パルシステムの「予約登録米」登録者数が5%増の20万人 穀物高騰でお米の価値が見直されている?

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穀物市場価格が高止まりが続くなか、国内消費量のほぼ全量の国産を維持するお米の存在感

パルシステム連合会では毎年、年間を通じて定期的に届ける「予約登録米」を呼びかけています。2022年産は、登録数が前年比5%増の20万人、点数も2.7%増え29万点となりました。世界的な穀物価格の上昇を受け、ほぼ全量を自給している米の存在が家庭で見直されているかもしれません。

■有機米は点数で6%増
2022年産の予約登録米は、登録人数がおよそ20万人(前年比105.7%)点数29万点(102.7%)と大きく伸長しました。特に有機栽培米は登録点数105.9%となりました。

パルシステムの「予約登録米」登録者数が5%増の20万人 穀物高騰でお米の価値が見直されている?のサブ画像1_パルシステムの有機栽培米パルシステムの有機栽培米

精米重量換算では、年間で1万6,597t(前年比102.7%)となる見込みです。これは、農林水産省の食料需給表による1人当たり年間消費量で換算すると、およそ32.2万人分にのぼります。

さまざまな国際情勢が要因となり穀物市場価格が高止まりを続けるなか、国内消費量のほぼ全量の国産を維持している米の存在が家庭で見直されているともいえそうです。

■1995年の米不足を契機にスタート

予約登録米は、田植えの段階で産地と1年間の契約を結び、4週に1度、定期的に登録者へ米をお届けします。1993年の冷害による米不足を契機として1995年に始まり、2022年で28年目を迎えます。不作や震災などで調達が厳しくなったときも、登録者を優先して米をお届けする安定した制度です。

パルシステムの予約登録米は、すべての産直産地で化学合成農薬や化学肥料にできる限り頼らない栽培を目指しています。田植え前から出荷が約束されていることで、気候変動の影響を実感するなか、生産者は安心して米作りに取り組めます。予約登録米の利用を通して環境保全型の米作りが広がり、また次の世代の生産者を育てるあと押しにもなっています。

近年、少子高齢化、また単身世帯や共働き世帯の増加など社会構造の変化により、家庭内での米消費が長期的に減少し、さらにコロナ禍の影響で深刻な米余りが発生していました。パルシステムでは今後も、組合員のみなさんの理解と利用を今後も呼び掛けていきます。

パルシステムの産直
https://www.pal-system.co.jp/sanchoku/
栽培基準
https://www.pal-system.co.jp/item/cultivation-standard

●組織概要 パルシステム生活協同組合連合会
(13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,573.5億円/組合員総数164.9万人)
所在地:〒169-8527 東京都新宿区大久保2-2-6 
理事長:大信 政一
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城、パルシステム山梨、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ

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