「みんなでつくるがん医療プロジェクト」Team Cパートナー支援募集

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Team Cパートナー支援募集がん社会のウェルビーイングを推進すべく、非医療者を巻き込んだ異業種ネットワークを構築

2002年の発足以来、ビジョンとして「患者だけでなく、非医療者、各分野のステークホルダーが参加する、がんチーム医療の実現」を掲げ活動してきたJapan TeamOncology Program(以下J-TOP)は、20周年を期に、医療外の企業や団体との連携強化を図るため、企業や各種団体と連携する取り組みとして、「みんなでつくるがん医療プロジェクト」を発足いたします。
そこで、本取り組みの第一弾として、12月15日より、第1期Team Cパートナーを、業界の垣根を超えて、広く募集します。

【1】活動支援のお願い 〜代表あいさつにかえて
がんは、2人に1人がかかる病気です。つまり、誰にとっても、決して他人事ではありません。
私たちJ-TOPは、患者さんを思う熱い心をもって、がん医療向上のため、日々活動しています。しかしながら、医療だけでは、がん患者さんにとって暮らしやすい社会を作ることはできません。「病院の中」の医療がいくら充実しても、「病院の外(社会)」で充実した日々を過ごせるとは限りません。
だからこそ、ひとつのチームとして、企業の皆さまと一緒に、プロジェクトを創っていきたい。そう考え、今回のプロジェクトを立ち上げました。
皆さまの会社にお勤めの方やご家族が、がんと診断されても働きやすく生きていくためには、どうしたらいいでしょうか? 皆さまの商品を、がんを抱える人たちにとって、使いやすくするためには、何ができるでしょうか? 多様なアンメット・ニーズを見つけ出すためには、どんな対話が必要でしょうか? そもそも、皆さまの会社から見て、がん医療はどうあるべきでしょうか?

日本経済を支える皆さまに、ぜひ、がん医療の現実を知って頂きたいです。私たちの強みはつながりです。日本全国だけではなく、アジアにもネットワークを広げるJ-TOPの強みをご活用いただき、御社の発展にお役に立てるなら、一層うれしく思います。 
がんがあっても当たり前に生きていける社会を一緒につくる、一緒に問題を解決する。そんなパートナーとなれる企業の皆さまとの出会えることを、J-TOP一同、楽しみにしております。
ぜひ、ご支援、ご指導を宜しくお願い致します。

【2】J-TOPが掲げる「Team C」とは?
J-TOPが掲げる「Team C」は、「Team ABC理論」に由来します。A、B、Cの3要素が一体となってはじめて、総合的ながん医療が提供できるとする概念です。それぞれ、アクティブケア(A)、ベースサポート、(B)、コミュニティサポート(C)を意味します。
医療従事者であるTeam AとTeam Bが協力することはもちろん大事です。しかし、それだけでは足りません。非医療提供者を含んだTeam C(コミュニティサポート)までが参画する環境を生み出すことで、最善の方法を提案することができます。
直接的な治療こそ行わないものの、基礎研究や医療以外のサービスを通じて、がん患者さんおよび社会のウェルビーイングを推進する力となる存在なのです。

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【3】J-TOPが支援団体さまに提供できること
1)がん医療の最前線で活躍する現役医師、医療従事者たちとの対話環境
•J-TOPに所属する医療従事者は、ABC理論のもと、医療の外の企業さまとのコラボレーションの意義を実感しています。ですので、健全な企業活動の先に、患者さんの幸せが確信できる場合には、様々な対話や交流を図ることができます。
•医師や薬剤師、看護師など、様々な医療プロフェッショナルが集まる団体のため、「がんと生活」に関する、より広い領域への理解があります。

2)患者団体など、様々な医療関連ネットワーク
•全国に点在するJ-TOPメンバーは、それぞれが独自ネットワークを開拓し、活動しています。そのため、全国対象の活動はもちろん、特定エリアに限定した深い展開も可能です。
•医療提供者側だけではなく、医療を受ける患者さんの団体ともコネクションがあります。

3)あらゆる人間にとって、他人事ではない「がん医療の現場」の理解と実態把握
•がんは特別な病気ではありません。がんを抱えて生活する人はみなさんの身近におられます。
•企業活動におけるお客さまはもちろんですが、従業員やそのご家族に対するケアについて考える際にも、J-TOPの知見はご活用いただけます。

4)世界水準のチーム医療を支える、リーダーシッププログラムや研修システムの共有
•J-TOPは、「医療界の松下政経塾」とご紹介いただくことが多い団体です。医療従事者を対象に、リーダーシップなどの学びの機会を提供してきました。
•欧米では、ダイバーシティやインクルージョンといった観点から、自己理解・他者理解を深めるための人事施策・ワークショップが盛んです。日本でもその流れは強まっているかと存じますが、企業さまと医療界が、学び合う機会として、J-TOPをご活用いただくことができます。

5)がん医療の知見を生かした、企業活動の促進(リサーチ、アイデア共創など)
•医療の現場ですので、直接的な販促活動などは馴染みません。しかし、真に患者さんやそのご家族の、より良い生活につながる活動であれば、J-TOPは積極的に支援し、共創環境を整えてまいります。それが、がん患者のQOL向上に直結すると確信しているためです。
•J-TOP所属メンバーはボランティア活動として参画しているため、特定団体の意向などを考慮せず、フラットに患者さんの人生にとって、より良い選択肢を考え、実践することができます。

【4】支援企業さまとのパートナーシップ・プログラム例
パートナーの皆さまには、活動資金の一部を、ご支援を頂けますと幸いです。パートナーシップのリターンとして、次のような内容を想定しております。
もちろん、企業さまや団体さまでニーズは様々だと思いますので、下記をベースに、個別協議のうえ、最適なプログラムを設定できればと思っております。詳細はwebサイトをご確認ください。

https://www.teamoncology.com/aboutus/creating_cancer_care_together_project
「みんなでつくるがん医療プロジェクト」パートナーパートナー募集

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団体概要
主催: 一般社団法人オンコロジー教育推進プロジェクト(住所:東京都港区新橋2-20-15新橋駅前ビル1号館)
事業名:Japan TeamOncology Program (J-TOP) ジャパン・チームオンコロジー・プログラム
URL: https://www.teamoncology.com/aboutus/jtop
主な運営メンバー:
●一般社団法人オンコロジー教育推進プロジェクト理事長   福岡 正博
(近畿大学名誉教授、和泉市立総合医療センター名誉総長)
●常務理事・発起人 上野 直人
(テキサス大学MDアンダーソンがんセンター腫瘍内科教授)
●J-TOP執行委員長 下村 昭彦
(国立国際医療研究センター 乳腺・腫瘍内科)
●プロジェクト実行委員長 陶山 久司
(鳥取大学医学部附属病院 腫瘍内科)

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