未来の熱源に太鼓判!海洋環境、海洋生物など、海の未来へつなぐプレゼンを披露

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2021年10月3日(日) 【機械振興会館B2ホール】

(一社)持続可能な環境社会を目指す人材ネットワーク(熱源プロジェクト実行委員会)は、小学4年生から中学生を対象に、全国から選りすぐられた〈海・生き物大好きキッズ〉〈海洋環境に熱心に取り組むキッズ〉を大募集し、去る10月3日(日)、港区芝公園にある機械振興会館で「海のキッズサポーター全国プレゼン大会」を開催。7チーム、総勢9名による熱量あふれるプレゼンテーションが繰り広げられました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

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イベント概要
開催概要:熱源プロジェクトは、日本財団の「海と日本プロジェクト」の趣旨に則り、その活動へ「熱」い思いを持ち、プロジェクトを支える「源」となる人材を全国から発掘し、「熱源人材」に認定しています。今回の「海のキッズサポーター」は、全国の小学4年生~中学生を対象に募集することで、未来に向かって海を守っていく”未来の熱源人材”を発掘しようというものです。
全国プレゼン大会は、全国から応募のあったキッズの中から特に優秀な活動、研究をしているキッズを招いて開催されたものです。
日程:2021年10月3日(日)10時30分~14時
開催場所:機械振興会館B2ホール(東京都港区芝公園3-5-8)
参加人数:9名(7チーム)

興味関心に留まらない、幅広い学びと個性あふれる発表続々
子どもたちはそれぞれに興味を持った事象に対して「点」ではなく「面」として幅広い学びと知識を深めており、7分間の発表時間にしっかりとまとめて発表していました。子どもたちの実体験を基にした調査・研究の成果、そこから導き出した問題提起に対して審査員も関心している様子でした。
最優秀賞を受賞した兵庫県の「あいおいカニカニブラザーズ」大角一尋さん、涼斗さん(おおすみひとひろ・りょうと)は2015年から現在に至るまで23科79種のカニと出会い、小さな疑問を徹底的に調査研究し、オリジナルのカニ大百科を作るまでになりました。現在は海に恩返しをするため”海を守る活動”をしています。海好きな仲間を増やしながら海岸の清掃活動をしたり、学会にも参加しています。また、審査員を驚かせたのは環境省が検討している「OECM」(民間の取り組み等と連携した自然環境保全)への勉強をし、相生の海を保護区にしたいと考えている点でした。
プレゼン大会の審査基準は「社会性」ーどれだけ周りの人を巻き込み大きなアクションへ展開していく可能性があるかー、が一つのポイントとして審査されました。あいおいカニカニブラザーズの発表はこの点からも高く評価され最優秀賞受賞に至りました。

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海の課題、身の回りの出来事を「自分ごと化」できている素晴らしい活動
審査員の座長を務めた日本財団の海野光行常務から「すべてのプレゼンテーションに共通しているのは身近な経験から海の課題、身の回りの出来事を自分ごと化して深堀りできている点です。今日の経験をもとにみなさんそれぞれがさらに磨きをかけてアイディアで終わらせずにアクションに繋げてほしい。また、今は日本の海についての活動が多いと思いますが、地球環境問題の舞台の中心は海であり、世界中とつながっています。これからは世界の海についても視野を広げて頑張ってほしい」と総評がありました。

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広くて新しい世界が広がった1日
この日の海のキッズサポーターの最年少は9歳(小学4年生)。6年生や中学1、2年生に混じってのプレゼン大会となりました。参加後、子どもたちからは「緊張した」との感想はもちろん「いろんな発表の仕方があることを学べた」「審査会後に、子どもたち同士でディスカッションができたら良かった」「もっとたくさんの友達と意見交換をしたい」といった前向きで可能性の広がりを感じられる意見がありました。また、同伴した保護者からは「熱源の仲間として子どもたち同士が繋がっていけたらいい」「親同士も意見交換できたらいいですね」と子どもたちと同じくらい刺激を受けた様子でした。

【全国プレゼン大会結果】 ※敬称略

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■最優秀賞
あいおいカニカニブラザーズ
大角一尋(兄)・涼斗(弟)
〈おおすみひとひろ・りょうと〉/兵庫県
・プレゼンテーマ「俺たちとカニの2190日~Crab Kingdom~」

 

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■優秀賞
住吉拓己(兄)・眞人(弟)
〈すみよしたくみ・まこと〉/東京都
・プレゼンテーマ「たく&まこ おもしろ日めくりカレンダー」

 

 

 

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​■日本財団 未来の熱源賞
鈴木瑛梨花〈すずきえりか〉/東京都
・プレゼンテーマ「海洋プラスチック問題」

 

 

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■奨励賞(4名)
佐々木凱吏〈ささきかいり〉/北海道
・プレゼンテーマ「サケの一生と食物連鎖」

 

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石野立翔〈いしのりつと〉/千葉県
・プレゼンテーマ「天然魚と養殖魚のちがい」

 

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黒川琉伊〈くろかわるい〉/滋賀県
・プレゼンテーマ「琵琶湖の魚」

 

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中村大胡〈なかむらだいご〉/鹿児島県
・プレゼンテーマ「おいしい海の生き物が育つ錦江湾の魅力」

団体概要
団体名称 :一般社団法人持続可能な環境社会を目指す人材ネットワーク
所在地 :東京都杉並区下高井戸1-18-12
電話番号:03-5300-1107
代表理事 :鈴木秀典
設立 :令和3年2月24日
活動内容:当法人では、日本国内、および諸外国において環境保護に取り組む人材を発掘し、その取り組みを広く発信する。また、個別の人材や活動の長所を結びつけることで、個人の活動を社会全体のムーブメントに高めていく。そのことで、持続可能な環境社会を目指すことを目的とし、その目的に資するための事業を行う。

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日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
 

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