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産業界のSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)を推進。
「テクノロジーで産業界のSXを加速させる」をミッションに、サステナビリティに力を入れている企業と学生をマッチングする「エシカル就活ーETHICAL SHUKATSUー」(以下、「エシカル就活」)を運営する株式会社アレスグッド(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役CEO:勝見仁泰)は、サイバーエージェント・キャピタルをリードとして、East Ventures、丸井グループを引受先とする第三者割当増資、融資により、シードラウンドとして1.2億円の資金調達を実施しました。
- 資金調達の背景
株式会社アレスグッドは、産業界のSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)を加速させることをミッションに掲げる大学発スタートアップです。創業者CEOの勝見は、環境先進国といわれるドイツやコスタリカへの留学を通じ、日本の産業界におけるサステナビリティー貢献度の低さに危機感を覚え、2020年5月にサステナビリティに力を入れている企業と学生をマッチングする「エシカル就活ーETHICAL SHUKATSUー」を立ち上げました。サステナビリティに対するグローバルな潮流も踏まえながら、社会課題解決に取り組む企業と学生のマッチング支援を行っています。
さらに昨今、47.2%の若者が環境問題や社会課題に取り組んでいる企業で働く意欲がある(※1)と回答しており、日本では大学の授業でも「SDGs」が扱われるなど、若年層のサステナビリティへの意識が高まっています。
アレスグッドのミッションである「テクノロジーで産業界のSXを加速させる」に賛同する投資家からの共創投資により、「エシカル就活」を通じて蓄積してきた企業のサステナビリティ情報やユーザーの志向性のデータベースの更なる分析・活用を行い、HR業界にとどまらない総合的なサステナビリティのプラットフォーマーとして、産業界のSXをリードしていきます。
(※1)株式会社日本総合研究所による若者(全国の中学生、高校生、大学生)の意識調査(2020年5月実施)
- 引受先 ※敬称略・順不同
・サイバーエージェント・キャピタル
・East Ventures
・丸井グループ
- 投資家からのコメント
株式会社サイバーエージェント・キャピタル
ジュニア・アソシエイト 矢崎 啓太
気候変動や食糧問題、D&Iといった解決しなければならない問題はいくつもありますが、こうした問題をもたらした都市や資本主義といった仕組みを急激に変えることはできません。サステナブルであるということは、既存のシステムを維持しながら社会課題の解決を模索すること、あるいはその両立が達成された状態を指します。
SX(サステナビリティ=トランスフォーメーション)人材は、企業のサステナビリティ経営を支える人材として、急激にニーズが高まりつつあります。彼らはIRやPRといった職種でその知見をもとに活躍するだけでなく、サプライチェーン管理を担当する責任者や駐在先で採用を担当する現場職員としても重宝されるようになるでしょう。アレスグッドはZ世代のファウンダー勝見さんを中心に構成された優秀かつ熱量溢れるチームで、Z世代ならではのユニークな創造力とそれを実現するテクノロジー、ビジネス力を持ち合わせています。
私たちはアレスグッドが描くサステナビリティ=トランスフォーメーションが達成された未来の実現を確信しているとともに、その実現を心から応援しています。
株式会社 丸井グループ
代表取締役社長 青井 浩
代表の勝見さんとは、2020年に当社が開催した大学生向けのアクセラレーター・プログラムでファイナリストを受賞されたことがきっかけで、協業がはじまりました。当社では「将来世代の未来を共に創る」というインパクト目標に向けて、若い世代の皆様との共創を進めております。アレスグッド様との協業はその嚆矢ともいうべき取り組みです。そして、この度、協業をさらに前進させるために出資の機会を頂けたことを嬉しく思っております。将来世代の未来を共に創るパートナーとして、これからも全力で共創に取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
- 代表勝見のコメント
2年前自身が就活している際に、企業のサステナビリティの取り組みを軸に企業選びができなかった原体験から「エシカル就活」を発案し、アレスグッドを創業しました。サービスローンチから約1年経過し、様々な方から支援をいただき、着実に事業を成長させて参りました。しかし、アレスグッドが目指す「テクノロジーで産業界のSXを加速させる」というミッション達成に向け、事業スピードをさらに加速させる必要があります。今回の資金調達は自社リソースに留まらず、VC、事業会社など産業界に大きなインパクトを及ぼす方々に弊社のミッションに共感いただき、株主になっていただきました。
温室効果ガスをはじめとする、これまでの資本主義においては市場でPayされない外部不経済と呼ばれる負の構造をテクノロジーによって解決し、社会性と経済性の両立を実現して参ります。
■プロフィール
代表取締役CEO 勝見 仁泰(かつみ きみひろ)
23歳のZ世代起業家。高千穂大学経営学部4年。
高校時代に訪れた東南アジアで先進国と途上国の経済格差に関心を持つ。大学一年次よりフィリピンにて教育事業の立ち上げ、現地法人へ事業譲渡を経験。その後、文科省の展開する留学日本代表プログラム「トビタテ!留学JAPAN」に採用され、ドイツへビジネス留学し、途上国の特産品を活用した有機化粧品D2C事業をドイツ人と共同創業。帰国後、パタゴニア日本支社、ソフトバンク、ビズリーチなどでインターンを経験。社会課題という切り口で企業を探す選択肢がないことに疑問を抱き「エシカル就活」を発案。2020年に株式会社アレスグッドを創業。
- 採用活動の強化について
鎌倉にオフィスを構え、リモート勤務とオフィス勤務のハイブリッドで事業を推進してます。エンジニアやセールス、人事などの即戦力人材の採用を強化していきます。
採用情報はこちら:https://allesgood.notion.site/774979423674413a8ef92f1775235850
※100%オーガニックコットンで会社のロゴTシャツを作っています。
※都心から近いにも関わらず、自然が多い鎌倉にオフィスを構え、働きやすい環境を整えています。
- エシカル就活について
「エシカル就活」は、ジェンダー平等、気候変動、地方創生などの社会課題に取り組む厳選された「エシカル企業」の情報を掲載しており、社会課題解決を志す優秀な学生とのマッチングをサポートします。
2021年5月のリリース後、わずか1年で掲載企業は40社、登録ユーザー数は3,000名を達成しました。
・URL:https://ethicalcareerdesign.jp/
※現在、株式会社アレスグッドは「エシカル就活ーETHICAL SHUKATSUー」掲載企業を募集しています。ご興味をお持ちの企業の方は、[email protected] までご連絡ください。
※「エシカル就活」は株式会社アレスグッドの登録商標です。
■利用企業の声
株式会社ユーグレナ
ユーグレナ社は「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」というフィロソフィーのもと、持続可能な循環型社会を実現するために事業を推進していますが、そのためには、考えに共感する仲間が多く必要です。「エシカル就活」のサービスとパートナーシップを組み採用活動に取り組めたことで、その制約を乗り越えて、ユーグレナ社と共感しえる学生との、「質の高い出会い」に繋がっています。社会課題解決のための仕事に就きたいニーズを最大化していくことで、社会はより良くなっていくと信じています。
株式会社ジンズ
採用活動を行う中で、アイウエアブランド「JINS」としての認知はあるものの、私たちが掲げるビジョンや目指す姿までは学生の皆さんに伝わっていないことに課題を感じていました。
エシカル就活においては、社会課題に対して本気で取り組んでいる企業のみが利用することができ、我々が伝えたいことを学生の皆さんに届けられるという点に惹かれて利用を開始いたしました。
エシカル就活で出会った方々は、自身のやりがいや社会への貢献度合いなどを念頭におくだけでなく、どう実現していくかを真剣に考えてくれるため、就活における視点の高さを感じています。
■利用学生の声
同志社大学4年生 学生時代、主に国際協力プロジェクトに取り組んだNさん
社会課題を軸に就活をしたいと思い、最初はGoogle検索・大手就活サイトの検索で「SDGs 企業」や「エシカル 企業」と調べましたが、学生の知見ではどの企業が本当にエシカルな取り組みをしているのか判断がつきませんでした。しかしエシカル就活では、プロの第三者の視点でエシカルと認定された企業が掲載されており、安心して掲載企業に応募することができました。
また普通では知ることが難しい、掲載企業のエシカルな取り組みを知ることで、その企業への印象が変わり、志望動機のアップに繋がりました。
- 新経営体制のご紹介
資金調達と合わせて、経営体制の強化についてもお知らせいたします。
サステナビリティマネージャーとして、前リクルートで、経済産業省に出向し「カーボンニュートラル」の政策提言にも関わった八神が就任。そしてCSOとして村田が、事業統括として半井が就任することで、アレスグッドの事業成長をより一層加速させてまいります。
サステナビリティマネージャー 八神 実優(やがみ みゆう)
東京大学法学部卒。リクルートキャリア入社、新卒採用・人事を担当した後、経済産業省へ出向。科学技術イノベーション政策を担当する部署で、産学連携における人材施策を担当。産官学の若手コミュニティ「官民若手イノベーション論ELPIS」を設立、若手の価値観の変化や2050年の未来像を議論・公表。経産省における初めての若手版審議会「若手ワーキンググループ」事務局。2050年を目指すカーボンニュートラルを若手で検討する「グリーン成長に関する若手ワーキンググループ」事務局。リクルート帰任後は管理会計を担当。サステナビリティを推進することに注力したいという思いから、アレスグッドにジョイン。
CSO / Chief Strategy Officer 村田 興平(むらた こうへい)
早稲田大学社会科学部卒。高校〜大学時代は途上国の貧困問題に関心を持ち、グラミン銀行を知ったことをきっかけに、ビジネスによる社会問題の解決に興味を持つ。その後ビジネススキルを磨くため、在学中からVCや複数のスタートアップでセールス、マーケティング業務に従事。
大学卒業後もスタートアップ企業で経験を積んだのち、2017年にGoogleに入社。広告事業のBiz Devを担当。グローバルでも上位の結果を収め昇進も経験する。2022年、グロービス経営大学院を卒業しMBA取得。同年5月、代表勝見のビジョンに共感し、アレスグッドに参画する。
事業統括 半井 翔汰(はんい しょうた)
関西学院大学経済学部卒。学生時代に「トビタテ!留学JAPAN」日本代表としてタイにビジネス留学。帰国後、大学生向けインターンシップ事業を立ち上げる。卒業後株式会社リクルートに入社し、中小零細〜上場大手企業まで多岐にわたって採用コンサルタントを務めた後、事業戦略企画室に異動し、戦略設計・シミュレーション分析・主力商品の推進業務に従事。社外では若手社会人向けにデザイン思考を取り入れたライフデザインプログラムを運営。自身の家族体験から社会課題に対する関心が強い中、代表勝見の想いに共感し参画を決断。趣味はお笑い鑑賞。
- 会社概要
・会社名 :株式会社アレスグッド
・設 立 :2020年11月11日
・代表者 :代表取締役CEO 勝見仁泰
・資本金:1億円(資本準備金を含む)
・所在地:神奈川県鎌倉市雪ノ下1-12-5 M’s Ark KAMAKURA 2階
・HP:https://www.allesgood.jp/