ジャパンハート、7月1日より新たなAC広告を展開

ナレーションに国分太一氏が協力ー国内外で活動の幅を広げる現場を描くー

特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区、理事長:吉岡春菜、以下、ジャパンハート)は、2021年7月1日より、公益社団法人ACジャパン(東京都中央区、理事長 藤重貞慶。以下、ACジャパン)の「支援キャンペーン」による広告の三期目の展開を開始いたします。

ジャパンハート、7月1日より新たなAC広告を展開のサブ画像1

「医療の届かないところに、医療を届ける」。この理念の下で私たちは、1995年に創業者・吉岡秀人がミャンマーで活動を開始してから25年以上、2004年のジャパンハート設立より15年以上にわたり、国内外で活動してまいりました。現在は、事業発祥の地ミャンマーのほか、カンボジアとラオスで継続的な医療支援活動を実施。特に、カンボジアでは小児の固形がん治療を手掛ける「ジャパンハートこども医療センター」を運営し、それまで海外に行くほかに治療のすべがなかった多くの子どもの命を救っています。その活動は国際的にも評価され、2020年には国連UNIATF賞*に日本のから唯一選出されました。

最終年の三期目となるACジャパン支援キャンペーンでは、ジャパンハートの活動理念をさらに一歩前に進め、「助かるはずの命を、助かるはずだった命にしない」を主題に掲げました。新型コロナウイルス感染症の拡大により、人の移動が制限されたり、多数の感染者の発生で医療機関での受け入れがスムーズに行われなくなったりと、医療が届くはずのところに届かなくなる事態が国内外各地で発生したこの1年を振り返り、命を救うために必要な最後の一手、ラストワンマイルを担うべく活動を続けるジャパンハートの姿を描き出しています。

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また、テレビCM及びラジオのナレーションには、ジャパンハートの活動にご賛同をいただいた株式会社TOKIOの国分太一氏よりご協力をいただきました。

 

今回のAC広告を通じて、より多くの皆様にジャパンハートの活動を知っていただき、その意義をご理解いただければ幸いです。

新広告の映像はこちらからご覧ください。
https://www.ad-c.or.jp/campaign/support/support_01.html

*2020 United Nations Inter-Agency Task Force on the Prevention and Control of Non-communicable Diseases Award:2020年 非感染症の予防と管理のための国連機関間タスクフォース賞。ジャパンハートは、東南アジアの子どもたちの非感染症疾患による死亡減少への貢献に対して受賞。

■ジャパンハートの活動のあゆみ
ジャパンハートは、創設者であり小児外科医の吉岡秀人が、1995年に単身ミャンマーに渡って医療活動を始めたことからスタートしました。吉岡の活動は徐々に賛同者を増やし、2004年には「国際医療ボランティア団体ジャパンハート」を設立。2008年には「NPO法人ジャパンハート」、2011年には「認定NPO法人ジャパンハート」として、国内外で医療活動を続けています。
ジャパンハートはミャンマー、カンボジア、ラオスにて、子どもから成人まで幅広い患者に対する医療活動を行うほか、18歳以下の子どもたちには無償で診察・手術を行っています。日本では、小児がんの子どもとご家族の旅行や外出をサポートするSmileSmilePROJECT、離島僻地に医療者を派遣するRIKAjob(リカジョブ)などを行うほか、日本およびASEAN圏内での災害発生時に医療チームを派遣する国際緊急救援(iER)事業など、多岐にわたる活動を行っています。
年間の治療件数は約3万5千件にのぼり、団体設立以降の総治療件数は24万件以上となります(2020年3月現在)。

■子どもたちの「命」と「心」を救うために
海外では、通える場所に病院がない、高度な治療ができる医療施設が少ない、貧困のために医療費を支払えないなどの理由で継続的な治療を断念せざるを得ず、日本であれば助かるはずの命が数多く失われています。
そこで、ジャパンハートは2016年、カンボジアに「ジャパンハート医療センター(現・ジャパンハートこども医療センター)」を建設し、無償での治療を開始しました。
同センターでは、カンボジアの他の病院では治療が受けられない小児固形腫瘍(小児がん)の治療や手術を行っています。小児がんの手術を始めた2018年から約3年間で69人の小児がんの子どもたち[ジ近3] を受け入れ、多くの命と心を救ってきました。
これは多くの方からのご寄付や、活動に共感した日本の大学病院の医療チームが定期的に海外の活動地を訪れて高度な医療を提供してくれていることに加え、現地の医療者への技術移転なども行い、人材育成の面でもご尽力いただいているおかげです。医療者だのみならず、学生や一般の社会人など多くの方がボランティアとして現地に赴き、ジャパンハートの活動を支えています。
私たちが大切にしているのは「命と『心』を救う医療」。患者さんの心を救うことも、医療の大切な役割だと考えています。治療や手術などの直接的な医療が命を救う一方で、非医療者であっても誰かの心を救い、「生まれてきてよかった」と思ってもらうことができるのです。

■各国の未来を担う次世代の育成
ジャパンハートは、日本から派遣した医療者が治療にあたるだけでなく、いずれは各国の医療を担い、命を救う現地の人材育成にも取り組んでいます。カンボジアでは、貧困のため就学をあきらめていた子どもたちを対象に、日本からの里親制度によって医療者を目指す学生を育てる「夢の架け橋」、ミャンマーでは両親をエイズで亡くして孤児になるなどした子どもたちを受け入れる養育施設「DreamTrain(ドリームトレイン)」の運営などが、次世代の育成活動にあたります。

■ジャパンハートの新型コロナウイルス感染症対応
世界が新型コロナウイルス感染症の脅威にさらされた2020年には、今まで日本国内外でジャパンハートの活動を支えてくれた多くの医療者を救い、医療に携わる団体として日本の医療崩壊を防ぎたいという強い思いから、「#マスクを医療従事者に」プロジェクトを実施。クラウドファンディングで約1万5千人の方から1億5千万円以上の寄付を頂くなどして、第一種指定感染症医療機関、三次救急医療機関、特定機能病院を中心とする合計726の機関にマスクを配送しました。
さらには国内の医療機関からの要請に応じ、新型コロナウイルス感染患者の治療を行う医療機関への医療者派遣や、介護福祉施設にて感染拡大防止のため正しい防護具の着脱方法に関するレクチャーを行うなど、地道な活動を続けています。国内医療機関への医療者派遣は、2021年6月末までに13都道府県の73の医療機関に、のべ232人に達しました。

ジャパンハートは今後も、国内外問わず、「医療の届かないところに医療を届ける」活動を続け、すべての人が生まれてきてよかったと思える社会を実現するため、多くの皆様に支えて頂きながら、歩みを止めることなく活動を続けて参ります。

【(認定)特定非営利活動法人ジャパンハート】https://www.japanheart.org/

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ジャパンハートは「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に、国内外で無償の医療活動を行う認定NPO法人です。1995年に小児外科医・吉岡秀人が単身ミャンマーで活動を開始して以来、現在はカンボジアやラオスなど東南アジア諸国で、小児がん手術などの高度医療を含む治療を年間約35,000件実施しています。HIV孤児など恵まれない子供たちに、教育機会を提供する児童養育施設も運営。国内では、小児がん患者家族の外出に医療者が同行するプロジェクトや、離島・僻地への医療者派遣、災害被災地への緊急救援事業を行っています。また新型コロナウイルス感染症対策として、全国35か所以上のクラスター現場へ医療チーム140名以上を派遣しているほか、全国700以上の医療・福祉機関へ200万枚のマスク等物資寄付、全国600以上の福祉施設への感染予防指導等を継続しています。国際連合UNIATF Award 2020を日本から唯一受賞。

■寄付金の控除について
認定NPO法人であるジャパンハートへのご寄付は、寄付金控除などの税制優遇の対象となり、 確定申告を行うことで税金が還付されます。詳細につきましては、下記URLをご確認ください。
https://www.japanheart.org/donate/receipt/

■本件に関する取材のお問い合わせ
特定非営利活動法人ジャパンハート
広報担当:高橋
電話:03-6240-1564
メール:[email protected]
 

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