ペットボトルがテディベアに?サステナビリティや環境破壊、資源浪費に着目 自然素材を使用したシュタイフの新シリーズ
2022年1月21日(金)
シュタイフ ジャパン/株式会社MS1880(所在地:東京都港区南青山、代表:西本学、以下「MS1880」)は、シュタイフ公式オンラインショップ、取扱店舗にて、リサイクルされたペットボトル素材や自然素材を使用した「Teddies for tomorrow」(テディーズ フォー トゥモロー)シリーズの新作として、世界限定2020体の「テディーズフォートゥモロー イベンダーパンダ」を含む5作品を順次発売いたします。その発売に先駆け2022年1月21日(金)より公式オンラインショップ及び一部店舗にて予約開始します。
「Teddies for tomorrow」は、サステナビリティや環境破壊、資源浪費に着目したシュタイフが発明した新シリーズのテディベアです。素材にはヘンプ、リネン、バンブービスコース、リサイクルポリエステル、パイナップル繊維などの天然資源やリサイクルペットボトルを用いた繊維を使用しています。また、「Teddies for tomorrow」の限定商品には、様々な異なる金属で作られたタグに、1897年の最初のシュタイフロゴが刻印してある、特別なチェストタグが付いています。
「テディーズフォートゥモロー イベンダーパンダ」は、2022年の新作として世界限定2020体の限定作品です。主な素材には竹から作られたバンブービスコース素材を使用しており、詰め物はリサイクルペットボトル素材を使用しています。成長が早い竹はそのまま放置しておくと森林を荒らす可能性があるとされ、積極的に利用されている素材です。竹の繊維で出来たものは、埋めると約3ヶ月ほどで土に還るという“サステナブル”な素材としても注目されています。
このほか、象徴的なシュタイフ テディベアの名作たちが、素材を置き換えて作られる新しいシリーズ として「テディーズ フォー トゥモロー 55PB テディベア」「テディーズ フォー トゥモロー リチャード・シュタイフ テディベア」、ゾウをモチーフとした「テディーズ フォー トゥモロー ボンバックス エレファント」、ディズニーの「キーリング くまのプーさん」の全5作品が新たに登場しました。
MS1880は、「本物だけを作り続ける」という熱意とこだわりを持ちながら、子どもから大人まで、幅広い年代の方の記憶に残るようなテディベアを提供し続けてまいりました。持続可能な生産・消費の観点においても、エコ素材を使用し、環境資源を使用することで地球にも生物にも優しいぬいぐるみを作ることを目標として掲げ、子どもたちにより良い未来を残していくことを目指してまいります。
- 商品概要
商品名 :007095
– Teddies for tomorrow Evander panda –
テディーズフォートゥモロー イベンダーパンダ
本体価格:41,800円(税込)
商品特徴:・世界限定 2020体
・30 cm
・バンブー(竹)ビスコース
・5ジョイント(ジョイントは緩めとなっています)
・詰め物はリサイクルペットボトル素材、チェストタグは真鍮
商品名 :007118
テディーズ フォー トゥモロー 55PB テディベア
本体価格:39,600円(税込)
商品特徴:・バンブー(竹)ビスコース
・手足はヴィオランのパッチ
・真鍮製のボンタン・イン・イヤー
・5ジョイント
・象徴的なシュタイフ テディベアの名作たちが、
素材を置き換えて作られる新しいシリーズ
(限定品ではありません)
・詰め物はポリラクチド(トウモロコシを原料とした繊維)
・チェストタグは銅製
商品名 :007125
テディーズ フォー トゥモロー
リチャード・シュタイフ テディベア
本体価格:35,200円(税込)
商品特徴:・バンブー(竹)ビスコース
・手足はヴィオランのパッチ
・真鍮製のボンタン・イン・イヤー
・5ジョイント
・象徴的なシュタイフ テディベアの名作たちが、
素材を置き換えて作られる新しいシリーズ
(限定品ではありません)
・詰め物はポリラクチド(トウモロコシを原料とした繊維)
・チェストタグは銅製
商品名 :007101
テディーズ フォー トゥモロー ボンバックス エレファント
本体価格:18,700円(税込)
商品特徴:・バンブー(竹)ビスコース
・手足はヴィオランのパッチ
・真鍮製のボタン・イン・イヤー
・5ジョイント
・詰め物はリサイクルペット素材
・チェストタグは真鍮製
商品名 :355905
– Pendant Disney Winnie the Pooh –
キーリング くまのプーさん
本体価格:23,100円(税込)
商品特徴:・5ジョイント
・バンブービスコースベルベット
・リネン製のチョッキ
・詰め物はリサイクルペットボトル素材
- 商品特長
【特別なチェストタグ】
「Teddies for tomorrow」シリーズの限定商品には、様々な異なる金属で作られたタグに、1897年の最初のシュタイフロゴが刻印してある特別なチェストタグが付いています。
【リサイクル素材を使用したテディベア】
ヘンプ(麻)
ヘンプを育てるのには肥料は少なく、大量の水を必要としません。荒れた土地でも育つ特性があり、成長も早く数カ月で2〜3メートルも育ちます。
リネン
リネンは麻の一種で、農薬を使われることが少ない繊維の一つです。成長力があり廃棄する部分が無く、茎、葉、根、種まで全て有効に使われます。
バンブー(竹)
2~3年のサイクルで成長を繰り返す竹は、伐採しても自然環境のバランスにはほとんど影響がなく、循環型資源として注目されている素材です。
リサイクルPET
自然に分解することができないPET素材をリサイクルすることは、廃棄物を減らし、新しい素材を利用する必要がなく、消費するエネルギーも少なくなり、さまざまな側面で地球環境を守ります。
紙
戦後の資材が乏しい1919年に、紙を織り込んだ生地をぬいぐるみに使うことを思いつきました。今日ではその技術に再生紙を使用しています。
パイナップル繊維
リネンなどと同じ葉脈繊維に属する麻の仲間で、廃棄部分である葉が原料のエコ素材です。
ヴィオラン
植物繊維と木質繊維からできたエコロジカルな新しい素材です。動物性成分は含まれておらず、環境にやさしい方法で生産されているフェルト調の素材です。
- シュタイフの「Teddies for tomorrow」
テディベアを発明したリチャード・シュタイフ(創業者マルガレーテの甥)が、もし今の時代にテディベアを再び作ったとしたら、彼は、今までとはまったく異なる素材の使い方をしたのではないでしょうか?ペットボトルのリサイクル素材を使うことは、さまざまな側面で地球環境を守ることになります。プラスチックを海に捨ててしまったら、それは海の中で自然に分解することはありません。しかし、リサイクルすることで、新しい素材を利用する必要がなく、消費するエネルギーも少なくなります。
シュタイフの「Teddies for tomorrow」は、リサイクルされたペットボトル素材をベア表面の毛と詰め物などに使っており、その他にも、リネン、ビーガンレザー、紙、竹、ヘンプなどの、自然素材を使用しています。ペットボトルがテディベアになるのです!
- 欧州のテディベア
欧州では、生まれた時に、出産祝いとしてテディベアを送ることが習慣となっています。子どもの頃だけではなく、一生の友達として大切にできるよう、簡単には傷みにくい「本物」のテディベアを、プレゼントとして貰うということ自体がステータスとも考えられているのです。その中でも、シュタイフは、欧米では「出産祝いならシュタイフ」と言われているほど大変人気があります。1880年にドイツで誕生し、世界で初めてテディベアを作ったシュタイフは、現在ではテディベアを語る上で欠かすことの出来ない歴史的なトップブランドへと成長しました。
- History of Steiff
シュタイフと創業者マルガレーテ・シュタイフ。
「テディベアといえば、シュタイフ」―世界的にも有名なこのぬいぐるみブランドを創業したのは、1847年南ドイツ・キンゲンという小さな町で生まれたマルガレーテ・シュタイフ(1847~1909)という女性でした。彼女は1歳の時、小児麻痺にかかり、右手と両足が不自由になり、一生を車椅子で過ごすことになってしまいます。
マルガレーテの両親は、障害があっても自立できるようにと、学校に通わせ、裁縫もマスターするように育てました。20代になり、シュタイフの前身である「フェルト・メール・オーダーカンパニー」を設立し、女性や子ども服の販売を手がけます。 1880年12月、マルガレーテは、甥や姪たちのクリスマスプレゼントに、ゾウをモチーフにしたおもちゃを贈ることを考えつきました。素材にはフェルト、中身には最上の羊毛をつめこんだやわらかなゾウのおもちゃは全部で8体できあがりました。子どもたちにはおもちゃとして、大人の女性には針刺しとしてプレゼントされたゾウのおもちゃは好評を得ました。これが世界で初めてのぬいぐるみ玩具の誕生となります。ぬいぐるみづくりのきっかけとなったこの1880年がシュタイフの創業の年とされています。
1897年から事業を手伝ってきたマルガレーテの甥リチャードは、「本物のようなクマのぬいぐるみ」の製作をマルガレーテに提案。これが世界で最初のテディベアとよばれる『55PB』で、首と手足が動き素材も最高級のものをつかった最高級で上品なぬいぐるみが誕生しました。この『55PB』は、見本市でアメリカ人バイヤーの目にとまり、やがて改良を重ね、量産体制に入ります。同じころ、アメリカでは、セオドア・ルーズベルト大統領の愛称である「テディ」とともに、クマのぬいぐるみの人気も高まっていく一方で、偽物や粗悪品も出回り始めました。そこで登場したのが、シュタイフ製品であることを認証する「左耳にボタンをつける」というアイデアでした。これが世界最古のトレードマークでもある「ボタン・イン・イヤー」の始まりで、最高級の品質の証として、今日でも続いております。
- 世界最古のトレードマーク「ボタン・イン・イヤー」
白タグ+赤文字
地域限定、数量限定、年度限定、など生産数に制限のある限定品に付けられます。
タグには、品番の他、生産年度、製造番号(シリアルナンバー)が表示されます。
白タグ+青文字
定番商品のコレクター向け商品に付けられます。
カタログ掲載期間中は数に制限なく、注文に応じて生産されます。
白タグ+黒文字
1900年代初頭のシュタイフ製品を復刻したレプリカに付けられます。
タグには、品番の他、生産年度、製造番号(シリアルナンバー)が表示されます。
黄タグ+赤文字
定番商品のベビー・キッズ向け商品に付けられます。
カタログ掲載期間中は数に制限なく、注文に応じて生産されます。
- シュタイフ ジャパン/株式会社MS1880について
株式会社MS1880は、2014年よりシュタイフの日本総代理店として、シュタイフ製品の輸入・卸売・小売、店舗の企画、運営コンサルティングを行っています。社名「MS1880」は、創業者マルガレーテ・シュタイフのイニシャル「M.S.」と、シュタイフ創業の年「1880年」に由来しています。
【会社概要】
会社名:株式会社 MS1880
代表者:代表取締役社長 西本 学
所在地:東京都港区南青山3-13-24 サウス青山テックビル
URL :https://www.steiff.co.jp/