ランクセス、「小澤国際室内楽アカデミー奥志賀」の講習会及び演奏会への支援を12年間継続

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ランクセス、「小澤国際室内楽アカデミー奥志賀」の講習会及び演奏会への支援を12年間継続のメイン画像

~東京での演奏会を開催し、250名の観客が来場~

ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス(LANXESS)の日本法人 ランクセス株式会社(本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役社長:ジャック・ペレズ)は、世界的な指揮者である小澤征爾氏が立ち上げた特定非営利活動法人「小澤国際室内楽アカデミー奥志賀(以下、OICMA)」が若手音楽家を育成するための講習会及び演奏会を本年度も支援し、同アカデミーへの支援が12年目を迎えたことを発表しました。

今年度は、国内から20名の受講生が参加し、2022年7月24日から30日まで、長野県の奥志賀高原にて6日間の講習会を行ったのち、7月31日に奥志賀高原での演奏会、そして8月2日には東京で千秋楽となる演奏会を開催しました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が広がる中、感染対策を徹底し開催に至りました。OICMAは、アジア圏の才能ある若手音楽家に弦楽四重奏を学ぶ機会を提供することを目的に、2011年に設立されたアカデミーです。

このたびの支援継続について、同アカデミーの理事長であり、創立者でもある小澤征爾氏は、次のように述べています。「クヮルテットは、ソロにしても、オーケストラ、あるいはオペラにしても、弦楽器奏者のすべての基本だ、と信じています。世界に通用するトップクラスの弦楽器奏者が育つためには、サイトウキネンオーケストラの仲間であり僕が絶対的に信頼する原田禎夫をはじめとする世界トップレベルの指導者によるクヮルテットの実習が本当に大事なんです。この強い信念のもと、私たちはもう26年間、毎夏、大自然のなか奥志賀高原で音楽の芯に集中して、クヮルテットの勉強会を続けています。世界的にみても、このような教育プログラムを支援してくれるところは少なく、オーケストラやオペラではなく弦楽四重奏となると尚更です。そして、このような状況下でも変わりなく熱く支援してくださっているランクセスに、我々は心から感謝しています」

また、ランクセス株式会社の代表取締役社長であるジャック・ペレズは、次のように述べています。「今年も小澤征爾氏率いるOICMAへの支援を継続できることを、大変光栄に思います。ランクセスは、OICMAの教育プログラムへの支援を通じて、将来の持続可能な社会の礎を築く若い才能の育成を続けてまいります」

芸術・科学分野における優秀な若者の育成は、持続可能な社会の発展に重要な役割を果たしています。ランクセスは、社会的責任(CSR)活動の一環として同アカデミーを設立時より継続して支援し、その活動のサポートを行ってまいりました。OICMAはこれまで、日本、中国、韓国など、過去11年間に延べ243名(今年度を含む)に上るアジアの若手音楽家の育成に取り組み、高い実績を積んでいます。ランクセスと同アカデミーは、2022年1月から12月までの1年間を期間とする支援契約を締結し、本年1月より支援を開始しています。

今年度は、引き続き新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、アジア圏の受講生の招聘は中止となりました。一方で、国内を対象に事前にオーディションにより選抜された受講生が参加し、奥志賀にて講習会を実施しました。また、2022年7月31日(日)に長野県の奥志賀高原・森の音楽堂にて演奏会を開催したほか、東京でもトッパンホール(東京・文京区)にて演奏会を開催しました。東京会場では、約250名の観客が来場し、才能あふれる若手音楽家による力強い演奏が観客を魅了しました。

<2022年「小澤国際室内楽アカデミー奥志賀」概要>

◇講習会

【日 程】 2022年7月24日(日)~7月30日(土)
【場 所】 奥志賀高原・森の音楽堂
【指 導】 小澤征爾、原田禎夫(チェロ)、川本嘉子(ヴィオラ)、ジュリアン・ズルマン(ヴァイオリン)

◇演奏会

【会 場】 奥志賀高原・森の音楽堂
【日 程】 2022年7月31日(日) 15:30開演

【会 場】 トッパンホール(東京都文京区水道)
【日 程】 2022年8月2日(火) 19:00開演

◇演目

   受講生によるクヮルテット及び合奏
   弦楽合奏 チャイコフスキー:弦楽セレナード 他

小澤国際室内楽アカデミー奥志賀について

同アカデミーは、1996年に「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」の室内楽勉強会を前身として始まりました。2005年からは、スイスにも同様のアカデミーである「Seiji Ozawa International Academy Switzerland」を設立し、ヨーロッパで学ぶ音楽学生対象の室内楽アカデミーとして成果を上げています。2011年には、アジアにも広く視野を広げ、アジアの音楽学生にも開かれたアカデミーとして、「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」から独立し、NPO法人「小澤国際室内楽アカデミー奥志賀」として設立されました。
OICMAに関する詳しい情報は、公式ウェブサイトをご覧ください。
https://ozawa-academy.com/

ランクセスの教育支援プロジェクト

ランクセスグループは、2008年に世界的な教育イニシアチブを発足させ、今年で13年目を迎えました。日本では、東日本大震災により被災した子どもたちの支援を目的に、2011年よりセーブ・ザ・チルドレンの活動を支援しています。被災地の復興が進む中、子どもたちへ、さらなる支援の拡充を目指し、2014年から宮城県内で、2017年からは岩手県内で化学実験教室を開催するプロジェクトを実施してきました。

ランクセスのSDGs(持続可能な開発目標)への取り組み

2015年に国連持続可能な開発サミットで採択されたSDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」における17の目標では、4番目に「質の高い教育」という目標を掲げています。ランクセスグループでは、2015年の制定当初からSDGsに掲げる17全ての開発目標に取り組むことを表明し、事業活動、社会貢献活動を通して推進してまいりました。

ランクセスの持続可能な開発目標(SDGs)を推進する活動への貢献については、以下のURLにてご確認いただけます。
https://lanxess.co.jp/jp/sustainability-japan/sgds-j/sustainable-development-goals/
 

ランクセス、「小澤国際室内楽アカデミー奥志賀」の講習会及び演奏会への支援を12年間継続のサブ画像1_トッパンホールでの演奏会の様子(写真:©Michiharu Okubo/ OICMA2022)トッパンホールでの演奏会の様子(写真:©Michiharu Okubo/ OICMA2022)

 

ランクセス、「小澤国際室内楽アカデミー奥志賀」の講習会及び演奏会への支援を12年間継続のサブ画像2_奥志賀高原・森の音楽堂での講習会に参加したアカデミー生の様子(写真:©Michiharu Okubo/ OICMA2022)奥志賀高原・森の音楽堂での講習会に参加したアカデミー生の様子(写真:©Michiharu Okubo/ OICMA2022)

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ランクセスについて:

ランクセスは、世界33カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2021年の総売上は61億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 13,200人です。主な事業は、化学品中間体、添加剤、コンシューマー・プロテクション製品の開発、製造とマーケティングです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」のワールド・インデックス(DJSI World)、ヨーロッパ・インデックス(DJSI Europe)および「FTSE4Good」の構成銘柄です。
ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。
www.lanxess.co.jp
 

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