【すべての遺児に教育を】春のあしなが学生募金、4月22日から全国約150か所でスタート

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奨学金で進学を果たした遺児学生たちが「後輩遺児たちに奨学金を届けよう」と支援を呼び掛けます

一般財団法人あしなが育英会(本部:東京都千代田区、会長:玉井義臣)の大学奨学生を中心に組織されるあしなが学生募金事務局は、4月に遺児の奨学金を募る「第105回あしなが学生募金」(街頭募金)を、全国約150か所で実施します。

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あしなが学生募金は、1970年に始まった遺児支援の募金活動です。あしなが奨学金を受ける遺児大学生たちが、半世紀にわたって「後輩遺児たちにも奨学金を届けよう」と毎年春と秋に街頭に立ち、遺児の現状や奨学金の必要性を訴えて続けてきました。
2016年からは世界で最も貧困が深刻なサブサハラ・アフリカ(サハラ砂漠以南のアフリカ49カ国)の遺児にも支援を拡大し、現在は集まった募金の2分の1を日本の遺児、もう2分の1をアフリカの遺児の高等教育支援費として、あしなが育英会に寄付しています。

これまで街頭募金は、毎年4月と10月に実施されてきました。しかしながら2020、21年はコロナ禍のために街頭募金の中止を余儀なくされました。昨年2022年は活動を復活させるため、「全国募金リレー」として年間を通じて街頭募金を実施してきました。
無事復活を遂げたあしなが学生募金。今年はコロナ禍前と同じ「4月と10月に全国一斉開催」に戻して実施します。

4月の街頭募金は全国47都道府県の約150か所で実施し、あしなが育英会の奨学金を受ける大学生や、中高生や社会人のボランティアが街頭に立ちます。

コロナ禍や物価高騰によって遺児家庭が受けている経済的な打撃は依然として大きく、遺児たちの進学の夢を守るには奨学金が欠かせません。

一人でも多くの遺児に奨学金を届けられるよう、みなさまのご協力をよろしくお願いします。

実施要項

  • 主催

    あしなが学生募金事務局(本部 東京都千代田区、事務局長 谷口和花菜=大阪教育大学3年)

  • 募金使途

    2分の1を日本国内の病気・災害・自死遺児と親に障がいがある子どもの奨学金、2分の1をサブサハラ・アフリカ49か国の遺児の高等教育支援費として、一般財団法人あしなが育英会に寄付

  • 実施場所

    全国47都道府県 約150か所(詳細は https://ashinaga-gakuseibokin.org/base に掲載)

  • 街頭募金日程

    2023年4月22日(土)、23日(日)、29日(土)、30日(日)
      ※実施拠点によって実施日が異なります(詳細は https://ashinaga-gakuseibokin.org/base に掲載)
      ※時間は一部拠点を除き12時~18時です

事務局あいさつ

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私は中学3年生の時に母親を亡くしました。高校1年生の時には父親とも離別して、姉と2人で生活する事になりました。明日生活することさえ難しい。将来の夢を実現するための進学という道も見えない。そんな時にあしなが育英会の奨学金を知り、大学に進学することができました。いま私は、子どもに関わる仕事をしたいという夢を追うことができています。
遺児家庭にとって進学へのハードルは非常に高く、昨今の物価高により状況はさらに深刻になっています。奨学金を必要とする悲痛な声が、多数寄せられています。
誰もが環境に左右されず挑戦できる社会になってほしい。みなさまからのご支援が、遺児や親に障がいがある子どもたちの未来に繋がります。
あしなが学生募金へのご協力をよろしくお願いします。

あしなが学生募金事務局
事務局長 谷口 和花菜(大阪教育大学3年)

あしなが学生募金ってどんな活動?

  • 半世紀で遺児11万人の「進学の夢」を後押ししてきました

    あしなが学生募金は1970年に交通遺児を支援するために始まりました。以来53年間、「一人でも多くの遺児に奨学金を届けるために」と毎年4月と10月に遺児学生らが街頭に立ち、支援を呼びかけてきました。当初は交通遺児だけが支援対象でしたが、時代とともに支援対象を広げ、現在では病気・災害・自死遺児と親に障がいがある子ども、そしてサブサハラ・アフリカの遺児を支援しています。これまでに支援した遺児は11万人以上にのぼります。

  • 遺児学生たちが自らのストーリーや思いを街頭で訴える“アツい”活動です

    あしなが学生募金の大きな特徴として「呼びかけ」があります。ただ「あしなが学生募金にご協力をお願いします」と呼びかけるだけでなく、募金に立つ学生が自分の言葉で、遺児の現状や奨学金の必要性を全力で訴えます。

    「私は遺児で、お金がないために一度は進学を諦めかけましたが、あしなが奨学金のおかげで進学することが出来ました。後輩遺児たちにも進学を諦めてほしくありません」 ―このような生の言葉が街頭の人々の心を動かし、活動は繋がり、広がってきました。​

  • 遺児には奨学金が必要です

    長引くコロナ禍や物価高騰によって、遺児家庭は大きな打撃を受けています。2021年の遺児の保護者の平均手取り月収は10万6千円しかなく、コロナ禍前2018年の調査時から1万円以上も下がりました。経済的に困難な状況にある遺児たちが学ぶためには、あしなが奨学金が必要です。

  • 全国で1万人が参加。毎回約1億円のご寄付

    年に2回実施される街頭募金には、遺児学生や高校生ボランティアなど、毎回約1万人が参加します。1回の募金で集まるご寄付は約1億円。半世紀で累計118億円のご寄付が寄せられ、遺児の力になってきました。

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