運動を通してがん患者を支援する団体 キャンサーフィットネスが主催する「2022年度 キャンサーフィットネス アカデミー」に協賛

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<アデランスCSR/SDGs活動> ~5月には「脱毛前からの準備」をテーマに、当社社員の講演も開催~

 毛髪・美容・健康のウェルネス事業をグローバル展開する株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 津村 佳宏)は、一般社団法人キャンサーフィットネス(東京都港区、代表理事 広瀬 真奈美)が、2022年4月16日(土)から開催するがん患者・がんサバイバー(がん経験者)に向けたプログラム「2022年度 キャンサーフィットネス アカデミー」に協賛します。また、本プログラムの5月の特別セミナーにおいて、「脱毛前からの準備」と題し、当社CS教育部の小林 三根子が講演を行います。 キャンサーフィットネスでは、がん患者・がんサバイバーが、治療による身体や心の辛さを軽減し、生活の質を高め社会復帰できるよう、“運動(フィットネス)”を通じた支援活動を行っています。当社でも、外見の変化(脱毛や爪の変色、皮膚の変化)に悩まれる方のQOL(Quality of Life)向上を目的に、JIS規格に適合した医療用ウィッグの販売や、病院内へのヘアサロンの出店に取り組んでいることから、同じくがんサバイバーへのサポートを行うキャンサーフィットネスの理念に共感し、2017年より協業を開始しました。当社の会議室をフィットネスやセミナーの会場としてご提供しているほか、がんサバイバーの方々にウィッグを体験いただくイベント「シンデレラ アフタヌーンパーティ」も共同で開催しています。

 「2022年度 キャンサーフィットネスアカデミー」は、がん患者が治療後も人生を豊かに過ごすため、健康と体力づくりを学ぶためのプログラムです。1年を通して抗がん剤治療を始める前・治療中の方、これから治療を始める方に向けて、暮らしに必要な情報や知識をお伝えします。講師には各病院の院長や医師、管理栄養士などの登壇を予定しています。当社は2017年の「キャンサーフィットネス アカデミー」において、「髪の悩みを魅力に変えるコツ講座」と題した講座を開催し、参加者から多くの反響をいただきました。今回の講座では「脱毛前からの準備」をテーマに講演を行います。

キャンサーフィットネスと共催したイベント・セミナーの様子

2019年開催2019年開催

2017年開催2017年開催

■一般社団法人キャンサーフィットネス 広瀬 真奈美 代表理事よりコメント

<広瀬 真奈美 代表理事プロフィール>
白百合女子大学を卒業後、医療法人社団矯栄会 理事、クリエイトスマイル 代表を務め、2008年に乳がんの告知を受ける。その後、乳がんフィットネスの会 代表などを経て2014年に一般社団法人キャンサーフィットネスを設立。日本フィットネス協会認定インストラクター、米国MovingForLife認定インストラクター(がん患者の運動療法)などの資格を取得。

▶ アデランスとの協業について
 外見ケアは、がん患者の社会生活において、大きな拠り所でもあります。特にキャンサーフィットネスの会員は、40代〜60代の女性が多く、ウィッグを含む見た目のケアには関心が高いです。これまでアデランス様といくつかのイベントをコラボできたことにより、ウィッグを着けることで自信を回復できたり、笑顔が増えたりする場面を目にし、多くの参加者に喜んでいただきました。ありがたく思っております。

▶ 今年度の「キャンサーフィットネスアカデミー」について
 今年度は、治療が始まる方、主に抗がん剤治療の方に向けて、必要な情報をお伝えしていく講座を行います。また、がん治療が終わった後も、治療による後遺症を抱えていらっしゃる方も多く、その後の生活についても、よりよいサポートをして参りたいと思っています。各専門家から直接学べる、質問ができる、相談ができる場を提供することは、とても大事な役割だと考えています。

■株式会社アデランス 医療事業部 境谷 千恵子よりコメント(本企画の主担当)

<境谷 千恵子プロフィール>
1981年アデランス入社。現在、医療事業部に勤務。2009年4月50歳の時、検診にて乳がんが見つかる。2022年6月で術後13年になる。2度の手術(右側乳房を全摘出、左側乳房は部分摘出し温存)、抗がん剤治療、放射線治療(左側乳房)、ホルモン療法(10年)を受ける。キャンサーフィットネスの教室に参加した経験から、アデランスとのコラボ企画を立案。中心となり本事業を進めている。

▶ キャンサーフィットネスとの協業の経緯
  私は乳がんの経験者で、2009年に検診でがんが見つかり、仕事を継続しながら治療を行ってきました。治療の副作用や後遺症で体だけでなく気持ちも暗くなりました。術後の痛み、抗がん剤治療中の倦怠感等に加え、ホルモン療法の副作用の関節痛や手足の痺れにより日常生活にも支障がでてきたことで気持ちも落ち込んでいました。そうした中、友人の紹介でキャンサーフィットネスに出会い、すぐに参加を決めました。教室が始まると先生が参加者一人ひとりにその日の状態や気持ちを聞いてくださり、運動中も参加者に声をかけながら動きをサポートしてくれます。すると肩関節や手首が痛むことなく少しずつ動かせるようになっていきました。体が動くようになると日常生活も楽になり、気持ちも明るく前向きにとらえられるようになりました。そうした経験から、がん体験者の立場で同じがん患者さんたちが「自分らしく生きる」ためのサポートをしたいと考え、コラボ企画を社内で提案し、企画の実現に至りました。

▶ この取り組みへの想い
 患者さんが安心、安全な場所と感じてもらえるように心がけ、私自身が仲間に助けられたように患者さんをサポートしています。私はアデランスの社員なので、毛髪のことで悩んでいるがん患者の方々を笑顔にしたいと考えています。抗がん剤治療の副作用の脱毛や治療中・後の髪の悩みに耳を傾け、当社の持つ知識や技術、私の経験を惜しみなく提供してまいります。

■「2022年度 キャンサーフィットネス アカデミー」開催概要
開催期間:2022年4月~2023年3月
会場:Zoomによるオンライン開催
主催:一般社団法人キャンサーフィットネス
参加費:各講座受講料 2,200円(一般)※会員は割引特典あり
対象者:キャンサーフィットネス アカデミーは、会員制ではありません。
    どなたでもご参加可能です。受講資格は、がん患者、がんサバイバー(経験者)、
    そのご家族となります。
ホームページ:http://cancerfitness.jp/healthcare-academy/
        ※最新情報は上記のホームページからご確認ください。

<2022年度ヘルスケアアカデミー講座 開催日程(予定)>

※プログラムは変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

※各講座の内容や開催日は決まり次第、ホームページ上でお知らせします。■一般社団法人キャンサーフィットネスについて
代表者:代表理事 広瀬 真奈美
本社所在地:東京都港区六本木7-21-6
設立:平成26年6月10日
事業内容:運動(フィットネス)を通して、がん患者、がんサバイバー(がん体験者)を支援する団体
ホームページ:http://cancerfitness.jp/

■アデランスのCSR活動について アデランスグループのCSR活動は、「社会的価値を持った活動」をさらに深め、広げていくことで、お客様や社会からの信頼に基づいた、健全で永続的な企業成長を目指すものです。こうした活動を「事業と一体化した価値共創型CSR」として進めています。

株式会社アデランスは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。株式会社アデランスは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。
■アデランスのSDGsに対する取り組み
 アデランスグループは、グローバルに事業を展開する企業として、SDGsで掲げられる、世界が直面するさまざまな課題と真摯に向き合い、事業を通じた社会課題の解決を図ることで、持続可能な社会の実現に寄与し、持続的な成長を目指していきます。 

<患者さまに寄り添った当社の取組>
■医療用ウィッグブランド「ラフラ®」の発売 および全商品JIS規格適合

 「ラフラ®」は、2005年に誕生した、病気や治療によるデリケートな髪の悩みを抱える方のための医療用ウィッグです。「やさしい商品」「やさしい接客」「やさしい環境」の3つの「やさしさ」を守りながら、回復までをしっかりサポートしていきます。「ラフラ®」は全商品がJIS Q 1000に基づき、「JIS S 9623」への自己適合を宣言しています。
医療用ウィッグ「ラフラ®」のホームページはこちら 

https://www.aderans.co.jp/medicare/lineup/concept.html

日本毛髪工業協同組合が認証するJIS製品規格マークです。

■外部講師による接客スタッフの医療接遇講習受講の義務化
 「ラフラ®」の販売開始後、患者さまが安心して医療用ウィッグをご利用できる体制を整えるために、接客にあたるスタッフ全員に対し、外部講師による医療接遇講習の受講を義務付けています。2021年8月時点で、累計受講者数は1,419名となり、各疾病や脱毛の原因などの正しい知識のもと、デリケートな悩みを抱える患者さまのサポートを行っています。

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