〜ソフトバンクのエンジニアが授業へ参画し、教育内容のさらなる充実化へ〜
【URL】https://www.hakodate-ct.ac.jp/2021/07/13/softbank/
連携協定書に調印したソフトバンク テクノロジーユニット コーポレートIT本部 本部長 北澤 勝也（左） と函館高専 学校長 伹野 茂（右）
概要
この度、函館高専とソフトバンクが締結する「情報関連教育における連携協定」に基づき、ソフトバンクのエンジニアが函館高専で「特専教員※」として情報関連科目の授業の一部を担当し、学びの質の向上、教育内容のさらなる充実化を図ります。
※ 特専教員とは、特定の分野における高度な専門的知識・技術または経験などを有し、授業を担当する教員に協力する者。
＜協定締結の経緯＞
函館高専は、生産システム工学科に情報コースを設けており、情報工学の基盤となる情報リテラシーやネットワーク、ソフトウェアなどの幅広い知識を修得し、実験や演習を通じて、実践的な能力を身につける教育をしています。しかしながら、日々進歩が著しい情報分野の最新技術について、どのように学生へ教育していくかが本校の課題のひとつでありました。
そこで、函館高専の元教員で現ソフトバンクのエンジニアを通じて、函館高専の情報教育への最先端の情報技術を有するソフトバンクエンジニアの協力について検討を進め，今日の協定締結へと至りました。
＜協定締結の目的＞
函館高専は、実務の経験を有する人材や企業の第一線で活躍する人材が高専教育に参画し、現場で培われた知識や経験に基づく実践的な教育が、変革する社会の中で、これまで以上に重要になっていると捉えています。本協定により、情報分野を中心とした新たな産業をけん引する人材育成を強化・推進していくことを目的としています。
ソフトバンクは、「SDGs（持続可能な開発目標）」の達成を経営の重要事項と位置付け、六つのテーマを重要課題として定めています。その一つに「人・情報をつなぎ新しい感動を創出」を掲げ、最新テクノロジーを活用し、教育・医療などの分野で、人々の生活の利便性向上に向けた活動に取り組んでいます。
今回、ソフトバンクのエンジニアがもつITに関する最前線での技術を教育に還元し，次の世代のIT人材育成のため，函館高専の情報関連科目の講師活動を通じて、教育現場の課題解決に貢献し、SDGsの一つである「質の高い教育をみんなに」の達成を目指します。
＜協定による効果＞
本協定に基づき、ソフトバンクはエンジニアを特専教員として函館高専へ派遣します。今後、ソフトバンクのエンジニアによる本科4、5年生の「WEBシステム」および「セキュリティ」の授業科目において、企業の第一線で活躍するエンジニアから最新の知識や技術を教授することが可能となり、学生の学習意欲を高め、教育内容の充実化が図られることが大いに期待されます。
函館高専では，企業との連携を積極的に進め，ここ3年で3件連携協定を締結しており，今後も引き続き各分野で活躍している実践的・専門的知識を有するエンジニアによる高専教育の充実を進めていくこととしています。
1．締結日
2021年7月9日
2．期間
2021年10月から2022年3月
函館工業高等専門学校について
函館工業高等専門学校は、函館市及び北海道の熱烈な誘致活動により、昭和37年一期校として設置された高等教育機関。
技術者に必要な実践的かつ専門的な知識および技術を有する創造的な人材を育成するとともに、実践的研究の水準向上に努めることを教育目的としている。
2013(平成25年)に産業の多様化に対応するため、従来の５学科から生産システム工学科、物質環境工学科、社会基盤工学科に改組、2018（平成30年）には、専攻科を従来の2専攻から生産システム工学専攻、物質環境工学専攻、社会基盤工学専攻の3専攻に改組した。
【学校概要】
学校名：独立行政法人国立高等専門学校機構 函館工業高等専門学校
所在地：北海道函館市戸倉町14－1
代表者：伹野 茂
設 立：1962年（昭和37年）
URL：https://www.hakodate-ct.ac.jp/
事業内容：高等専門学校・高等教育機関
【本リリースに関するお問い合わせ先】
函館工業高等専門学校 総務課
TEL：0138-59-6312（平日9時から17時）
e-mail：[email protected]