地域の持続的発展への貢献を目指す「びゅうサステナブルツーリズムプロジェクト」をスタートします

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○東日本旅客鉄道株式会社(以下「JR東日本」)では、グループ経営ビジョン「変革2027」において、「ESG経営の実践」を経営の柱として掲げ、サステナブルな社会の実現を目指しています。このたび、グループ会社である株式会社JR東日本びゅうツーリズム&セールス(以下「VTS」)は、地域の持続的な発展を目指す「びゅうサステナブルツーリズムプロジェクト」(以下「プロジェクト」)をスタートします。
○VTSは、旅行商品の収益の一部でJ-クレジットを購入し、旅行で排出されるCO2等の一部を埋め合わせする「カーボン・オフセット」に取り組みます。
○VTSとJR東日本は、地域活性に繋がる旅やサービスの企画を通じて、サステナブルな社会の実現、地域資源の維持・保存などの課題解決への貢献を目指します。

1.「びゅうサステナブルツーリズムプロジェクト」をスタートします

(1)「びゅうサステナブルツーリズムプロジェクト」とは

 JR東日本グループの旅行会社であるVTSが、J-クレジットを活用したカーボン・オフセットによる環境保全の取り組みや、地域に根ざした伝統行事や文化、歴史、自然、地域産業や伝統工芸、さらに地域に暮らす人々の魅力を、旅やサービスの企画を通じて広く伝え、交流を創造することで、サステナブルな社会の実現を目指すプロジェクトです。

(2)名称とロゴについて

プロジェクトの名称は、地域の持続的な活性化に貢献する旅を表す「サステナブルツーリズム」と、VTSの社名にも入っている「びゅう(VIEW)」を掛け合わせました。「びゅう」は、英語の「view」の意味から、将来を見据えた取り組みにするという意図も持たせています。

ロゴマークは、プロジェクトの旗印として、今後VTSで販売する旅行商品の宣伝などで広く使用していきます。

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2.びゅうサステナブルツーリズムプロジェクトの実施例

(1)J-クレジットを活用したカーボン・オフセット

VTSは、自社で旅行企画・実施する団体型旅行商品の収益の一部でJ-クレジットを購入し、旅行で排出されるCO2等の一部をオフセット(埋め合わせ)する取り組みを開始します※。

※初回は2022年10月~2023年3月出発分の団体型旅行商品の販売実績に基づき、4月下旬に購入手続きを開始しました。

 J-クレジットとは、適切な森林管理等によるCO2等の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。VTSは東日本エリアの森林に由来するJ-クレジットを一般社団法人more treesを通じて活用(購入)することによってカーボン・オフセットを行い、環境保全を通じたサステナブルツーリズムに貢献します。

一般社団法人more trees(モア・トゥリーズ)

音楽家 坂本龍一氏が創立した森林保全団体です。地域と協働で森林保全を行う「more treesの森」の展開、国産材を活用した商品の企画・開発、イベントを通じた森の情報や魅力の発信など、「都市と森をつなぐ」をキーワードにさまざまな取り組みを行っています。

(2)地域活性につながる旅の企画

地域とともにテーマ性のある旅の商品企画に重点的に取り組み、地域の持続的な活性化によるサステナブルな社会の実現を目指します。

<具体的な取り組み>

■地域の風土・自然景観に触れる鉄道の旅

2023年度は、JR東日本が「大人の休日俱楽部」会員誌にて、毎月「鉄旅、イラスト体験記」をテーマとしたコラムを掲載し、地域の魅力紹介、情報発信を行います。各沿線に根ざした観光素材を紹介し、「自然景観」や「食」、「伝統工芸」や「建造物」などを、お客さまにお楽しみいただき、地域のみなさまとの交流で、そのエリアのファンになっていただけるようなツアーをVTSが企画します。初回は7月を予定しています。

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■伝統行事・文化、工芸品など地域観光素材の維持発展に資する旅

例えば、東北地域には独自の風習として鹿(しし)踊(おどり)や田植え踊りなど、多くの民俗芸能がありますが、なかには後継者確保が困難となり活動の中止や廃絶しているものもあります。JR東日本とVTSでは、新たな民俗芸能の存続に向けた関わり方として、世界遺産に登録される早池峰「大償(おおつぐない)神楽」の協力のもと、いわゆる外部の方が複数回地域に通い、芸能を演じる「通い神楽」という仕組みを活用し、旅行者に交通と宿泊、神楽等の現地体験素材を合わせた商品を提供するなど、地域観光素材の持続・発展に資する企画を行います。

また、日本の伝統文化や各地で継承されている行事等をコンテンツとして盛り込んだ旅行商品を企画します。各地の祭や花火大会といった伝統行事、その土地に根ざした自然景観や温泉など、それらの歴史や背景を紐解き、体験を通して実際に触れていただく旅を企画することで、広く地域への持続的来訪を促します。

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■その他

震災復興支援の旅や地域の皆さまとの共同開発観光素材を組み込んだ、旅の企画を今後予定しております。

新たな情報については今後開設予定のWebサイトにてご案内を予定しております。Webサイトの詳細については、VTS企業HP(http://www.jre-vts.com/)にてお知らせいたします。

※写真は全てイメージです。

プレスリリース掲載ページ

https://www.jreast.co.jp/press/2023/20230428_ho03.pdf

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