東レとの物流改善の取り組みにおいて物流環境大賞「サステナブル活動賞」を共同受賞

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~環境負荷軽減の面から、持続可能な物流業の発展への貢献を評価~

ユーピーアール株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:酒田義矢)は、東レ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:日覺昭廣)が当社のアクティブRFIDタグを搭載した「スマートパレット®」を合成樹脂製品の輸送に利用した取り組みにおいて、「第22回物流環境大賞」の「サステナブル活動賞」を東レと共同で受賞しました。
本賞は、一般社団法人 日本物流団体連合会が主催し、物流部門において、優れた環境保全活動や環境啓蒙活動、あるいは先駆的な技術開発などを行うことにより、環境負荷軽減の面から物流業の発展に貢献した団体・企業または個人を表彰するものです。

当社は「地球と人を尊重する会社」を企業理念とし、パレットレンタル事業の展開を通じたシェアリングの推進や、デポ(物流拠点)運営における環境対応など、かねてより持続可能な社会の実現に向けて取り組んできました。今後も、CO2排出量の削減をはじめとする環境負荷低減とともに、物流現場で働く人々の労働環境改善に一層取り組むことで、当社は事業活動を通じてSDGsの実現のための経営を行ってまいります。

1.受賞内容と受賞理由
(1)取り組み事項:アクティブRFIDタグ搭載スマートパレット®の活用による物流の生産性向上
(2)審査結果:サステナブル活動賞
(3)概要:ユーピーアールが開発したアクティブRFIDタグ搭載スマートパレット®を利用して、東レの合成樹脂製品の一貫パレット輸送を実現しました。空パレットの所在を自動で把握可能にすることで効率的なパレット回収網を確立し、CO2排出量の削減を実現しました。同時に、一貫パレット輸送の導入によりトラック運転者の手荷役を大幅に解消し、労働環境の改善と物流の生産性を向上させました。これらの結果が環境負荷低減に貢献したと評価され、「サステナブル活動賞」の受賞に至りました。

2.本取り組みの効果
(1)CO2排出量の削減:83%削減 (▲197t-CO2/年)
(2)物流の生産性向上
  ・製品積み下ろし時間:75%短縮 (▲23,788時間/年)
  ・事務作業効率化:作業時間 100%削減 (▲1,584時間/年)
  ・トラック待機時間:38%削減(▲5,947時間/年)
  ・物流事故(破袋):35%削減 (▲148件/年)
 

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2021年6月29日に開催された「第22回物流環境大賞」表彰式の様子
左からユーピーアール代表取締役酒田、日本物流団体連合会渡邊会長、東レ加藤物流第一課長

3.「スマートパレット®」について
(1)概要
ユーピーアールとNTTが共同開発した、電波が最大300m飛ぶアクティブRFIDタグを搭載したパレットです。電波を正確にキャッチする高性能の専用リーダー(受信機)との組み合わせにより、パレットの場所が把握できると共に製品の入出庫管理がリアルタイムで可能となる仕組みです。アクティブRFIDタグは、電池交換無しで10年間使用できます。

(2)「スマートパレット®」の導入メリット
人手不足が社会問題化し、作業現場の省力化が求められるなか、人手を介さず自動的にパレットの管理が可能になります。パレットの入出荷状況、取引先からのパレット回収情報を組み合わせてパレットの枚数を把握することが可能となり、パレット紛失リスクを大幅に低減できます。
また、「スマートパレット®」はプラスチック製のため、従来東レが木製パレットを使用し紙袋梱包での出荷時に発生していた、出釘による積載物の破袋などといったリスクの低減にもつながります。

※「スマートパレット®」はユーピーアールの登録商標です。

【東レ株式会社 概要】
設立:1926年1月
代表者:代表取締役社長 日覺 昭廣
本社所在地:〒103-8666 東京都中央区日本橋室町2-1-1 日本橋三井タワー
資本金:147,873,030,771円(2021年3月末現在)
売上高:連結18,836億円(2020年度)

 

■サービスに関するお問い合わせ先
ユーピーアール株式会社 物流事業本部 物流営業部
TEL:03-3593-1731 Mail:[email protected]

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