

日 時 令和5年3月20日(月)、21日(火) 13:00-17:50 (日本語)
場 所 神戸大学 百年記念館六甲ホール(同時配信あり)

プログラム詳細及び参加申込みは下記URLを参照ください。
https://www.mirai-bosai.jp (「MIRAI BOSAI」と検索)

運営概要
主催:神戸大学 未来世紀都市学研究アライアンス
共催:カリフォルニア大学バークレー校 太平洋地震工学研究センター(PEER)、その他PEER連携機関
協賛:阪急電鉄株式会社
協力:神戸市、株式会社構造計画研究所、シティネット神戸事務所(CityNet-Plus Arts Center for Creative Partnerships)、三菱地所レジデンス株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、株式会社サンテレビジョン、阪神電気鉄道株式会社、東急株式会社
※協賛、協力は2023年2月20日時点で確定団体様となります。

<プログラムの紹介>
◆3月20日(月曜日)

総合司会:フリーアナウンサー 松本純

●DAY1テーマ:防災技術フロンティア/技術の社会実装

<講演>

1.スマート防災のコア技術 ーSIP「国家レジリエンス(防災・減災)の強化」の事例ー

スマート防災のコア技術として,本講演では,SIP「国家レジリエンス(防災・減災)の強化」で研究開発・社会実装された事例を紹介する.具体的には,多数の衛星の観測データを利用し,広域の被害を短時間で把握する衛星ワンストップシステム,アンサンブル気象予測を利用し「治水と利水の最適化」を実現するダム総合防災支援システム,府省庁の災害情報の自動収集・加工・共有のためのSIP4Dとそれと連携する市町村向けの防災情報システムIDR4Mである.

(国立研究開発法人海洋研究開発機構 付加価値情報創生部門長 堀宗朗)

2.技術の社会実装の現場から~大学や企業との連携した取組み~

阪神淡路大震災から28年が経過し、防災の分野においてもさまざまな研究が進み、技術革新が行われています。 一方で、日本各地で発生する地震や激甚化する風水害などに対して、市民の生命、身体、財産を災害から守り、早期の地域経済活動の安定化のためには、より高度な災害対応が必要になってきています。
災害対応は、平時の備えを充実させておくとともに、的確な初動対応が重要になります。効果的な災害対応を行うための平時の備えについて、研究機関や民間企業と神戸市との連携した取組みをご紹介します。

(神戸市危機管理室 計画担当課長 能勢正義)

3.社会シミュレーションによるまちづくり支援

都市の開発やまちづくりにおいて、防災、エネルギーやモビリティの観点など、人々の行動や価値観を踏まえた多目標の課題解決が求められています。このような複雑な課題に対する意思決定においては、その背景にある様々な要因の関係性を読み解き、影響度や不確実性を考慮して施策を適切に評価していくことが必要です。本講演では、課題と人間社会の構造の関係性を読み解き、その構造を模擬(モデリング)した仮想空間を用いて、様々な施策を評価(シミュレーション)するという社会シミュレーションの手法をもちいてまちづくりの意思決定を支援する取り組みについてご紹介します。

(株式会社構造系計画研究所 社会デザインマーケティング部 シニアコンサルタント 北上靖大)

4.気候変動に対応しうる持続可能なインフラの構築に向けて

近年、気候変動に伴う災害の激甚化・頻発化が指摘されている。こうした中で我々は、これまでの想定を超える大災害に対する備えを、経済合理性を担保しつつ、環境にも配慮した形で実現する必要に迫られている。本講演は、このような課題認識を基に「防災・経済・環境といった様々な側面から、真に持続可能なインフラとはどのようなものか」「その実現に向けて、どのようなアプローチが求められるか」に焦点を当てた議論を行う。持続可能なインフラ構築に向けたEBPM推進や、防災観点で付加価値を有する技術の実装等、弊社の取組みを交えつつ、環境・エネルギー分野のコンサルタントとしての視点をご紹介する。

(デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 パブリックセクター サステナビリティユニット シニアマネジャー 福嶋勇太/シニアコンサルタント 太田遥香)

5.都市間連携を通じてグローバルレジリエンスへの技術移転

このプレゼンテーションでは、世界の防災活動を支援するため都市間協力を通じて、日本の技術を移転する方法を探ります。 さまざまな種類の災害を通じて蓄積された経験に加えて、日本の技術や、産業、研究などが、災害を軽減し災害時に人命を救うのに役立つツールを開発している中で、これらの技術をどのように地方自治体に直接接続できるかに焦点を当てます。
  このセッションでは、研究機関や企業などがパートナーシップとコラボレーションを通じて都市とコミュニティをよりレジリエントのあるものにするためのどのような課題があるかと同時に可能性があるかを議論します。

(シティネット神戸事務所(CityNet-Plus Arts Center for Creative Partnerships) 事務局長 平田ケンドラ)

●未来防災会議DAY1(異分野共創ディスカッション)

司会:飯塚敦(神戸大学都市安全研究センター教授)

テーマ:防災技術フロンティア/技術の社会実装 
パネリスト:講演1から5の講師が参加

◆3月21日(火曜日)

総合司会:サンテレビジョンニュースキャスター 藤岡勇貴
●DAY2テーマ:医療とまちづくり/エリアマネジメント
<講演>
1.COVID-19パンデミックに対する日本の対応の変遷

SARS-COV2という人類が初めて曝露するウイルスによるパンデミックは2020年から全世界を席捲した。各国それぞれ、対応を行ってきました。この疾患への診断、治療の流れについて概説します。その中で今後の世界におけるこの感染症への対応の移り変わりを総括します。

(神戸大学医学研究科准教授 大路剛)

2.ブータンでの診療を踏まえた、いち救急医の人生観の探求と医療の役割

生きるとは、幸せとは何か、その心の持ちようを知るためブータンへ渡航しました。ブータンでの診療や生活することで、世代間継承、ソーシャルサポートというテーマを見つけました。これらを実践に結び付けるため、医療を切り口にインタビューや、サポートする側を支援するための提案、世代間交流のきっかけ作りなど、日々もがいています。今回の皆様との出会いを通して、自分自身が感じる人生観への探求と医療の役割を今後も対話し、研究してきたいです。

(京都大学医学部医学研究科フィールド医学教室 平山貴一)

3.産婦人科医師/造血幹細胞研究者が創造するMIRAI志向の防災

防災の本質は「人」を災害から守ることである。また、その基本は公助・自助・共助といわれており、公助・自助においては、最先端ICT、AI技術などテクノロジーの躍進により、防災計画や防災技術開発は日々進歩している。しかしながら、人が人を支える共助に視点を向けると、現在の日本で「人」を取り巻く環境、そして防災と密接に関連するある社会的課題が浮かび上がる。本講演では、小児科所属・産婦人科医師・造血幹細胞研究者だからこそ見据える長期的なビジョンで、未来志向の防災を考察し、新たな社会的インパクト(社会的価値)を創出する取り組みをご紹介したい。

(神戸大学大学院医学研究科 小児科学分野 造血幹細胞医療創成学 教授 宮西正憲)

4.「居住者がいざという時に”自ら動く”。」ことを目指した防災の取組み

マンション居住者の「安心・安全」のために、災害時に居住者が自ら動けるようになるための取り組みです。2014 年に社員有志による「三菱地所グループの防災倶楽部」を立ち上げ、現在は140名で活動しています。被災地の声を届け《備えの必要性》を伝え、従来の消防・避難訓練に留まらない被災生活まで想定したより実践的な防災訓練をサポートしています。

(三菱地所レジデンス株式会社 経営企画部サステナビリティ推進グループ 澤野由佳)

5.群馬大学の交通に関する研究センターの役割と街づくりに関する活動

群馬大学には、自動運転を始めとする次世代の交通に関する研究・開発を行うと共に、それを用いた街づくりを実践する研究センターがある。本講演ではそのセンターを紹介すると共に、主に群馬県桐生市で行っている新しい交通手段を用いた街づくりの実践について説明する。

(群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センター 太田直哉、天谷賢児)

●未来防災会議DAY2(異分野共創ディスカッション)
司会:小代薫(神戸大学 未来世紀都市学研究アライアンス 特命講師)

テーマ1:医療とまちづくり

パネリスト:講演1,2,3の講師に加え、下記の1名が参加

・抱江卓哉(阪急電鉄株式会社 都市交通事業本部 交通プロジェクト推進部)

テーマ2:エリアマネジメント
テーマ2特別講演
「過疎化する村落での水管理:『何気ない』日常生活から理解する農村における水の社会的・美学的な側面」

水管理は山村の農業において不可欠な役割を果たし、農家の日常生活に織り込まれている。しかし、水路といった物理的なインフラ、そしてその機能に関わっている公的組織が村の農業の営みを支えてきたが、そのようなインフラは水を利用すること以上の意味を住民生活にもたらしている。そのような意味で、過疎地域に居住する経験を理解する上で、水管理は非常に重要な意味をもっている。以上のような事象を人類学的な見地から考察すると、1.社会的 2.美学的、という暗黙的かつ多元的な側面が明らかになるとともに、社会的ネットワークと周囲環境に対する質的な理解が常に再生産されていることが顕在化される。急速に変化しつつある過疎地域においては、以上のような課題がどのような意味を持つのか、フィールドワーク地での事例をもとに報告したい。

(神戸大学人文学研究科博士後期課程 オスカー・レン)

パネリスト:講演4,5、テーマ2特別講演の講師に加え、下記の1名が参加

・御厨美佳(三菱地所レジデンス株式会社 関西支店計画部)

※各プログラム内容やゲストが変更になる場合があります。最新情報はWebサイトでご確認お願い致します。

【神戸大学 未来世紀都市学研究アライアンスについて】

イベントを主催する神戸大学の研究グループ(以下、MIRAIアライアンス。MIRAIは、Multidisciplinary Integration for Resilience And Innovation の略)で、67名の各分野の専門家が、文理医の融合的アプローチから防災減災研究を行っています。最近は、地盤工学、化学工学、気象科学、医学、経済学、歴史学、法学、防災工学、建築学といった専門家が毎月一回一堂に会する場に、企業が抱える具体的な社会課題が持ち込まれ、その解決を多角的アプローチからサポートする活動を行っています。

【PEERについて】

Pacific Earthquake Engineering Research Centerの略で、災害(地震)に対して強靭な社会と経済を実現するための技術の開発と普及を行う20以上の機関からなる分野融合型の国際的な産学連携組織です。2019年10月に、神戸大学をハブとして日本側研究機関とカリフォルニア大学バークレー校をハブに、各種大学、カリフォルニア交通局、インフラ系の大手企業で構成されるPEER(米国)との連携が成りました。今後日本においても同様にさらなる研究機関や企業との連携が期待されています。尚、協定において地震災害に限らないことが確認されています。

【PEER構成団体】

米国側:カリフォルニア大学バークレー校をハブに、カリフォルニア大学各校、スタンフォード大学、ワシントン大学、南カリフォルニア大学等の大学、またカリフォルニア交通局、株式会社IHI、BECHTEL、SOMなどインフラ系の大手企業
日本側:神戸大学をハブに、防災科学技術研究所、理化学研究所、数理科学・先端技術研究開発センター、海洋研究開発機構、神戸大学工学部、神戸大学都市安全研究センター
その他国際連携:国際地震工学研究所(上海)、国際災害研究所連盟(京都大学)、国際地震モデル財団(イタリア)、都市地震工学センター(東京工業大学)、E-ディフェンス防災科学技術研究所(兵庫耐震工学研究センター)、同济大学(上海)、防災科学技術研究所(茨城県)

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問い合わせ先
■防災減災の国際連続ワークショップ(MIRAI BOSAI 2023)運営事務局
TEL:078-803-7001(神戸大学小代研究室内)
E-mail:[email protected]

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