「ミリオンアクションキャンペーン2023」寄付先決定~商品購入・SNS投稿等のアクションが途上国生産者への寄付に繋がるキャンペーン~

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1アクションにつき1円が途上国への寄付に。合計200万アクションを目指す

認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン(東京都中央区/事務局長 潮崎 真惟子)は、フェアトレード月間である5月の1か月間に「ミリオンアクションキャンペーン2023」を開催します。今年新たな取り組みとして、フェアトレードの商品購入やSNS投稿、イベント参加などのアクションが、1アクション=1円として途上国への寄付になる取り組みを行います。フェアトレード商品を購入することはそれ自体が生産者や生産地への貢献できる仕組みですが、アクション数に応じて途上国に寄付する取り組みを行うことによって、より社会的なインパクトを拡大し、より多くの方に本キャンペーンにご参加いただくことを目指しています。

寄付金はフェアトレード・インターナショナルのメンバー組織である中南米生産者ネットワークCLACを通して、生産者組合へ届けられ、今年のキャンペーンテーマのひとつ「環境」に関する取り組みを行う気候変動基金から、各生産者組合の実施する事業に充てられます。集まった寄付金額のご報告、寄付の送り先や送金状況、寄付金の活用報告などはキャンペーンサイトにて随時更新してまいります。

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寄付先紹介ページ:https://fairtrade-campaign.com/donate_producers.html

■途上国生産者が気候変動の影響に備え対策していくことが世界の持続可能な生産と私たちの生活につながります


気候変動の影響を最も受けやすいのは、途上国の農家であり、フェアトレード生産者も気候変動の最前線に暮らしています。コーヒーやカカオ、バナナなどのフェアトレード生産者が暮らす南の国々では、二酸化炭素排出量が少ないにも関わらず、技術や資金の不足により気候変動対策が不足しており、気温の上昇、干ばつ、洪水、異常気象、作物の病気、土壌浸食、海水汚染などにより、毎年何百万もの農家やコミュニティが大きな被害を受けています。これらの被害は、農産物の生産に大きく関わり、気候変動の問題は、世界の人々の生活と食の安全を脅かします。

 

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中南米フェアトレード生産者ネットワーク団体CLACについて
中南米フェアトレード生産者ネットワーク団体CLAC (The Latin American and Caribbean Coordinator of Small Fair Trade Producers and Workers) は、ラテンアメリカ及びカリブ地域の24ヶ国において約1000団体の小規模生産者・労働者組織が加盟するフェアトレード組織のネットワーク団体です。中南米地域でフェアトレードの理念と価値観を広め、地域の人々が現状を自身の力で変えていく主体となり、より公正で公平、かつ持続可能な世界の実現に貢献するために活動しています。CLACはフェアトレード・インターナショナルを構成する生産者ネットワークの一つとして、生産者の声をフェアトレード認証の仕組みに反映させています。

■気候変動基金

について


気候変動基金は、気候変動による影響を強く受けている中南米の生産者が気候変動レジリエンスを強化し、気候変動に適応した社会・経済・環境システムを構築するため、中南米フェアトレード生産者ネットワーク団体CLACが実施している基金です。2022年には11の生産者組織が植林、灌漑、作物の多様化、クリーンエネルギーの導入など、持続可能な生産と環境保護を実現するためのプロジェクトが実施されました。基金は、資金サポートを希望する各生産者組合が、自らの組合に適した気候変動対策の実行計画を申請し、その内容を基金管理団体CLACが精査した上で支援先プロジェクトを決定します。

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キャンペーン開催の背景


フェアトレードはSDGsのすべてのゴール達成に寄与すると言われています。児童労働や強制労働禁止などの人権面のイメージが先行するフェアトレードですが、人権面にとどまらず経済・環境・社会の3つの側面から国際フェアトレード基準(※)は作られおり、昨今の国内におけるSDGsの認知の高まりや、環境や人権などを意識しサステナブルな消費活動を選択する消費者が増える中で、フェアトレードの市場も急速に拡大しています(2021年には市場規模が前年比20%増の158億円を記録し急速に拡大)。
私たちは本キャンペーンを通して途上国の生産者や環境、未来の地球を守り続けるために、日常的にフェアトレードが選択される世界が実現されることを目指し活動を行います。

■ 今年のテーマは “環境(地球環境・気候変動)”と“ギフト”
・環境への効果も大きいフェアトレード。例えば、国際フェアトレード基準には土壌や水源の保全や、環境に配慮した適切な農薬の使用が含まれ、オーガニック栽培も奨励しています。また、生産者は気候変動に対応していくためのトレーニングを受けることが出来ます。キービジュアルには生産者が農産物を作っている様子や地球環境が想起されるデザインを取り入れています。
・フェアトレード商品は少し高いというイメージから、普段自分のために購入することにハードルを感じる方がいます。そんな方でも「大切なひとに贈るギフトはサステナブルなものにしたい」と思うケースは増えていると言われ、フェアトレードは最適なギフトでもあります。5月は子どもの日や母の日、そして6月にある父の日など大切な方へのギフトとしてフェアトレード商品を贈ることを提案します。

■ 

キャンペーン概要


・名称:フェアトレード ミリオンアクションキャンペーン2023
・キャンペーンキャッチコピー:この星とあなたのために 今贈りたいもの フェアトレード
・キャンペーン期間:5月1日(月)~5月31日(水)※一部4月末実施の関連イベントも含む
・参加方法:フェアトレード商品を購入、SNSに#fairtrade2023をつけてフェアトレードに関する内容を投稿、フェアトレードのイベントに参加などフェアトレードに関するアクションを行う

【フェアトレードとは?】


フェアトレードとは直訳すると「公平・公正な貿易」です。通常の取引では、市場価格の情報や販売先の選択肢の欠如により、末端の小規模生産者は、安く買い叩かれてしまうことが今も多くあります。その結果、生産者の生活水準低下、コスト削減を目的とした児童労働・強制労働、過剰な農薬による環境破壊や生産者が健康被害をうけるという問題が引き起こされます。フェアトレードは、人と環境に配慮して生産されたものを適正な価格で取引し、持続可能な生産と生活向上を支援する仕組みです。フェアトレードによる取引では、適正価格の保証・プレミアムの支払い、児童労働・強制労働の禁止、環境に配慮した生産などが行われます。国連のSDGs(持続可能な開発目標)の17の目標全ての達成に寄与すると言われ、特に8つ(目標1貧困、目標2飢餓、目標5ジェンダー、目標8労働環境、目標12持続可能な消費と生産、目標13気候変動、目標16平和、目標17パートナーシップ)の達成に大きく寄与すると言われています。

【(※)国際フェアトレード基準とは?】 
経済・社会・環境の3つの側面からなる基準です。

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【認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン(

FLJ

)とは?】


1993年設立。国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)の構成メンバーとして、日本国内における国際フェアトレード認証ラベルの認証・ライセンス事業、フェアトレード の啓発・アドボカシー活動を行う認定NPO法人です。国際フェアトレードラベル機構は、公正な取引を通じた世界の貧困問題の解決、生産者の持続可能な生活の実現を目指して1997年設立された国際組織。現在開発途上国 71カ国・190万人以上の生産者・労働者と消費国30カ国メンバーが参加しています。
 

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