山梨県民が下流域の静岡でビーチクリーン 静岡県富士市で「しずおか海岸清掃ツアー」を開催しました!

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2021年10月30日9時【静岡県富士市 ほか】

海なしやまなし発!海ごみZEROプロジェクト実行委員会は山梨県と協力して、静岡県での海岸清掃ツアーを10月30日(土)に開催しました。
県内在住の親子連れら40名が参加し、静岡県民と協力して清掃活動に汗を流しました。参加者はこの海岸清掃を通して、海洋ごみの現状を知り上流に住む山梨県民の海洋ごみゼロへの意識を高めました。
また道中では、富士川舟運の歴史など山梨と海の繋がりを知るレクチャーや、海洋博物館の見学も行い海洋環境に関する学びの場となりました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。

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  • イベント概要

・開催概要:「しずおか海岸清掃ツアー」の実施
・日程:2021年10月30日(土)9時~17時
・開催場所:静岡県富士市海岸、東海大学海洋学部博物館 ほか
・参加人数:山梨県民 40名
・協力団体:静岡県

  • 大量の海洋ごみに驚き!

参加者はごみ袋とトングを手に、海岸清掃に参加。
ほとんどの人が海岸清掃は初めての体験です。広大で美しく見える海とは対照的に、海岸にはペットボトルなど大量のごみが散乱している様子に驚きが隠せません。額に汗を流しながら、約170袋のごみを回収しました。

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  • 山梨と海の繋がりや海洋環境について学ぶ

 山梨から静岡県駿河湾に注ぐ富士川には、かつて富士川舟運と呼ばれる航路がありました。
積み荷は「下げ米、上げ塩」と呼ばれ、山梨からは年貢となるお米、静岡からは塩を中心とした海産物が運ばれました。かつて人々の生活を豊かにする食料が運ばれた富士川ですが、現在はごみが運ばれ、マイクロプラスチックも確認されています。参加者は推進リーダーによるレクチャーに真剣に耳を傾けていました。
また、海洋博物館では、海の魅力や海洋環境、マイクロプラスチックについて学びました。

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  • 参加者の声

・子どもたちにもごみ問題を意識できる良い体験になりました。海なし県の私たちも海を守るために何が出来るのか考えるよい機会となりました。(40代・女性)
・プラスチックごみを拾えてよかったです。なぜなら生き物たちのためにできる事がわかったからです。海の生き物や自分のためにもプラスチックごみを拾っていきたい。(8歳)
・ごみが多くて大きいごみもあってびっくりした。学校におちているごみをひろったり、川のごみを拾おうと思う。(10歳)
・子どもたちも海へのプラスチックごみ流出を知ることができました。今まで以上にリサイクルへの意識を強く持てました。(40代・女性)
・富士川の歴史や海洋ごみの8割が街のごみ等、大切なことを学びました。(50代・女性)

団体概要
団体名称:海なしやまなし発!海ごみZEROプロジェクト実行委員会
本社所在地:山梨県甲府市北口2-6-10
電話番号:055-231-3249
設立:2019年3月12日
URL:https://www.ybs.jp/umigomi0/
活動内容:海洋ごみの8割が陸から河川などをつたって運ばれます。 富士川、相模川、多摩川の源流となる山梨も他人事ではないと捉え、海の無い山梨からも海洋ごみゼロに向けた取り組みを、自治体、民間団体、企業などと連携して行っています。

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CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/

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日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/

 

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