〜専門家も警鐘!アルコールではなく、次亜塩素酸ナトリウムとおむつ交換シートの活用を推奨!~
保育施設向けおむつのサブスク「手ぶら登園」や保育施設探しをサポートする「えんさがそっ♪」など、子育て支援サービスを運営するBABY JOB株式会社は、ヘルパンギーナの感染が急拡大していることを受け、その感染経路となりうる「おむつ交換」に関して、全国400名以上の保護者に対してアンケート調査を行いました。
ヘルパンギーナは新型コロナウイルスと同様に、症状が治まった後も感染者の便にウイルスが残るため、おむつ交換時の注意が感染対策にも繋がります。しかし、外出先のおむつ交換台を使用する際「何も対策をしていない」と答えた保護者が52.1%と、半数を上回る結果となりました。
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半数以上の保護者が、外出先のおむつ交換台で”感染症対策をしていない”という結果に
BABY JOBが子育て中の全国の保護者478名を対象に外出時のおむつ交換についてアンケート調査を行った結果、おむつ交換台を使用する際「何も対策をしていない」と答えた保護者が52.1%と、半数を上回る結果となりました。
一方、16.9%が「除菌シート」で、31.0%が「おむつ替えシート」で感染対策を行っていると回答しています。しかし、ヘルパンギーナの感染源となるウイルスはアルコールに耐性があるため、アルコール除菌では対策が不十分となります。感染症やおむつ処理についての専門家である三浦真希子先生(神戸常盤大学)は「アルコール除菌ではなく、次亜塩素酸ナトリウムでの消毒や手洗いを徹底するべき」と注意喚起しています。
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<神戸常盤大学 保健科学部医療検査学科 特命講師 三浦真希子先生のコメント>
「ヘルパンギーナは、主にエンテロウイルスによって引き起こされる咽頭炎で、夏風邪の代表的な疾患です。発症すると回復後にも2~4週間の長期にわたって糞便中にウイルスが排出されることがあるため、おむつ交換の際には注意が必要です。エンテロウイルスにはアルコール消毒が効かないため、おむつ交換後の手洗いをしっかり行うことが大切です。また、子どもが頻繁に触る場所や、便で汚染された場所などの消毒には次亜塩素酸ナトリウムを用いましょう。ただし、外出先などで次亜塩素酸ナトリウムの使用が困難な場合は、オムツ交換シートを用いるなどで対応し、おむつ交換後の手洗いを丁寧に行うようにしてください。」
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本心では「おむつ交換台を使いたくない」保護者も半数以上
全国の保護者420名を対象に「外出先でおむつ交換台を使用していますか?」と質問した結果、55.3%が「使わない」もしくは「使いたくないが仕方なく使っている」という現状が明らかになりました。おむつ交換台を使用せずにおむつを交換する方法として、ベビーカーの上や車内を活用しているという声も上げられました。
特に公共交通機関を利用してお出かけする際は、外出先のおむつ交換台を利用することも多くなります。次亜塩素酸ナトリウムでの消毒ができない場合には、おむつ替えシートやペット用のおしっこシートを活用することで、衛生的におむつ交換ができます。
【調査概要】
調査対象:子育て中の全国の保護者420~478名*
調査期間:2023年6月29日~2023年6月30日
調査方法:SNS
*質問によって回答者数が異なる
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過去10年で感染者数最多のヘルパンギーナ、予防のためにこまめな手洗いと消毒の徹底を。
ヘルパンギーナとは、5歳以下の子どもが感染しやすい夏に流行するウイルス性の感染症です。発熱だけではなく、口の中に水ぶくれができたり、喉が痛んだりする症状が特徴です。国立感染症研究所によると、全国の指定された医療機関における感染報告数が過去10年間で最も多くなっており、多くの都道府県で流行発生警報が発令されています。
ヘルパンギーナは、同じく5歳以下の子どもが感染しやすい手足口病と同様に、エンテロウイルスに分類されるいくつかのウイルスによって起こります。症状が治まっても、2~4週間は唾液や便の中にウイルスが含まれるのも特徴です。それらに触れた手指からの接触感染が広まるため、おむつ交換時の対策が強く呼びかけられています。
実際に子どもが感染した保護者からは、「おむつ交換台ではペットシートを使用し、自分の手はこまめに洗っていたけど、子どもの手洗いが不十分で感染した」といった体験談も寄せられました。
BABY JOBでは、このような外出時のおむつ交換に関するアンケート調査の結果と、感染症対策の注意点や、感染した際の対処法などをまとめ、保育施設探しをサポートする「えんさがそっ♪」のSNSアカウントで定期的な呼びかけを行っています。
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子育て支援のリーディングカンパニーとして、「すべての人が子育てを楽しいと思える社会」の実現へ
BABY JOBは、子育て支援のリーディングカンパニーとして、これからも「すべての人が子育てを楽しいと思える社会の実現」をビジョンとして掲げ、あらゆる角度から、子育てをする保護者の支援を行っています。
その一環として、今後も今回のように子育て世帯の実態を調査し、子育てに必要な重要情報を発信していくことで、社会がより子育てしやすい環境へと変わるように活動を続けてまいります。
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手ぶら登園について
『手ぶら登園』は、保育施設で紙おむつが使い放題になる日本初※1のサブスクです。
保護者は「紙おむつに名前を手書きして持参する」という手間が無くなり、保育士はおむつの個別管理の手間が無くなるという、保護者・保育士双方の課題を解決するサービスです。2019年7月にサービスを本格的に開始し、現在(2023年7月時点)は3,740施設以上で導入されています。2020年には、日本サブスクリプションビジネス大賞のグランプリを受賞しています。
紙おむつのサブスク:https://tebura-touen.com/
また、紙おむつに加えて使い捨てコットカバーのサブスクを2022年2月より開始しています。サービスを利用することで、保護者がお昼寝用の寝具を持ち込み・持ち帰り・洗濯する負担を減らすことができます。さらに、下痢や嘔吐で汚れた場合には新しいカバーに取り替える使い捨て仕様のため、衛生的で感染症予防の観点でも安心できるサービスです。
コットカバーのサブスク:https://nap.tebura-touen.com/
※1)2019年当時、BABY JOB調べ
※手ぶら登園ⓇはBABY JOB株式会社の登録商標です。
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保育施設探しサポート「えんさがそっ♪」
保護者がスマホを使って片手で簡単に「保活」を行えるプラットフォーム「えんさがそっ♪」。
えんさがそっ♪HP:https://ensagaso.com/
保護者は、「えんさがそっ♪」を利用することで、自宅や現在地付近の保育施設を地図上で簡単に検索できたり、気になる保育施設をお気に入り登録して後からまとめて見返せたり、お問い合わせや見学の申し込みをすることができます。授乳中や子どもが寝ている間でも、時間や場所を問わずに気軽に活用できるので、「保活」がもっとスムーズに行えるようになります。
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BABY JOB株式会社とは
すべての人が子育てを楽しいと思える社会を実現するために、保育施設向けの紙おむつの定額制サービス「手ぶら登園」などを中心に、子育てに関する社会課題の解決に取り組む会社です。
■名称:BABY JOB株式会社
■事業内容:保育施設サポート事業、子育て支援事業
■代表取締役社長 上野 公嗣
■所在地:大阪府大阪市淀川区西中島6丁目7番8号
■設立:2018年10月1日
■資本金:1億円
■手ぶら登園サービス公式Webサイト:https://tebura-touen.com/
■保育士向けオウンドメディア「手ぶら登園保育コラム」:https://tebura-touen.com/column/
■手ぶら登園公式Twitter:https://twitter.com/teburatouen
■えんさがそっ♪公式Instagram:https://www.instagram.com/ensagaso/
■保護者向け幼保施設の検索サイト「えんさがそっ♪」:https://ensagaso.com