全国の小・中学校へ「アンコンシャスバイアス授業」を無償提供(先着20校)~子どもたち一人ひとりがイキイキとするために~

「アンコンシャスバイアス」を知る、気づく、対処することで、ひとりひとりがイキイキする社会をめざす一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所(本社:東京都港区南青山 代表理事:守屋 智敬、以下、アンコンシャスバイアス研究所)は、全国の小・中学校の子どもたちを対象とした「アンコンシャスバイアス授業」のプログラムを開発いたしました。

プログラムの提供開始にあたり、全国の小・中学校(先着20校)を対象とした、アンコンシャスバイアス授業の「無償提供授業の募集」もスタートいたします。

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 「アンコンシャスバイアス(unconscious bias)」とは、無意識の偏ったモノの見方のこと。日本語では、「無意識の思い込み」「無意識バイアス」「無意識の偏見」など、様々に表現されています。

 企業・自治体・各種団体などでは、ダイバーシティ&インクルージョンの推進、イノベーションの実現、キャリアデザイン、人権啓発のために等、様々な文脈において、アンコンシャスバイアスを学ぶプログラムが注目を集め、導入されています。

 この度、アンコンシャスバイアス研究所が開発した子どもむけのアンコンシャスバイアス授業は、「自分も含めた一人ひとりを大切にしよう」といった心を育んだり、「SDGsのジェンダー平等、不平等を無くす、平和と公正、パートナシップの重要性に気づくきっかけ」を提供したり、「自らの可能性を信じるキャリア教育(進学・進路などの将来)」へ繋げるなど、子どもたちの可能性の幅をひろげるための機会を提供します。

​※​なお、文部科学省の「若者のためのライフプランニング支援の推進事業*¹」において、特に学校現場において、子どもたちが自身のライフキャリアを固定的な性別役割分担意識にとらわれず考えられるようにするため、指導的立場にある教員が、自身のアンコンシャスバイアスに気付くためのプログラム開発の必要性が提言されており、今後は、教員むけの研修・講座も提供予定です。
また、教員による子どもたちへのアンコンシャスバイアス授業の実施支援講座も、今後、提供予定です。

【授業概要】
■担当講師:
一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所の認定トレーナー
■授業枠:
「道徳」
「総合的な学習の時間」
「SDGsに関する授業」など
■授業回数:
個別相談(1〜2回の授業カリキュラムを組んでいます)
■実施方法:
・オンライン授業
・対面授業
(地域によっては、オンラインのみの授業提供となります)

【無償授業への応募概要】
■対象学校:
全国の小・中学校(公立・国立・私立)
■実施学年:
・小学校5、6年生
・中学校1、2、3年生
■授業期間:
2021年9月 〜 2022年3月
■無償提供枠:
・無償での出前授業は先着20校
・授業説明会にご参加いただいた学校から順に受付します
■応募条件:
・無償授業の申込には、1校1名以上の教員が「授業説明会」にご参加ください
・授業後は、導入実績校としてHP等でご紹介させていただきます
■応募方法:
2021年7月20日(火)より「授業説明会」の受付をスタート致しますので、HPよりお申込みください
https://www.unconsciousbias-lab.org/edu
 
【授業実施事例】
■学校名:札幌市立あいの里東小学校
■対 象:小学校5~6年生
■形 式:オンライン
■実施日:
・2021年3月
(道徳の授業:Google Meetで実施)
・2021年6月
(総合的な学習の時間:Zoomで実施)

注釈*¹ https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/kyoudou/detail/1422859.htm

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【授業の感想  (一部抜粋)】
●私のアンコンがたくさんみつかり、人のイメージがかわりました。
●自分がいつも「ぜったい〇〇できない」とよく言っていたので、決めつけないようにしたいと思いました。
●アンコンを知らなかったら、自分の可能性をせばめてしまうところだったと思いました。
●アンコンを考えなかったら、人との深いつながりが、偏見で、なくなったかもしれない。ちゃんと相手を知ってから人と付き合っていこうと思った。
●私は前に出たりすると緊張してうまくしゃべれなくなったりするのですが、このアンコンを考える授業で、友だちと意見を交換して「ちょっと頑張ったら自信がつくかも」と思えた気がしました。ふだん、あたりまえに思っていたことを考えてみることが面白かったです。
●守屋さんが言っていた「一人ひとり、ちがっていい」という言葉は、本当にそうだなと思いました。
●決めつけたりしないように気をつけようと思いました。アンコンについて、もっと調べたくなりました。

【札幌市立あいの里東小学校  教員  角井陽子先生のコメント】
 アンコンシャスバイアスの授業は、子どもたちだけでなく、教員である私たちにとっても、非常に学び深き時間となりました。
 子どもたちは、自分のなかに思いこみがあることに気づくとともに、それによって、自分の可能性を狭めたり、誰かを傷つけたりすることもある等、それぞれに、様々な気づきがあったように思います。
 授業後に、子ども同士、そして子どもと教員との会話においても「これって、アンコン?」という会話が多くなり、フラットに語り合えるようになりました。また、アンコンシャスバイアスはSDGsにもつながる、素晴らしい学びであると感じています。

【一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所について】

 

 アンコンシャスバイアスにむきあい続けることで、「ひとりひとりがイキイキとする社会をめざす」というミッションをかかげ、研修、講演、執筆、コンサルティング等を提供しています。また、アンコンシャスバイアスを切り口に、「がんと就労を考える」などの社会課題にも取り組んでいます。

<団体概要>
団体名:一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所
代表者名:代表理事 守屋智敬
所在地:東京都港区南青山
設立日:2018年8月
https://www.unconsciousbias-lab.org/
 

<代表理事プロフィール>

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一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所
代表理事 守屋智敬(もりやともたか)

1970年大阪府生まれ。
都市計画事務所、コンサルティング会社を経て、2015年、株式会社モリヤコンサルティングを設立。管理職や経営層を中心に8万人以上のリーダー育成に携わる。復興庁「新しい東北」先導モデル事業に携わったことがきっかけとなりスタートした復興地東北ツアーは、現在も継続提供している。

2018年、ひとりひとりがイキイキとする社会をめざし、一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所を設立、代表理事に就任。アンコンシャスバイアス研修の受講者はこれまでに5万人をこえ、育成した認定トレーナーも、100名をこえている。アンコンシャスバイアスを切り口としたセミナーは、「がんと就労」「被災地の皆さんにむけて」「小・中学生にむけて」など、様々な角度からお届けしている。

内閣府発行「共同参画5月号」でのアンコンシャスバイアス特集記事等、取材執筆多数。著書に、『「アンコンシャス・バイアス」マネジメント』『シンプルだけれど重要なリーダーの仕事』(かんき出版)、『一流の仕事の「任せ方」全技術』(明日香出版社)、『導く力』(KADOKAWA)などがある。 
 

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■本件に関するお問合せ先について
一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所HPのお問い合わせフォーム
https://www.unconsciousbias-lab.org/contact

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