廃棄される資源や食品残渣のリサイクル率向上を目指す企業連携プラットフォーム「一般社団法人アップサイクル」に参画

0
286
廃棄される資源や食品残渣のリサイクル率向上を目指す企業連携プラットフォーム「一般社団法人アップサイクル」に参画のメイン画像

~プロジェクト第1弾として紙資源や間伐材をアップサイクルした紙糸「TSUMUGI」を制作~

ZERO株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役:沖杉 大地、四辻 弘樹、以下、ZERO)は、
現代および将来の世代のために持続可能な社会の実現に向けて、日清紡グループのニッシントーア・岩尾株式会社、ネスレ日本株式会社、凸版印刷株式会社をはじめとする14の企業や団体とともに、廃棄される資源や食品残渣のリサイクル率向上を推進する企業連携プラットフォームとして2023年2月7日(火)に設立された一般社団法人アップサイクル(所在地:大阪府大阪市、代表理事:森原 洋)に参画いたしました。
まずは第1弾として、廃棄される紙資源や間伐材を紙糸にアップサイクルするプロジェクト「TSUMUGI」を開始します。

廃棄される資源や食品残渣のリサイクル率向上を目指す企業連携プラットフォーム「一般社団法人アップサイクル」に参画のサブ画像1

■業界の垣根を超えた各社が連携し、従来のリサイクルの枠を超えた新たな取り組みを開始


近年、日本において短期的な利益の追求だけではなく、持続可能な社会づくりについての関心が高まっています。一方で、利用可能な資源が再利用されることなくそのまま廃棄されている現状や、資源として回収・活用する方法が十分に整備されていない等、取り組んでいくべき課題は多く存在しています。
こういった利用可能な資源を様々な企業・団体との連携により有効活用していくためのプラットフォームとして生まれたのが「一般社団法人アップサイクル」です。一般社団法人アップサイクルは、循環型社会づくりのハブとなり、参画企業・団体それぞれのもつ資源や優れた技術やものづくりの力、サービスなどを結集し、新たな価値を生み出すことを目指してまいります。

■第1弾は、廃棄される紙資源や間伐材を紙糸にアップサイクルするプロジェクト「TSUMUGI」

廃棄される資源や食品残渣のリサイクル率向上を目指す企業連携プラットフォーム「一般社団法人アップサイクル」に参画のサブ画像2

日本には1056もの焼却施設があり、日本のごみの総処理量の80%以上が焼却処理されています※(1)。また紙はリサイクル利用されているイメージが高い素材ですが、紙製容器包装においては家庭からの排出量73.8万トンに対し、容器包装リサイクル法に基づき回収され、リサイクル商品に使用されているのは約2万トンであり、そのリサイクル率は約2.7%となっています※(2)。さらに、山林の保全や防災、道路整備において発生する間伐材の一部は、大きさや形状から活用が難しいものがあり放置されているなどの課題があります。
そうした現状に「もったいない!」という想いから、廃棄される紙資源や間伐材をアップサイクルするプロジェクト「TSUMUGI」を開始します。工場で製造時に規格外として廃棄対象になる紙資源や、六甲山の間伐から発生する檜を素材として活用して「紙糸」を制作します。紙糸の柔らかく、やさしい手触りは、やさしく自分を包みこみ、地球にもやさしく、まるで自然の中にいるような着心地を味わえます。吸湿性や軽量性が特長で、しっかりとした縫製で長く着られるようMade in Japanならではの技術が詰まっています。
近年、アパレル業界において、化学繊維に含まれるマイクロプラスチックによる海洋汚染や、天然繊維の栽培過程や染色工程における水資源と化学薬品の使用が指摘されています。「TSUMUGI」は、こうした環境負荷を軽減するだけでなく、地球や社会、地域コミュニティを紡ぐ象徴として手に取っていただきたいという想いからできました。
一般社団法人アップサイクルは、賛画企業の強みとこれまでの知見を活かして、資源を皆さまに身近なものへと生まれ変わらせる取り組みや製品開発を進めていきます。
※(1)一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和2年度)について | 報道発表資料 | 環境省
※(2) リサイクルのゆくえ 紙製容器包装|公益財団法人 日本容器包装リサイクル協会

■ZEROとしての今後の取り組み予定:


ZEROは、現在全国60か所にてフードロス削減BOX「fuubo(フーボ)」を運営しております。まだ美味しく食べることができるにも関わらず、納品期限切れや季節限定パッケージなどにより廃棄されてしまう可能性のある食品をお得に提供できるサービスです。現在は、フードロスとなる食料品のみを販売しておりますが、今後は食品のみならず、日用品などのロスにも取り組んでいきたいと考えておりました。今回、一般社団法人アップサイクルに参画させていただいたことで、「fuubo」を通じてより多くの方へアップサイクル製品を身近に感じられるよう推進していきます。

■一般社団法人アップサイクル団体概要:


設立日:2023年2月7日
所在地:大阪市中央区本町3丁目
代表理事:森原 洋 (ニッシントーア・岩尾株式会社 繊維事業本部テキスタイル部長)
理事:嘉納 未來 (ネスレ日本株式会社 執行役員コーポレートアフェアーズ統括部長)
副理事:甲〆 勲 (凸版印刷株式会社 関西ビジネスイノベーションセンター部長)
副理事:海保 学 (CNC株式会社 代表取締役)
事務局長:瀧井 和篤 (ネスレ日本株式会社)
WEBサイト:https://upcycle.or.jp

◆参画企業・団体一覧: 

※2023年3月2日(木)時点

名称

取り組み内容(今後の予定を含む)

ZERO株式会社

運営するフードロス削減BOX「fuubo」でアップサイクル製品の販売

ニッシントーア・岩尾株式会社

繊維産業における技術や知見の供給

ネスレ日本株式会社

ネスカフェやキットカット等、製品パッケージやコーヒー残渣の供給

凸版印刷株式会社

紙資源や加工技術の供給

シーエヌシー株式会社

コーヒー残渣の供給や運営店舗におけるアップサイクル製品の販売

メットライフ生命保険株式会社

「メットライフ生命の森」の除伐材や紙資源等の供給

日本ロレアル株式会社

化粧品や紙資源、コーヒー残渣の供給

神戸市役所

「六甲山」等で間伐作業の実施や東京圏での情報発信

SHAREWOODS.

間伐材や加工技術の供給

株式会社艶金

食品残渣で染める「のこり染め」の供給

特定非営利活動法人インクルーシヴ・ジャパン

アップサイクル製品のデザインの供給

宗教法人車折神社

奉納後の玉垣の供給

備後撚糸株式会社

糸を撚り合わせる「撚糸」技術の供給

加賀友禅 毎田染画工芸

友禅染めの技術供給

■会社概要

商号: ZERO株式会社
代表者: 代表取締役 沖杉 大地、四辻 弘樹
所在地: 東京都台東区東上野2-20-6会計センタービル5F
設立: 2022年3月
URL: https://www.nofoodloss.com/

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください