目次
~2023年3月8日(水)、共創の先端事例共有イベントを開催~
流通経済大学と株式会社フューチャーセッションズ は、2022年から「誰一人取り残さない」大学を実現するために、多様な学生、教員、職員が対話を通じて多様な視点で共創する「ダイバーシティ共創」の取り組みを進めてきました。3月8日(水)にはフューチャーセッションズが主催する「組織や地域の文化を自分たちで創造する、文化変容装置の可能性」オンライン対話イベントにて、流通経済大学ダイバーシティ共創センターが登壇し、事例を発表いたします。
流通経済大学(本部:千葉県松戸市、学長:上野裕一)と株式会社フューチャーセッションズ (東京都渋⾕区、代表取締役社⻑:有福英幸)は、2022年から「誰一人取り残さない」大学を実現するために、多様な学生、教員、職員が対話を通じて多様な視点で共創する「ダイバーシティ共創」の取り組みを進めてきました。学生、教員、職員の混成チームによる課題解決のアクションを推進するとともに、取り組み事例を分析・省察することによって、「ダイバーシティ共創」という新たな取り組み方を、組織を創造する文化変容装置として可視化し、「ダイバーシティ共創モデル」を開発いたします。3月8日(水)にはフューチャーセッションズが主催する「組織や地域の文化を自分たちで創造する、文化変容装置の可能性」オンライン対話イベントにて、流通経済大学ダイバーシティ共創センターが登壇し、事例を発表いたします。
流通経済大学では、「Reborn RKU Vision」が目指す、持続可能な開発目標(SDGs)の理念である“誰一人取り残さない”世界をキャンパスで実現するために、「ダイバーシティ共創」というアプローチをとっています。2022年4月1日のダイバーシティ共創センター発足後、LGBTQ+ガイドラインの策定や多様なジェンダーの視点で学内設備を点検するツアーの実施、発達障がいの親子向けデイキャンプの開催、研修やイベントの開催等を行ってきました。また、多様な参加者が対話を通じて互いの違いを理解し、課題を見つけ出す場として「共創セッション」をこれまでに7回開催し、課題解決のための取り組み「共創アクション」が学内で6つ生まれ、「よっ!」と気軽に声をかけられる「よっ友づくり」や、好きなことを一緒に楽しむ活動をゆるーく継続する「ゆる活倶楽部」、キャリアを生き方と捉える「ライフデザインラボ」など、これまでにない発想で「誰一人取り残さない」大学創りに取り組んできました。この度、従来のやり方や仕組みにとらわれない革新的な発想や取り組みを共に創造(共創)していく「ダイバーシティ共創モデル」を可視化し、様々な学内外の組織と連携し、“誰一人取り残さない” キャンパスづくりと地域社会との連携を進めてまいります。
<ダイバーシティ共創モデル 開発概要>
流通経済大学ダイバーシティ共創センターは、株式会社フューチャーセッションズと提携し、フューチャーセッションやCorporate Culture Changer プログラムを活用した「ダイバーシティ共創モデル」を共同開発いたします。本モデルは、多様な参加者が対話を通じて互いの違いを理解し、“誰一人取り残さないキャンパス”の実現に向けて課題発見とアクション創出する場としての「共創セッション」から、課題解決のための取り組み「共創アクション」を生み出し、参加者の自主的な取り組みを支えることで、「ダイバーシティ共創」という文化を創出する文化変容装置を設計します。それにより大学内外の「文化変容」を促し、イノベーションに繋げるモデルです。
今後、このモデルをダイバーシティ共創センターの様々な取り組みで取り入れ、そのモデルを精緻化していき、支える側と支えられる側の垣根がなくなる「ダイバーシティ共創」を推進していきます。
<ダイバーシティ共創 イベント概要>
日時:3月8日(水) 15:00-17:00
場所:オンライン開催
タイトル:「組織や地域の文化を自分たちで創造する、文化変容装置の可能性」オンライン対話イベント
内容:フューチャーセッションズと国際大学グローバル・コミュニケーション・センターが共同研究し、提唱する「文化変容装置」という概念や「共創」によるイノベーション組織づくり・まちづくりの事例を紹介。「ダイバーシティと共創」をテーマに、全国で取り組む先進事例を各組織のリーダーから具体的な活動内容や成果について共有いただく。
登壇者:流通経済大学 ダイバーシティ共創センター センター長 三木 ひろみ、学生 蛭田 后理
AGC株式会社 デジタル・イノベーション推進部 磯村 幸太 氏
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)研究員・講師 菊地 映輝 氏
山口市交流創造部湯田温泉パーク整備推進室 田中 新治 氏
レノファ山口 運営部長 内山 遼祐 氏
申込方法:イベントページでの申し込み(https://www.ourfutures.net/sessions/4071?access_key=9525e810e11e85f1d00b746c26a2c3f0)
主催:株式会社フューチャーセッションズ、GLOCOM
<ダイバーシティ共創連携について>
■ダイバーシティ共創センター長 三木 ひろみ
大学では、多様な学生が学んでいます。標準的な学生に合わせた環境の中で「取り残されて」いるかもしれない多様な学生は、標準的でない視点で大学を見ています。無いものを補って既存の環境に受容したり、既存の環境と共存させたりして、支援しているつもりでも、標準としていた社会が既に変わっているのが見えていなければ、支援している方が取り残されていることになります。だからこそ、誰一人取り残さないためには、支える側も支えられる側もお互いを尊重し、私たち一人一人の多様性を活かす共創が必要だと思うのです。
【プロフィール】
流通経済大学 ダイバーシティ担当副学長
スポーツ健康科学部 スポーツコミュニケーション学科 教授
日本体育・スポーツ・健康学会理事、日本体育心理学会理事、International Journal of Sport and Health Sciences編集委員長
【経歴】
筑波大学体育系講師、筑波大学大学院教育研究科准教授、筑波大学ダイバーシティ部門長などを経て、2017年より流通経済大学スポーツコミュニケーション学科教授、2021年より流通経済大学副学長。
■株式会社フューチャーセッションズ 代表取締役副社長 筧 大日朗
流通経済大学の皆さんと、ダイバーシティ共創モデルを共同開発することに挑戦でき大変誇りに思います。ダイバーシティは不平等を是正するだけでなく、固定的な枠組みにとらわれずに社会状況に応じて柔軟に変化することも大切であると考えています。そのため、変化に柔軟で、持続可能な共創モデルを目指してまいります。
【プロフィール】
富士ゼロックス株式会社にてソフトウエア開発に従事した後、2007年よりKDI (Knowledge Dynamics Initiative)にて知識経営リサーチ・コンサルタント。知識経営視点でのワークスタイル/ワークプレイスデザイン、R&Dプロセスデザイン、デザイン思考による新サービス開発、未来シナリオを基点とした事業革新といった変革活動の推進と支援を手掛けてきた。2012年10月より株式会社フューチャーセッションズに参画し、2019年8月より現職。
人や組織の間にある変化を阻む慣行軌道・意思決定・行動変容の問題を解決する方法論やプログラム開発をリードし、創造的な組織への変革を推進する事業開発・組織開発・地域開発プロジェクトを多数手がけている。
■ダイバーシティ共創センター 概要
・名称:ダイバーシティ共創センター(英語: Diversity and Co-Creation Center)
・センター長:三木ひろみ(副学長/スポーツ健康科学部 教授)
・設立日:2022年4月1日
・所在地:千葉県松戸市新松戸3-371 流通経済大学 新松戸キャンパス 2号館
・事業内容:ダイバーシティの推進、ダイバーシティ理解の促進、ダイバーシティ共創を推進できる人材の育成
・H P : https://diversity.rku.ac.jp/
■株式会社フューチャーセッションズ・会社概要
社名:株式会社フューチャーセッションズ
設立:2012年6月
代表:代表取締役社長 有福 英幸
本社:東京都渋谷区神宮前2-33-12 ビラビアンカ202号室
事業:フューチャーセッションの企画・運営/新規事業、新商品開発などのイノベーション・ファシリテーション/社会的マーケティング・ブランディングのコンサルティング/メディア・プラットフォームの運営
URL :https://www.futuresessions.com/
<株式会社フューチャーセッションズの役割>
フューチャーセッションズは、創造的な対話の場「Future Session」を通じて、社会や組織の複雑な問題や課題を転換し、一人ひとりが信じられる未来を共創する取り組みを行なっています。
対話を通じて課題を解決するだけでなく、参加者が当事者意識を持ち、未来共創者となるためのファシリテーションを実施する先駆者として、企業や自治体のみなさまと共に、まちづくり、市民協働、人材育成、スポーツ活用、未来創造など多くのプロジェクトに携わってきました。