元旦から3日まで、毎日飽きずに食べられるおせち。たっぷり手作りして、サスティナブルな暮らしを実現するお正月を提案します。
■おせち料理から「気候変動に具体的な対策」の行動
手作りするおせちは、主婦が最もストレスを感じる行事食です。大変だと感じる理由は、40種類もの食材や調味料の準備と調理から盛り付け・3日間飽きずに食べ続けられる味の工夫・保存に至るまでの段取りの多さ・・・と、重労働かつ手順の複雑さにあります。
黒豆・きんとんなど15種類以上のメニューには、それぞれ5つ以上の作業工程があります。考えただけでも気の遠くなる作業です。
それでも毎年作り続ける理由の一つに、食材を無駄なく使ったり、買い物の段取りや調理器具のやりくりすることで、電気やガスの消費を抑制したり、車で外出する回数が減ることによるガソリンの節約など、SDGs-13「気候変動に具体的な対策を」に関する取り組みにつながるからです。
私は5人の子どもを育てながら、毎年欠かさずおせち料理を作り続け、今年で30年目を迎えました。その中で気づいたアイディアをお伝えする講座を5年前から開催。これまで50人以上の主婦の方に、毎年手作りを続ける意義をお伝えしてきました。
「環境問題には興味があるけれど、手作りは大変だから作れない」と思っている方にも、日割りで準備する買い物と下ごしらえの手順をお伝えすることで『作ってみたい!私にもできる!』とのご感想をいただいています。
コロナで帰省できない・赤ちゃんがいて移動できない、など少人数のご家庭でも少しずつ準備することで、無理なくお正月を迎えることができます。知らず知らずのうちに「気候変動に具体的な対策」を実現できる手作りおせちを、多くの方に知っていただきたいと願っています。
■子どもに伝え続けたい日本独自の食文化
おせち料理には、一つ一つのメニューに子孫繁栄・不老長寿などの意味があります。手作りする二つ目の理由は、日本独自の食文化を子どもたちに伝えたい、と考えるからです。
心を込めて手作りし、上手に保存しながら三ヶ日食べ続けることで、台所に立つ時間が減り、家族の絆も深まります。子育てや仕事に忙しい主婦でも、段取りの工夫次第で、三ヶ日食べ続けられるおせち料理が完成し、電気やガスを使い続ける日々から解放され、環境に優しい取り組みを実感できます。
お膳を前にすると清々しい気持ちになれるおせち料理。環境問題に配慮が必要な今こそ継承すべき文化と考えます。
では、具体的にどうすれば効率よく準備から仕上げまでできるのか?調理以外の部分を重点的にお教えする『段取りレッスン』にて、初めてさんでも不安なくはじめられるよう、詳細な手順とコツをお教えします。
手作りおせちをきっかけに、サステナブルな暮らしを実現しましょう!
■おせち段取りレッスン
主宰:ALGアカデミー(株式会社ALG芦屋)
講師:伊藤亜子
日時:2021年12月7日(火)12:00-13:30
お申し込みフォーム URL:https://forms.gle/pP11NUgKjQQ89oPcA