“パンダバンブープロジェクト”海底に設置したジャイアントパンダが食べ残した竹にアオリイカが産卵しました!

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 アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)は、パンダバンブープロジェクト活動の一環として、和歌山南漁業協同組合協力のもと、白浜町と共同で、地元和歌山・白浜の自然豊かな海の継承を目的に、ジャイアントパンダが食べ残した竹の枝葉を有効活用したアオリイカの産卵床を製作し、2022年5月中旬に白浜の海底へ設置しました。モニタリングを続けたところ、7月12日(火)にアオリイカの産卵を確認いたしました。今後もモニタリングを続けハッチアウト(孵化)まで見守り、産卵、孵化シーズンが終了する8月下旬まで効果を検証します。

〈本件のポイント〉
①陸と海の環境課題解決に貢献

里山を荒廃させる竹を伐採しパンダの食事として与えておりその食べ残した竹の枝葉を活用し、アオリイカの産卵床を製作し、生物の減少傾向が見られる海へ設置しました。地元のダイバーによると、近年は黒潮の蛇行によりサンゴや生物の減少が見られるほか、時期外れの生物が現れる現象が生じています。

②シーズン後半に産卵

産卵シーズンの到来に合わせ設置しましたが、当初は産卵せず、7月に入り海水温が上昇した伊古木漁港でアオリイカの産卵が確認できました。同時期に設置した、瀬戸漁港、湯崎漁港ではまだ産卵は確認されず、伊古木漁港に沈めた10基中、4基に産卵がありました。
設置場所:(1)瀬戸漁港区域内 (2)湯崎漁港区域内 (3)伊古木漁港区域内
竹製産卵床について
  <設置基数>30基
  <材 料>※1基あたり 孟宗竹の枝葉(パンダの食べ残し)20本、コンクリートブロック、土嚢
  <重 量>※1基あたり 約50kg

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【パンダバンブープロジェクトについて】

https://www.ms-aws.com/vision/sustainability/policy02/
里山を荒廃させる竹を伐採し、ジャイアントパンダの食事として活用することで里山の環境を守り、これまで廃棄していたジャイアントパンダが食べない竹の幹の部分や食べ残した竹、糞を有効資源としてアップサイクルを推進するプロジェクトです。
 

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【共催】
■白浜町
【協力】
■和歌山南漁業協同組合
■アクアマリン シラハマ、エルマール ダイビングスクール南紀白浜、ミスオーシャン ダイビングサービス
撮影協力:ヒロメラボ(山西秀明)

 

〇アドベンチャーワールド「SDGs宣言・パークポリシー」https://www.aws-s.com/parktheme-sdgs/
アドベンチャーワールドは、「こころにスマイル 未来創造パーク」として、すべての生命にSmile(しあわせ)が溢れる豊かな未来の地球の姿をパークで体現します。パークという”小さな地球”を通して、関わるすべての人の人生が豊かになるように、動物たちの生命がずっとつながっていくように、自然や資源が循環し再生するように、未来のSmileを創り続けていきます。

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〇SDGsについて
SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことです。社会が抱える問題を解決し、世界全体で2030年をめざして明るい未来を作るための17のゴールと169のターゲットで構成されています。2015年9月、ニューヨーク国連本部において193の加盟国の全会一致で採択された国際目標です。
 

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